ブログ

海外現場の改善指示

雨のピークは過ぎたようです。
山崩れなどに対しては、家の中は安全ではありません。
大雨の際は、早めの非難を心がけてください。

海外の現場で、改善を強く求めたものは、鉄筋の結束線。
日本より2~3倍太いものを使っている。

 

 

 

 

 

 

 

太くて固いため、1箇所縛るのに、日本の5倍くらい時間がかかっている。
また、張り出しやすく、コンクリート打設の際、引っ掛かり、空洞ができやすくなる。

職人のリーダーと話をしたところ、これしか売っていないとの回答。
実際に私も手に取り、試しに縛ってみた。番線を縛っている感じでした。

現場のあと、建材店に直行。
店内を見せてもらうと、やはりこの1種類しかなかった。
そのあと、マンションの現場を見たが、やはり同じ太さの結束線が使われていた。

日本では、もっと細いものを使っていて、早く作業できると説明したが、
それでは、強度が弱くなると反論された。

どうやら、太い結束線で鉄筋を固め、強度を確保するという考えが浸透している。

結束線を日本と同じものにかえさせるのは、かなり難しい。
その国の標準施工になっているため、誰も私の言うことを信用しない。

逆の立場でも、海外から来たエンジニアが、日本のやり方を否定したら
そう簡単には信じないと思います。

工期も遅れることが多いようです。
結束を改善するだけで、工期は確実に短縮できると思います。
次回、行く機会があれば、たくさんの証拠を持っていこうと思います。

 

 

 

 

 

建売住宅の職人事情

名古屋も大雨です。日曜日まで雨の予報。
今日はニュースをチェックできていませんが、災害が起きてないとよいです。

この前、現場で大工さんに言われたことを書きます。

断熱材の検査で伺い、いくつか指示を出したところ、

「隣の大工がうらやましい。(工事中の分譲住宅)
検査が入らないから、手抜きができる。

俺は、あんたが来るから、手寧に仕事している。
そのため、手間がかかりすぎるのと、余分に材料を買うため、
1日5千円くらいにしかならない。やってられないよ!」

一瞬、ブチ切れそうになりましたが、冷静になりこう言い返しました。

「この会社の仕事、辞めたらどうですか。
行くところが無ければ、紹介しますよ」

職人不足でも、この状況。
時間給に直すと、愛知県の最低時給(確か871円)を下回ります。
請負なので問題になりませんが。

建売業者の競争が激化しています。
地元業者だけでなく、大手メーカーの建売も目立つ。
供給過剰な感じを受けます。

競争が激化すれば、価格競争も起きる。
結局、しわ寄せが来るのが、末端の人たち。

昔に比べ建売のイメージは悪くありませんが、
手抜きをしないといけないほど、単価が下げられると
悪いイメージが復活するかもしれません。

土地が気に入ったからと言って、安易に契約してはいけません。
欠陥住宅は、未だに数多くあります。
建物の品質を確認しましょう。

今日は1件、瑕疵検査の書類を完成させる予定。
修理に応じるか分かりませんが、高額な補修費用が掛かります。
現場監督や職人に知識があれば、起きなかった事例です。

 

 

 

ブロック塀比較

大阪北部地震以降、ブロック塀の危険性が注目されています。

熱帯の地域では、ブロックが良く使われています。
住宅もビルも、梁、柱をコンクリートで造り、壁をブロックで積んでいきます。
(日本は壁も一緒にコンクリートで造ります)

 

 

 

 

 

 

 

↑集合住宅の2階部分。床もコンクリート。

この考えが、ブロック塀でも生かされています。
日本は控え壁ですが、こちらでは鉄筋コンクリートの柱を入れます。

 

 

 

 

 

 

 

鉄筋量は日本の基準より少なめですが、横筋を柱に通しているので
パタンと倒れることはないでしょう。

建物は危なさを感じますが、ブロック塀においては、柱を造る分、日本より手間がかかっています。

日本建築学会が危ないブロック塀の見分け方を公表しています。
近所の塀を確認してみて下さい。

http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2018/CB180629.pdf

現地の建築事情

久しぶりの更新です。

海外からサーバーへのアクセスができない設定にしているため、
滞在中の更新は出来ませんでした。
(メール送信の海外からのアクセス許可も忘れて出かけました)

設定していても、時間に余裕がなく、おそらく更新は出来なかったと思います。
現地への移動は、乗り換えの待ち時間など入れて計約9時間。
訪問した町は、ローカルだという情報でしたが、とにかく人が多く、渋滞もひどい。
ちょっとした移動でも時間がかかり、全体的に時間が足りませんでした。

ビルも住宅も施工方法がダメです。
日本では当たり前の重要な施工が、出来ていません。
ただ、私がいくらこうしてくれと言っても、相手は聞く耳を持ちません。
「どこでもこの方法だ」と反論されます。

私が最初に見た現場は、2階建ての集合住宅の現場。
そこの現場責任者が、マンション現場を経験していたというので、
マンション現場を見せてもらった。やはり同じ施工方法でした。

構造計算での安全性は、日本の耐震基準より低い。
それに加えて、施工がダメなので、震度5強くらいが来れば、相当な被害が出るでしょう。

場所を書いてしまうと、投資用コンドミニアムの販売会社から苦情が来る恐れがあるため、
もう少し踏み込んだ内容を確認するまで、訪れた国の名前は伏せます。

首都に行けば、多くの外資系建築企業が入っていますが、
多くは中国、インドなどでした。

次の建築計画の際は、計画段階からアドバイスする予定。
ただし、相手のやり方を変えさせるのは簡単ではありません。
日本で現場監督や職人を指導していた方が100倍楽です。

写真は次回以降で紹介します。

 

 

遠方への出張

明日から出張です。今回は海外。
乗り換えがあるので、行くだけで1日かかります。
また、今回は夜間の飛行ではないため、昼間が移動だけでつぶれます。

現地へ行って、工事中の物件の確認。改善点の提案。
職人への施工指導。次の工事の技術的な打ち合わせを行う予定。

現地の工法は、鉄筋コンクリート+ブロック。

事前の情報によると、ローカルな地区であり、施工はきちんと出来ていない。
床が垂れるなどの現象は良く起きているようです。

日本の技術を信頼していただいております。
画期的に現場の品質、労働環境が変わることを目指します。

今抱えている検査も忙しいため、観光はせず、用事だけ済ますスケジュール。
週末には帰国します。

帰ってきましたら現地の現場の様子を紹介します。

WIFIだけの接続予定。明日から週末まで、電話できません。

 

 

事例1096 「構造用面材 釘間隔の不備」

真夏のような暑さになりました。
建物内の検査でも、最上階は暑いです。

断熱性能が良い家は、工事中でも比較的快適です。
夏の暑さを考えますと、最上階の断熱材は厚くしておいた方が良いです。

 

■(1)今回の事例______________

「構造用面材 釘間隔の不備」
_______________________

◆写真解説

構造用面材の釘間隔が広い。この面材の釘間隔の規定は@100mm。
構造用合板の@150mmと勘違いして施工。釘留めが少ないと耐力不足となる。

 

◆内容説明

合板以外に耐力面材が何種類かある。
施工前に釘間隔を指示しないと、間違えて施工するケースがある。

釘の間隔、合板の場合@150mmが一般的。
構造用面材では@125mmや100mm、75mmなどもある。

面材の耐力は釘の本数で決まる。
同じ面材でも、釘の間隔を狭めれば、耐力が高くなる。
設計で計画した耐力に応じた釘の施工が重要です。

 

◆対策

構造の検査時、釘の間隔を確認する。

 

==============================

■(2)編集後記

今日の午前中は、名古屋地裁。

高等裁判所側の駐車場は満車。
向かいの家庭裁判所に車を止めました。

家庭裁判所の駐車場は、かなり広いですが、ほぼ満車に近い状態。
周囲の道路は朝の一部以外、路上駐車がOKなため、用事のない人は止めないはず。
それだけ、争いが多いという事でしょうか。

 

失敗を繰り返す

午後は、別荘地で検査。
高速を降りてからの景色を見ていると、遊びに来たような気分でした。

この現場で見た瑕疵は、他でもよく起きている事例。
珍しいミスでもないのに、職人たちは、その失敗例を知る機会がない。

会社が違えば、そういうものなんだと思えますが、
同じ会社内でも、失敗情報が共有されず、同じミスが起きることがある。

ベテランの失敗経験が、部下に伝わらない。

AIに失敗例を入力し、仕事をチェックさせるようになるまで
同じ状況は続くのでしょうか。

私が日経ホームビルダーで連載している記事は、施工の失敗例。
毎月の勉強会で、記事の内容を共有している工務店さんも見えます。
職人さんレベルまで共有が出来れば、ミスは減るでしょう。

 

 

 

非通知電話

今週は、裁判や欠陥住宅調査などでスケジュールがぎっしり。
毎日、早朝出発の予定です。
週の後半は遠方への出張です。

無駄に時間を取られるため、非通知の電話は取りません。
海外から電話をかけていただく際も、番号の表示をお願いします。
(海外からの電話は、番号ですぐにわかります)

弊社に非通知でかけて来る方のほとんどは、匿名で相談にのって欲しい方。
無料相談を行っていませんし、お金を払って相談される方に申しわけないため、
非通知相談の対応は致しません。

名前を出して相談したからと言って、こちらから営業攻勢掛けることはありません。
また、弊社は、見込み客リストなどもありません。

相談したい場合は、名前などを明らかにして、相談(有料)の申し込みをしてください。

事例1095 「小屋裏の湿気」

1年の中で、5月、6月はスケジュールに多少、余裕があります。

建築業界は3月に完成のピーク。
工事遅れなどで4月までバタバタ。
それを過ぎた5,6月で一服と言う感じです。

この先、大きな事件の依頼などが複数、来ております。
また、忙しくなります。

 

■(1)今回の事例______________

「小屋裏の湿気」
_______________________

◆写真解説

屋根断熱施工の小屋裏の湿気。
湿気の原因は、屋根通気層の湿気の滞留。野地板が腐る原因となる。

 

◆内容説明

外部の仕上げを確認すると、屋根通気の上部で出口がない。
そのため、湿気が通気層上部に溜まり、小屋裏も湿気ている。

この日、室内の湿度は45%。小屋裏は75%。
温度は同じであり、水蒸気量が異常に多いことが分かる。

ウレタン断熱材は、ある程度透湿性があるため、小屋裏はこの程度で収まっている。
通気層内は、湿度が100%近いと思われる。

 

◆対策

屋根通気を設けた場合は、通気の入り口、出口を確実に取る。
暖められた空気は高い方へ移動する。反対はない。
一番高い位置に出口を設ける。

 

==============================

■(2)編集後記

今回紹介した屋根通気の不備をたくさん発見しています。

家の省エネ化が進み、新しいやり方がいろいろ出ています。
新しいことは、不具合の予見が付かず、ミスが起きやすい。

業者が経験したことがない工法をお願いする場合は、注意が必要です。

瑕疵修理確認

瑕疵修理の確認に行ってきました。
新幹線の車内で書いています。

修理前から、再検査をすると、建て主さんが予告していたため、
必要以上にきちんと修理できていました。

瑕疵修理の確認で再修理を指示することもあります。
最大、確認だけで4回も行った現場もあります。
今日の現場は修理工事の管理がきちんと出来ていたと思います。

修理費に〇百万円、要したと言われました。
修理が大がかりだったことが言いたかったのか、
お前のせいで損したと言いたかったのか、
どういう意図での発言か分かりませんが、今後も手を緩めず検査を遂行します。

安心への第一歩!まずはお気軽にお問い合わせ下さい売り込みは一切致しません

052-739-5471 平日受付9:00〜18:00

090-6614-1376 ソフトバンク 土曜日も対応

有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303

即対応・土日検査可

24時間受付 メールでのお問い合わせはこちらをクリック

ページ上部へ戻る