事例1122 「断熱材 未施工」
この3連休。検査を控え、書類作成などに大半の時間をあてました。
ほぼ予定どおり仕事は進みましたが、
まだ年内までに処理する書類がいくつかあります。
大みそかまでダラダラ仕事したくないので
タイムスケジュールを守るように努力しています。
■(1)今回の事例______________
「断熱材 未施工」
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◆写真解説
ユニットバスの床下から上を見上げた写真。
赤丸部は間仕切り壁で、裏側は洗面所。
床下の外気と接するため本来、断熱材が必要。
◆内容説明
ユニットバス下を断熱構造とし、床下通気ありのタイプ。
浴槽下は、壁パネルがなく、空間になっている。
そのため、浴槽まわりに接する間仕切り壁は断熱材を入れないと、
床下の外気を遮断できない。
1階にユニットバスがあると、その周囲から床下の空気が室内に入りやすい。
長期優良住宅の普及によって、ユニットバスまわりの寒さ対策が
一般的になったのは、まだ最近。未だに施工不備を多く見かけます。
構造が複雑になると、断熱材の施工忘れが生じやすい。
同様の件は日経ホームビルダー2月号で詳しく解説します。
◆対策
完成時に床下をチェックする。
ユニットバス下を床断熱形態にする。
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■(2)編集後記
2020年住宅の省エネ義務化が、小規模の住宅に関しては、
実施されないかもしれないというニュースが出てました。
一部の業者の混乱を懸念しての案だと思います。
家を買う方がきちんと省エネ性能を理解して買えば、国が規制しなくても
良いと私は思います。
ただ、家を買う人全てが事前に勉強する訳ではないので、
住んでから、説明より家が寒い、暑いという問題が増えそうです。
最近、耐震性能は大差が無くなってきました。
省エネに関してはメーカーや工務店によって大差があり、省エネ性能が良い家が
売れている印象を受けます。
省エネについて、営業の説明やカタログが大げさなケースが多いため、
消費者自身で知識を得ることが重要です。