事例1057 「雨漏りの原因」

先日の台風による雨漏り調査依頼が多いです。

海水温の上昇で、台風の勢力が強まり、
今後、被害が増えていくと予想しています。

家の計画時に風、雨対策を心掛けたほうが良いです。

 

■(1)今回の事例______________

「雨漏りの原因」
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◆写真解説

釘を打ち損じたサイディングの穴。
小さな穴でも雨が入り、雨漏りの原因になることがある。

 

◆内容説明

壁からの雨漏りの原因の一つに、サイディングの釘穴がある。
写真は釘頭が飛んで、釘の周囲から内部へ雨が入った。

釘まわりから雨は入らないと思っている方が多い。
実際、水はごくわずかな隙間でも侵入する。また、サイディングが収縮を繰り返すことで
釘頭が浮いたり、胴まわりに隙間が出来れば雨が入る。

釘部などから通気層内に雨が入ることを、メーカーは想定している。
最終的には、下地の防水が重要になる。

サイディング、最近は金物留めが主流である。
しかし、金物施工でも窓まわりなど、カット部は釘を打つ。

漏水しやすい窓まわりで釘を打つため、雨漏りの原因になりやすい。

 

◆対策

下地の防水で漏水しやすい箇所を重点的に検査する。
サイディングの穴を放置しない。

 

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■(2)編集後記

建築業界は、いい加減な検査が当たり前でもなぜ叩かれないのでしょうか。

先週、大手ハウスメーカーの配筋検査に行ったとき、
性能評価の検査員もあとから来ました。

現場にいたのはわずか5分程度。基礎の中にも入らず帰りました。
基礎屋さんが、あの人はいつもすぐ帰ると言ってました。

また、欠陥検査を行った別の現場は、建物の配置が大きくずれていました。
その他、筋交いが1箇所ない、構造金物がデタラメに付いていても
中間検査に合格し、検査済証も下りている。

これらの検査をあまり期待しないとしても、
お金も払っていることですし、もう少し見てもよいと思います。

建築業界は自動車、機械などと違い、中小、零細の会社が主。
締め付けると、混乱するため、いろいろと緩いです。

 

 

 

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