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事例451『鉄骨柱の錆び』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
先週土曜日の夕方、腰を痛めてしまった。
この日の午後は、欠陥調査の報告書を
集中して、休憩もなしで書いていた。
そのため、座りっぱなしが続き、
筋肉が固まった状態で、重いものを持ち、腰を痛めた。
寝込むほどでもなく、生活に支障はありませんでした。
今日は、3日目。ほぼ回復しました。
車の運転など、座り仕事が多いため、
腰の筋肉が凝り固まっているようです。
運動不足を解消しないといけません。
 
■(1)今回の事例_____
「鉄骨柱の錆び」
_____________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-鉄骨柱さび
 
◆写真解説
 
鉄骨柱の錆び。1階床下が湿気ていたため、
厚みの1/4が錆びに侵された。
耐力的に弱くなっていることは確実です。
 
 
◆内容説明
 
築15年超の中古住宅。
鉄骨造で、1階床は木で組んである。
床下へもぐったら、シロアリの被害を発見。
さらにこの鉄骨柱の錆を発見した。
原因は床下の換気量が足らず、
地面からの湿気で床下全体が湿気ていた。
柱の根元が錆びて細くなれば、大地震に耐えられない。
 
◆対策
 
普段から床下の点検は重要です。
また、中古住宅を購入する時は、専門家に床下の隅々を見てもらう。
「隠れた瑕疵=故意に隠された瑕疵」であることが多い。
床下の隅々までチェックするとは、相手は思いません。
だから、隠された瑕疵を自分側で見つけることが大事です。
 
==============
■(2)編集後記
費用面で弁護士を頼めない理由から
自力で欠陥住宅紛争を解決しようとしている人は意外と多い。
自力でやるにしても、建築の基準は難しいため
協力してくれる建築士を探さないといけないが、
これに苦労するようです。
特に地方では、建築関係者同士のつながりが強い。
裁判などで、業者を叩けば、仲間はずれになる可能性もある。
だから、名前を出して協力してくれる人がいないようです。
ネットで検索し、私のところに協力依頼をしてくる人は多い。
1回くらいは無料で電話相談を受けても、安請負はしません。
一見ひどいように思えますが、
多忙のため、安請負した事件は必ず後回しになるし、時間をかけられない。
そうなると、いい加減な業務しか出来なくなり、迷惑をかけてしまう。
証人尋問だけ出て欲しいという依頼もありますが、
それも安価では受けられません。
相手の弁護士のシナリオに乗らないためには、万全の準備も必要です。
事件の内容をすべて頭に入れようと思うと、何時間もかかるため、
準備費用だけでも高くなります。
先回も書きましたが、欠陥住宅のあと処理は大変です。。
買う前、工事中の検査を重視してください。
 
 
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事例450『筋交いの欠落』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
昨日、今日検査で行った新築現場。
すべての会社が優秀でした。
 
そのおかげで、ぎりぎりの予定だった裁判所へも
遅れず行けるなど、無理無理のスケジュールを無事消化できました。
 
優秀だった業者さん
 
エス・バイ・エル、フロンヴィルホームズ名古屋、
サンヨーハウジング名古屋、ユニホー(敬称、㈱省略)
 
 
■(1)今回の事例_____
「筋交いの欠落」
_____________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-筋交い欠落
 
 
◆写真解説
 
瑕疵検査で、断熱材をめくったら、筋かいが無かった。
 
図面には記載があり、また、梁も筋交いが入るように
切り欠かれているので、現場で入れ忘れたと思われる。
 
 
◆内容説明
 
10年くらい前まで、図面どおり筋かいが入っていないことは
珍しいことではなかった。
現在は、中間検査や瑕疵保証の検査が上棟後にあるので
入れ忘れは相当減っている。
だだし、不真面目な検査会社は、筋交いすら見ないので
大工さんが勘違いすると、そのままになるケースがある。
筋交いの欠落は、位置によっては、
耐震性能に大きく影響します。
 
 
◆対策
 
壁の中にある筋交い。
あとから非破壊で確認するのは困難です。
「構造は過剰に設計してあるので、1本くらい無くてもいいでしょう」
と、開き直られることもあるので、工事中のチェックが大事です。
 
 
 
==============
■(2)編集後記
最近の病院はとってもサービスがいい。
悪い言い方をすれば、売り込み上手。
昨年秋、健康診断を受けて、
その後、未だに追加の検査をしています。
特に、どこか悪いわけではありませんが、
1%でも疑いがあると、とことん調べてくれます。
例えば、肺のレントゲンで何かがうつり、
CTを撮ったら、何も無かったとか。
そんなわけで、ほとんどの臓器を、高額な機械を使い、
詳しく調べています。
今検査しているのは、県立の大病院。
確か、1年位前に新聞に記事が載っていた。
「初の黒字化」
医者の営業が上手くなり、売り上げが上がったのでしょう。
また、歯医者さんに半年に1回、歯周ポケットの掃除を薦められる。
麻酔をかけてほじられる、痛い治療ですが、確かにきれいになります。
ただし、6回も通う必要があるので、結構面倒です。
これらは、どれも病気に対する予防です。
時間を取られても、お金がかかっても、
やっておくべきだと思い、通っています。
最近、あらかじめ紛争処理の料金を提示できるよう
料金表を作りました。
やはり、工事中の検査の数倍、費用がかかります。
家の工事も、欠陥予防に重点を置くことが大事です。
 
 
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事例449『鉄骨の錆』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
現在新築検査中の現場。
2回ほど、現場監督さんが検査の時に立会いしなかった。
 
いくつか指摘を出したためか、その監督の上司が
「監督立会いで検査してもらわないと困る」と言ってきた。
 
これは、全くの誤解で、監督の方が立会いを拒んでいる。
 
 
現場で不明な点があれば、いろいろ質問する。
監督は答える自信がないから、私を避けたいようだ。
 
 
プロ不在の現場が、多く存在しています。
 
 
■(1)今回の事例______
「鉄骨の錆」
_____________
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-鉄骨の錆
  
◆写真解説
 
大手ハウスメーカーの家。鉄骨の錆。
いくら工場で高品質の塗装をしても、
雨漏りを放置すれば鉄は錆びる。
 
 
◆内容説明
 
屋根からの雨漏りを放置し、鉄骨が錆びた。
 
家に使われる鉄骨は、雨ざらしを想定していない。
塗装品質を自慢するメーカーもあるが
湿気たり、塗れた状態が続くと、錆は発生する。
 
 
◆対策
 
発見が遅れると、断面を欠損し
構造的に弱くなる。
 
雨漏りは材料を腐らせる。
点検などによる早めの発見が重要です。
  
 
==============
■(2)編集後記
「世界で通用するリーダーシップ」 
ノバルティス ファーマ社長 三谷宏幸著 東洋経済新聞社
の中に、建築基準法に関する記載が書いてあった。
 (途中は省略します)
日本人は予定調和を想定し、決まり事さえ守っていればいいと
ついつい考えてしまう。ルールがあるときはそれさえクリアすれば
いいと思ってしまう。さらにチェックする側もそれしか見ない。
 
この体質は、確かにある。
ある検査会社は、基準法の範囲内でしか指摘しないそうです。
例えば、風で揺れる2階建て木造住宅があるとする。
その原因が、明らかな床剛性の不足だったとしても、
基準法に床の決まりはないから、瑕疵はないとなる。
一つ一つがオーダーメイドで造る建築で、
国が細部まで基準を定めるのは難しい。
大手ハウスメーカーは、完全な施工を目指し、
細部まで記載した施工マニュアルを作っています。
しかし、マニュアルがあっても情報量が膨大すぎて
社員や職人は覚えきれない。
枠にとらわれず、考えていく人が増えれば
欠陥住宅は減るでしょう。
 
 
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事例443『梁の欠損』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 「高線量」新築マンションで検出、コンクリートが発生源。
 というニュースを聞くと、
 福島県付近だけの問題かな、と思いがちです。
 
 
 昨年、施主さんが新築現場の放射電量を調べた。
 
 建築地は愛知県。
 結果は、確か福島県の工場で造られていた
 外装材から高い数字が出た。
 
 
 この責任は誰が取るのか
 あるニュースでは、東電へは要求できないと言っていました。
 
 施主、建築会社、建材業者、材料納入業者
 ・・難しい問題のようです。
 
 
 東電が「世界最悪企業賞」最有力だそうです。
 http://www.alterna.co.jp/8043
 
 
 
■(1)今回の事例___________
  「梁の欠損」
 __________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-梁欠損
 
 ◆写真解説
 
 2階の排水管。施工時に穴あけをした際、
 梁を一緒に切ってしまった。
 
 穴の位置は、あけ替えたが、
 梁は未補修のまま、隠蔽。
 
 
 ◆内容説明
 
 設備屋さんが、梁の位置をよく確認しなかったのが原因。
 
 穴を開けている途中で、異変に気がついたが
 すでに梁の高さの半分くらいまで切っていた。
 
 切断面を接着し、材料を補強することもなく
 そのまま、放置。
 
 天井裏で隠れる部分であり、バレないと思ったのでしょう。
 
 
 ◆対策
 
 工事中、まめにチェックすれば隠蔽部分も確認できる。
  
 
====================
■(2)編集後記
 今日、立ち会った現場。
 予見できない、偶発的に起きた瑕疵。
 
 それでも、家として、支障が大きいので、
 工務店の社長が、きちんと直しますと約束した。
 地元と、自社のブランドを大事にしているようです。
 
 
 それに引き換え、ある大手メーカーの家。
 数年前の地震により、地域でその家だけ被害が出た。
 原因は、手抜きにより構造耐力が、基準法を下回っている。
 
 それでも非を認めず、現在裁判中。
 
 こんな業者が未だにいる。それも有名なメーカー。
 なぜ、修補に応じないのか理解ができない。
 
 
 まだ修補していないので、もう一度、大きな地震が来たら、
 今度は倒壊するでしょう。
 
 犠牲が出てからでは遅い。
 裁判でいつまでも、粘ってる場合じゃない。
 
 
 大手は一つ、非を認めると他物件への波及を考える。
 つまり、損失が無限大に広がることを恐れている。
 
 ミスが発覚しても、自動車メーカーのようにリコールしない。
 こんな話が、あちこちにある。
 
 社会混乱を考え、監督官庁は情報を知っても、
 安易に動けないのも現実。
 
 
 「住宅メーカー最悪企業賞」を、あげたい会社です。
 
 
 
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事例442『筋交いに電気配線貫通』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 書類の締切の山を、今日で超えます。
 
 今週は、現場の予定をできるだけ抑えました。
 来週からは待っていただいた方へ、
 順次対応していきます。
 
 
 
■(1)今回の事例___________
  「筋交いに電気配線貫通」
 __________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-筋かい穴
 
 
 ◆写真解説
 
 2本の電気配線が筋交いを貫通している。
 
 類似例を何度も紹介してます。
 構造部材として重要な筋交いは、切り欠いたりしてもダメです。
 
 
 ◆内容説明
 
 筋交いに欠き込みなどをすると、地震力など大きな力が
 かかったときに割れや、折損を生じやすい。
 
 そのため、建築基準法施行令第45条4でも、
 筋交いの欠き込みを禁止しています。
 
 
 電気配線は、多少位置を、ずらすことができるはず。
 このようなケースでは、構造を優先すべきです。
 
 
 ◆対策
 
 電気屋さんなどの専門職へ、自分の判断で
 構造材を傷めないことを徹底させる。
 
  
 
====================
■(2)編集後記
 
 今週10日のニュース「別府マンション事件・第2次差し戻し判決」
 
 裁判長は、一部の居室の床板が、強度不足でひび割れしたり、
 梁はりの鉄筋が不足していたりした点について、「建物の基本的な
 安全性を損なう欠陥については、設計、施工業者に賠償責任がある」
 として請求の一部を認め、計約3800万円の支払いを命じた。
 
 これだけ見ると、業者が負けたように見えますが
 計約3億5000万円の損害賠償請求に対し、
 認められたのは約10%。
 
 その他、細かな内容を見ると、圧倒的に業者有利だと思いました。
 
 
 内容の難しい話はそれだけにして、注目したのは、
 この裁判、始めてから15,16年経過していること。
 
 お互いが引かない事が原因でもあるが、長すぎる。
 
 私が今、関わっている裁判で、現在一番長いのは5年目。
 もういい加減、論議し尽くしたと思うが、まだ終わらない。
 
 
 裁判での紛争を避けるため、新築検査をもっと告知し、
 争いごとの予防に心がけたいと、強く思いました。
 
 事前又は、工事中にミスに気づき改善すれば、争いは減ります。
 
 新築検査などの設計図書の構造チェックで、
 危険側に基準を解釈し、設計しているケースを、たまに見かける。
 
 デザイン、間取りを優先するからですが、
 何かが犠牲になっても、安全を最優先に考えることが、
 紛争予防でもあると思います。
 
 構造に慎重な設計者、施工者を選ぶことも大事です。
 
 
 
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事例435『鉄骨造床、溶接金網のジョイント』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 建築士定期講習受講のため、
 今日は、一日ビルに閉じこもります。
 
 設計事務所に所属する建築士だけ
 受講義務があるのは不公平だと思いながら
 
 これを受けないと、仕事できないので
 何とか日にちを空けました。
 
 
■(1)今回の事例____________
  「鉄骨造床、溶接金網のジョイント」
 ___________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-溶接金網
 
 
 ◆写真解説
 
 鉄骨造の床、コンクリートを流す前の写真。
 
 溶接金網接合部の重ね不足。
 本例の基準は200mm必要。
 
 
 ◆内容説明
 
 床コンクリートの補強、又は、
 ひび割れ防止の役割をする部材。
 
 接合部は網目の150mm+50mm=200mm
 重ねる必要があるが、130mmしか重ねられていない。
 
 
 ◆対策
 
 継手の基準を、現場監督や、職人が知らないケースが多い。
 
 コンクリートを流し込む前に検査をする。
 
 
====================
■(2)編集後記
 今週もいくつか、欠陥住宅の指摘に対する反論が来た。
 
 相変わらず、基準法を知らないと思える
 デタラメな主張が多い。
 
 悪気はなかったと、言いたいのだろうが、
 プロである以上、知らなかったでは済まされない。
 
 
 また、未だに多い反論が
  ・確認申請が通っている。
  ・中間、完了検査に合格している。
 
 欠陥かもしれないが、確認申請や検査がOKなんだから
 いいだろうという、責任逃れな回答。
 
 確認申請を行なっている行政、民間の検査機関は
 「検査ではない。図面や監理がきちんとしている前提の上、
  確認をしているだけ」と表明している。
  
 姉歯マンション偽装事件でも
 行政への責任は、ほとんど問われていない。
 
 まして、2階建ての住宅で、構造は審査対象外なら
 責任がそこへ行くはずもない。
 
 
 近年では、長期優良住宅制度ができるなど
 住宅の基準も年々変化していく。
 
 建築の基準が新しくなっても、税制改正のように
 TVや新聞では取り上げてくれない。
 そのため、自ら勉強しない者の知識は、時代遅れになる。
 
 
 現場検査に行った際に、職人たちに基準の話をしているが
 「知らなかった」と言われることが多い。
 
 図面を書く建築士が無知でもダメですが、
 職人の無知も、間違った施工を招く原因になる。
 
 このあたりを変えていかないと
 欠陥住宅は減らないでしょう。
 
 
 
 
 
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事例424『配管スリーブの間隔が狭い』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 ここ1週間、現場の予定が過密でした。
 
 昨日は特に過密で、朝8時に北名古屋市。
 そのあと、10時に岐阜市。
 14時から三重県の裁判所。
 17時から春日井市。
 
 現在、机の周りには書類の山。
 
 夜間少しづつ、処理しています。
 
 
■(1)今回の事例___________
  「配管スリーブの間隔が狭い」
 __________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-スリーブ間隔
 
 
 ◆写真解説
 
 基礎スリーブの間隔が狭い。
 
 耐力低下を防ぐため、直径の3倍、
 離なさければならない。是正中の写真。
 
 
 ◆内容説明
 
 建築工事共通仕様書などに、この基準は記載されていて、
 大手ハウスメーカーの施工マニュアルにも記載されています。
 
 職人さんは、配管のおさまりを優先するため、
 給湯器付近で、水、湯、排水、追い炊き配管、床暖配管などが
 集中し、スリーブが近接しやすい。
 
 基準を知っていて、設計の時から図面に位置を指定すると、
 このような事例は起きません。
 
 
 
 ◆対策
 
 設備職人任せにせずに、
 基礎伏図に配管貫通位置を明記させる。
 
 
 
====================
■(2)編集後記
 
 先日、中古住宅購入前の検査に行きました。
 
 検査をしていくと、いろいろな瑕疵が出てきた。
 
 最終的には自己判断にお任せしますが、
 依頼者にリスクを説明し、買わない方がいいと
 助言しました。
 
 
 最近の中古物件。
 不動産業者が買取り、リフォームをして
 売主として、売るケースが多い。
 
 事故車をきれいにして売るようなもので、
 中身の瑕疵は、隠れたままにしておき、
 見た目だけ良くして、できるだけ高く売る。
 
 
 中古住宅を購入するときは、床下、屋根裏を、
 隅まできちんと見ることが大事です。
 
 
 売主が宅建業者でも、相手によっては、
 責任をあとで追求することは難しいです。
 
 
 
 
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事例418『屋根パネル未固定』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 東名集中工事中のため、
 新幹線で浜松の現場へ行ってきました。
 
 ひかりに乗ると、名古屋から浜松間はたった30分。
 お金は余分にかかりますが、移動は楽ですね。
 
 
■(1)今回の事例_________
  「屋根パネル未固定」
 ________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-屋根パネル
 
 
 
 ◆写真解説
 
 屋根パネルを固定するビスが、完全に外れている。
 
 全く固定されずに、パネルが置かれている状態。
 
 
 ◆内容説明
 
 躯体を工場で造り、現場で組み立てる
 比較的有名なメーカーの現場。
 
 躯体の構造検査で発見。
 
 
 屋根の上側から、ビスを打っている。
 ビスが長いためか、職人は、途中から下地が
 外れたことに気がつかなかったのでしょう。
 
 
 社内検査で、気がつかなかった理由は、
 この部分が、躯体を組んだ時に隠蔽されていて
 狭い小屋裏へ入らないと確認できないからです。
 
 
 ◆対策
 
 細部までチェックする検査を行う。
 
 
=================
■(2)編集後記
 
 
 先日、知人の地主さんから電話があった。
 内容は、「土地を売ろうとしたら、買う側が
 希望額の2割以上安い金額を提示してきた」
 という話。
 
 この買う側とは、パワービルダーと言われる分譲業者。
 
 
 この地主さんは、売り急いでいないために
 断ったそうですが、
 広い宅地は、価格も高いので、買い手が限られる。
 
 なかなか売れないのも困るが、
 2割も安く売ってしまうと、何千万円損するようです。
 
 
 質もそこそこ良く、安い分譲住宅が量産されている。
 
 消費者、分譲業者、銀行にメリットがある半面、
 
 買い叩かれ、何千万円も土地を安く売る地主。
 単価を叩かれ、儲けが出ない業者、職人がいる。
 
 
 安売りによる不動産価格の下落。
 地主や、職人の収入減。
 
 先行きの暗い日本経済にとっては、いい事ではありません。
 
 今後どうなるかは予想できませんが、
 しばらくは、この状況が続くでしょう。
 
 
 
 
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事例416『木部のカビ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 この3連休は、ほとんど書類作成に費やしました。
 瑕疵調査の書類作成が5件、たまっていたからです。
 
 この書類は1件あたり、作成に丸1日かかります。
 また、疑問等を調べるために、アマゾンで専門書を4冊購入。
 それを読むだけでも、結構時間を取られました。
 
 それでも、電話に出ないなど、集中して行なった結果。
 4件分、作成することができました。
 
 
 
■(1)今回の事例___________
  「木部のカビ」
 __________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-木のカビ
 
 
 ◆写真解説
 
 床下浸水により、木部にカビが生えた。
 
 直接濡れなくても、条件によっては、
 このように、ひどくカビが生えることがある。
 
 ◆内容説明
 
 先回の続き、床下浸水の話題。
 
 床下に水が溜まると、通気が悪い部分は
 空気がこもり、木部にカビが生えたりする。
 
 写真は浸水し、わずか2週間くらいの状態。
 
 建物の中央部など、換気が悪い箇所ほど、ひどかった。
 
 
 一旦、木にカビが生えると、菌が死滅しても跡は残る。
 床下で普段目につく箇所ではないが、
 気になるものです。
 
 
 
 ◆対策
 
 床下浸水させないことが一番大事です。
 
 通気の関係もあるが、床下浸水しても、
 カビが全く出ていない家もある。
 
 因果関係を証明できたわけではないが、
 防腐剤が効いている木は、カビが生えにくい。
 
=================
■(2)編集後記
 
 
 はじめに記載したように、
 この連休は、書類作成に明け暮れました。
 たくさん指摘を書いて、改めて思うことは、
 
 
 多くの建物が、法律、基準どおりに造られていないし、
 多くの業者は、それらを知らないで造っている。
 
 また、建築士法や建設業法違反も多い。
 
 
 このような、いい加減な状態であることを、購入者は知らない。
 
 
 最近、多い指摘は
 ・防火違反
 ・長期優良住宅、フラット35仕様違反
 
 防火違反に関しては90%くらいが間違っている。
 現場検査で指摘する会社も、ないらしい。
 
 
 現在、欠陥検査で「鉄筋探査」と
 「赤外線サーモグラフィーカメラ撮影」を行う。
 
 鉄筋探査の結果、
 「かぶり」不足が発覚するケースが50%以上。
 
 
 ベタ基礎スラブ下の、かぶり不足が発覚すると
 基礎を壊す以外に補修方法はない。
 
 それでも、50%以上の現場は、かぶり不足のまま
 コンクリートが打たれている。
 
 
 
 
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事例401『木材含水率が高い』

 こんにちは住宅検査カノム の長井です。
 
 
 現在、2台のノートパソコンを使って
 仕事しています。
 
 1台は、現場や出張に持って行けるモバイル。
 
 
 このところ2台とも、調子が悪い。
 調べると3、4年使っていました。
 
 パソコンの性能は3年前に比べると
 飛躍的にUPしているし、
 スマートフォンもあるので
 
 1台にまとめようと思っています。
 
 購入はネットで簡単に買えますが、
 ソフトなどの入替えが、面倒ですね。
 
 
■(1)今回の事例_________

  「木材含水率が高い」
 ________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-含水率
 
 
 ◆写真解説
 
 柱の含水率25.5%。
 
 20%を超えると、カビ、腐朽菌の発生や
 耐力低下につながる。

 
 ◆内容説明
 
 測定している箇所は柱。
 
 すでにカビが生え、
 見たこともない小さな虫が集っていた。
 
 
 今回の原因は、工事中の雨と、短工期と、壁の気密化。
 
 工事中、木部が雨に濡れ
 乾かす間もなく、気密や仕上げ工事をした。
 
 壁の内外部、どちらへも通気がなく
 完全に壁内は密閉状態。
 水分の蒸発が阻害されている。
 
 
 含水率20%以上の影響は大きく
 
  ・カビによる健康被害。
  ・腐朽菌による木の腐り。
  ・構造耐力的に弱くなる。などがある。

  
 特に、長期間作用する荷重に対する変形量は
 乾燥材の倍である。
 
 
 
 ◆対策
 
 2ケ月で完成する家がある。
 
 そんな家は、
 雨が振っても、お構いなし。
 その後の乾燥も気にしない。
 
 昔の家なら、放っておいても自然に乾燥しました。
 
 
 今は、省エネを意識し、高気密、高断熱化。
 仕様によっては、壁などが密閉される。
 
 
 工事中に、乾燥を十分確認することが大事です。
 
 
===================

■(2)編集後記

 住宅検査で、私が師と仰ぐ人たちの
 交渉に立ち会う機会があった。
 
 
 相手は、大手企業。
 
 普通、対応はマニュアルに沿っていて、自社の
 都合の良い方へ、持っていくようになっている。
 
 
 最初は威圧的だった、メーカーの担当者たち、
 完全なミスを証拠として出したら
 態度が急変、丁重になった。
 
 来週以降、数件の交渉が控えています。
 大変参考になりました。
 
 
 
 
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