事例518『鉄筋露出』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日と明日、古い家屋を調査します。
この時期も悩まされるのが蚊。
虫除け持参で伺います。
■(1)今回の事例________
「鉄筋露出」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-鉄筋露出
 
◆写真解説
ベタ基礎外周部、鉄筋が露出している。
かぶりが全くなく、基準法違反。
◆内容説明
かぶりゼロ+ジャンカ。
素人が基礎工事を行ったのかと疑いたくなる事例。
型枠と鉄筋が接したまま、コンクリートを打てば
このような状態になることはわかるはず。
施主に見られる前に、モルタルを塗って
隠そうとしていたかもしれない。
◆対策
鉄筋はあとから見えなくなる。
コンクリートを流し込む前に確認する。
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■(2)編集後記
最近の4,5件の紛争事例を振り返り、共通していることは、
業者にとっては普通のことが、施主にとっては当たり前ではなく
そのギャップで揉めている。
どっちがおかしいかと言えば、業者の感覚が時代遅れ。
未だに10年、いや20年以上前のやり方で仕事をしている。
耐震偽装などの事件があったり、時代の変化とともに
品質に対する要求は変わってきている。
ローコストメーカーが売れているのも
安くても品質がいいからでしょう。
業者を選ぶときは、営業マンとの相性で決めたりするため
現場のことは頭になく、適当で不備だらけの契約書類、図面でも、
何も疑わず契約を交わしてしまう。
そして工事が始まって、いい加減な職人、監督に幻滅し
紛争へと発展する。
契約前に抜き打ちで、工事中の現場をいくつか見せてもらい
判断することも大事だと思います。

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