ブログ

雨漏り検査

新築してから20年超、雨漏りが止まらない現場に
行ってきました。
今まで、補修をしても、雨漏りを繰り返す。
そうしているうちに、かなりの月日が経過した。

今回、根本の原因を特定。
再発しない修理案を提案し、施工する予定です。

年数は経過していますが、当初からの施工不備があり
施工者負担で修理対応する予定。

保証期間に関係なく、過失があれば責任を取る
業者を選ぶことが重要です。

私が知る限り、有名大手メーカーでは、
そのような対応をするのは、4社くらい。
あとは、保証期間が過ぎれば、
いくら重過失が明らかでも責任を取りません。

事例1262 「屋根タルキ破損」

昔は台風に伴う水害が多かった記憶がありますが、
最近は、台風でなくても水害が多く発生しています。

今日も、いきなり強い雨が降るなど、
7,8月は暑いというよりは、雨が多い印象です。

 

■(1)今回の事例_____________

「屋根タルキ破損」
______________________ 

タルキ破損

◆写真解説

屋根タルキの破損。
釘を打ち損じるなどして、材が大きく欠けた。
補修や補強の措置はない。

 

◆内容説明

屋根タルキと母屋の接合部。
紫色の釘が、打ち損じしているのが分かります。

通常、余分に材料は入ってこないため、当日の取替は難しい。
けれども、構造材でもあり、後日、添え木等で補強すべきです。

屋根裏で見えなくなる箇所ということで、
社内検査などもパスした可能性があります。

 

◆対策

天井を施工する前であれば、天井裏に入らなくても確認可能。
建て方完成時に、小屋組を見上げてチェックする。

 

===========================

■(2)編集後記

先週末、久しぶりに車での長距離移動で、
行き帰り共に、新東名高速道路を利用しました。
その時に感じたことは、静岡県内の最高速度120KM区間で、
以前より、車の流れが確実に早くなっている。

往復共に、3車線のうち、中央の車線においては120~130Km以上
で流れ、追い越し車線は130~140KM以上のペース。
トラックと一部の乗用車以外は、飛ばしている人が多い印象です。

走行ペースが速いので、新幹線との時間差が少なくなります。
乗り継ぎなどを考えると、車移動の選択が増えそうです。

 

 

地盤調査会社の言い分

地盤調査の結果、地盤調査会社の判定は、
「ベタ基礎、基礎補強なし」。
その指示通りに施工し、不同沈下が起きた。

データを見ると、その判断はなくもないですが、私だったら、
杭を打つ判断をする。

不同沈下が起きたことに対し、地盤調査会社は、
「弊社に不備はありません。告示の規定に従って適切に
判断した」という回答。

実際に事故が起きているので、責任逃れにしか取れません。

住宅の地盤解析は杓子定規的に判断されているケースが多く、
地盤判断はAIに任せ、事故例なども学習させれば
地盤沈下は減っていくと思います。

自分勝手な宣伝動画

SNSに出てきたユーチューブ広告。
全て間違っているわけではないですが、自社の特徴をかなり
強調し、ものすごく優れているように信じこませる動画。
私的には、悪質な宣伝行為だと判断します。

内容は、基礎の打ち継ぎについて。
鉄骨系大手ハウスメーカー、FC店の社長(一級建築士)が出演。
ベタ基礎主流の中で、自社仕様は今でも布基礎。
ベタ基礎を叩くため、打ち継ぎにスポットを当て、
打ち継ぎありのベタ基礎は10~30年、布基礎は60年、
強度、性能維持の期間に差が出るという説明をしている。

動画を見ていくと、主張の根拠は雑で、そもそも、ベタ基礎の
打ち継ぎは、地中に入りません。
また、最後の方で根拠を示した図が出てきますが、
鉄筋の記載もないなど、どう評価していいかわかりません。

一体打ちと二度打ちで、この主張どおりの差が出るなら、
二度打ちが主流になっていないし、鉄筋コンクリートの
建物も建てられない。確かに打ち継ぎは、弱点ではあるが、
きちんと施工し、一体化させることで問題が無いことは、
実験などで確認されています。

リンクを付けようと思いましたが、見る価値はないので、
やめておきます。

動画などは、自由に配信できる分、やはり、信ぴょう性が
ないものが多いです。


古い基準を認識したまま

2ケ月連続である県の欠陥検査に行きました。
設計者、施工者は違うものの、重要な瑕疵内容を指摘。

もしかして、この地域では、建築の関係者の認識が
そうなっているのか疑い、面識のある同県の業者へ聞いた
ところ、そのとおりであることが判明した。

指摘の内容は、1つは基準法に抵触、詳細は建築学会で
規定され、広く、よく知られている基準。細かな部分の
内容に近年、改定があり、それに付いていけていない。
もう一つは、建築学会が30年以上前に基準を改定。
また、瑕疵保険の基準にも明記されている内容。
愛知県では認識を間違っている人は皆無だと思われる内容。

問題があるかどうかは、外部から指摘を受けないと
気づくものではありません。けれども、外部のチェックを
受ける機会は、そう滅多にあるものではありません。

自社の設計施工が、今現状の基準に適合しているのか、
施工者側が、弊社のような外部の検査(瑕疵保険などでは
ない検査)を受けてチェックすることも重要かと思います。

大手ハウスメーカーにおいても、自社で気づけていないミス
がいくつかあります。私に指摘をされ、認めてしまうと大事
になるため、証拠を出さず、口頭だけで問題ないと必死で
抵抗します。品質面において、社外の目でチェックすること
は大事だと思います。





事例1261 「基礎コア抜き 鉄筋切断」

先週は、炎天下の中で動きまわった日がありました。
作業中は、汗が出るのも心地よく、もっとできる
気持ちになるので、要注意です。

無理し過ぎると、帰ってから翌日にかけての
反動が大きいです。

 

■(1)今回の事例_____________

「基礎コア抜き 鉄筋切断」
______________________ 

基礎斫り

◆写真解説

基礎立ち上がりにガス管を通すため、孔をあとからあけた。
位置が悪く、鉄筋を削った。赤線が主筋。

 

◆内容説明

コア抜き(孔のあとあけ)を指摘すると、コア抜きしていない
と反論がくることがある。

写真の孔の廻りのコンクリートが破断しているのは、コア抜きの
現象。外側から孔をあけていくと、最後は写真のようになるため
コア抜きかどうかの判断は容易につく。
(このような現象は板でも同じです)

あとあけは、やむを得ないケースもあるが、
・鉄筋を切断しない
・鉄筋のかぶりを取る
・構造的に影響のない箇所にあける

事が重要です。ちなみに写真の上端への孔あけは、好ましい位置
ではありません。

 

◆対策

設計変更などでやむを得ず、コア抜きする場合は、
監理者などに指示を仰ぎ、鉄筋位置を探査してからあける。

 

===========================

■(2)編集後記

欠陥住宅を認知するパターンは、
1、雨漏り、カビなどの発生で自分で家がおかしいと気づく
2、その後、家全体を疑い、専門家に検査してもらい
  その他の瑕疵を知る。

1だけでも、相手の対応によっては精神的なダメージが大きい
ですが、2で重大な瑕疵が発覚すると、さらに追い打ちをかけ
てしまうことがあります。

Aさんは、1でもかなり精神的にまいり、それを察したのか、
複数の行政機関、建築士、弁護士から逃げられる。2で私に
検査依頼(何となく察しましたが断るレベルではなく引き受け)
、建て替えが必要な重大瑕疵が発覚。その後、引き受けてくれる
弁護士がいないくらい、精神状態が悪くなっています。

家に対する思いは、施主側と造る側では開きが大きい。
欠陥住宅であっても、1の症状がなければ、知らずに住んで
いる方が大半なため、業者も頻繫にトラブルになるわけでは
なく、品質に関し、疎かになりやすい。
(痛い目にあってもすぐ忘れる業者も多いですが)

Aさんの件は、弁護士が決まらないと先に進みません。
弁護士が決まったところで、本人の状態によっては
この先、意思疎通の件などで、いろいろ難しいことが
多いかと思います。

親戚の方からは、何度も連絡を頂いておりますが、
弁護士選任に難航しています。

 

メーカーに質問をして無視される

この仕事をやっていると、商品不良を見つけることがあります。
先月検査した家で、不具合の原因として材料不良を疑いました。

そこで、専門業者数社に意見を伺うなどして、証拠を固めた上で
メーカーに材料不良ではないかと、問い合わせを入れました。

ところがその後、いくら待っても返事はなく、回答を催促しても、
返事はありませんでした。

メーカーも質問者がどんな人か調べるでしょう。
私だと分かると、こいつに返事しない方がよいと思われるのか、
無視される確率が高いです。

今回は、割と有名なメーカー。無視するのではなく、
回答できませんなどの返事があっても良いと思います。

建材メーカー等は一般の人と直接取引することはないため、
建築業者、設計事務所の方を味方します。また、商品不良が
発覚すると、それまでに出した商品に影響があるため、
不具合を素直に認める例は少ないです。

問題解決の参考として

最近気にしているのは、政治と宗教の問題がどうなるか。

私が学生の頃は、身近な先輩や同級生が宗教の勧誘を
しているなど、新興宗教が盛んだった時期だと思います。

それで興味があるということではなく、どのマスコミが
報道に積極的なのかと、この件におけるSNSの影響を
知りたいためです。

欠陥住宅問題においても、SNSの影響は高まっています。
難しい問題を解決していく方法の参考になればと思い
いろいろチェックをしております。



欠陥検査のお勧め

一時、依頼が集中した欠陥住宅検査の書類作成が
ようやくひと段落しました。

各現場の内容を振り返ってみると、
「カビ、雨漏り、ひび割れ」などの解決が目的で検査を依頼。
検査をしたら、不同沈下、構造躯体の強度不足など、
建築主自身では気が付かなかった重大な不具合が発覚する
パターン。

そもそも、地盤や躯体等、重要なところがきちんとできて
いないので、雨漏りなどの目に見える不具合が発生する
確率が高い。

何か家に異常を感じたら、家全体の検査をしてみることを
お勧めします。修理請求ができる瑕疵担保責任期間中の
築10年以内にできるだけ検査をしましょう。

反論がとてもおもしろい

指摘などに対する反論。会社の規模が大きいほど面白い。
内容を認めたくない場合、何等か反論しないと認めた
ことになるため、おかしなことを書いてくる。

紛争中なので、公表はできませんが、今週だけで2社、
面白い反論がきました。

反論の内容から、相手の状況が不利なのが分かります。
早めに不備を認めればよいですが、大手ほど知恵がある
分、しぶといです。


安心への第一歩!まずはお気軽にお問い合わせ下さい売り込みは一切致しません

052-739-5471 平日受付9:00〜18:00

090-6614-1376 ソフトバンク 土曜日も対応

有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303

即対応・土日検査可

24時間受付 メールでのお問い合わせはこちらをクリック

ページ上部へ戻る

Contents

著書のご案内

『ホントは防げる欠陥住宅』
日経BP社 (2018/9/25)

『ホントは防げる欠陥住宅』書籍陰影

「欠陥防止の勘所」
2021年1月号~6月号連載
『日経アーキテクチュア』

『日経アーキテクチュア』書籍陰影

「現場で役立つ 欠陥防止の勘所」
2015年4月号~2021年4月号連載
『日経ホームビルダー 現在休刊』

『日経ホームビルダー 家づくりの軌跡が示す未来への道筋』書籍陰影