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事例1257 「基礎立ち上がりかぶり不足」

梅雨が明けたというニュースに耳を疑いました。
あまりにも早すぎますし、雨もあまり降っていません。

梅雨が明けると、夏の結露、カビ被害が出始めます。

 

■(1)今回の事例_____________

「基礎立ち上がりかぶり不足」
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かぶり不足

◆写真解説

基礎立ち上がり部、鉄筋かぶり不足。
基礎の位置を間違えて施工したため、
鉄筋が端に寄ってしまった。

 

◆内容説明

基礎立ち上がりのかぶりが23mm。
下部が地中に入るため、真っすぐ鉄筋を組めば
本来40mm以上かぶりがある箇所。

原因は、基礎の位置を外側にずれて施工。
躯体との位置を合わせるため表面を削り、かぶりが不足した。

住宅の現場では、位置出しは基礎屋さん任せで
現場監督がチェックしない会社が多い。

 

◆対策

2,3CMくらいの位置ずれが起きる確率は高い。
位置出し時にダブルチェックを行う。

 

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■(2)編集後記

先週末、体調を少し崩しました。
出張先で2日間、動きづめの検査。
急に暑くなった日に屋根の上にいたことが原因だと思います。

今週は最高気温35℃以上が続く見込み。
まだ暑さに慣れていないため、今週は特に気を付けないと
いけないですね。

 

住宅業界のパワハラ報道が頻発

「住宅営業マンぺこぺこ日記」が売れていて
https://www.amazon.co.jp/dp/486680923X
アマゾンでも在庫切れになっているようです。

私はすでに読み終えていて、業界内にいるので、内容
は知っていることが多かったです。

ただ、驚いたのは、どこのメーカーの話か容易に分かること。
ベストセラーになっているようなので、多少は受注に影響が
出るのではないかと思います。

この本も上司のパワハラが書かれていますが、
今日は住宅業界で2件のパワハラのニュースが出てます。

1件は飯田GHD、もう1件は青森のハシモトホーム。
ハシモトホームはホームページへのアクセスが集中し過ぎて
サーバーがダウンしているようです。

これからの傾向として、品質不良よりも、パワハラが
マスコミに取り上げられやすくなると思います。

建築業界は、2年後に残業上限が厳しくなりますし、
働き方について、大きな変革が迫られるでしょう。

 

 

 

調停委員の判断

先週末、雨漏りを含む欠陥住宅検査を2日間かけて行いました。
天候は2日共、曇り、時々雨でしたが、帰ってきて、鏡を見ると
かなり顔が日焼けしています。曇りでも油断したらダメですね。

ベタ基礎のかぶりがほとんどなく、建て替えを請求している裁判。
調停委員が、かぶりがほとんど無くても、問題ないと
言い出しております。

最低のかぶり厚は建築基準法施行令で定めれ、明らかな違法で
あっても、ダメだと言ってしまうと、建て替えが決定してしまう
ため、立場上、こういわざる得ないと思います。

このような例は、よくあるパターンなので驚きませんが、
何も反論しないとその意見が通ります。

裁判での技術的な反論は、私の担当。過去同様な事例がいくつか
あるので、それほど難しくありません。

このように裁判所の判断は、一般の方が考えているのと、真逆な
ケースが多いです。

トラブルになって、ハウスメーカー側が裁判に持ち込みたいのは
こういった判断がまかり通っているからです。

不具合があるのに、業者が開き直ると、施主側は不利です。
建てる前、建築中に予防することが重要です。


事例1256 「キッチン換気扇ダクト外れ」

この前の日曜日、ミスターチルドレンの
日産スタジアムでのコンサートに行ってきました。

アリーナ前方中央での鑑賞、お気に入りの歌が多く
演奏されたこともあり、数年前に行ったナゴヤドーム
のコンサートの数倍、良かったです。

 

■(1)今回の事例_____________

「キッチン換気扇ダクト外れ」
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キッチン換気扇ダクト外れ
◆写真解説

キッチン換気扇ダクトの外れ。
引き渡しを受けて、すぐの検査で屋根裏に入り発見。
使用しているテープの粘着が弱いのが原因。

 

◆内容説明

以前にもユニットバスの換気扇の外れを紹介しています。
原因は同じく、接続部に使用するテープの粘着が弱い。

なぜ、粘着の弱いテープを使うのかは分かりません。
値段が安いからでしょうか。

今回は早期発見できましたが、発見が遅れれば
屋根裏は油だらけになっていた。

 

◆対策

竣工時に接続を確認する。

 

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■(2)編集後記

住宅ローンの金利上昇を予想する人が増えていて、
固定金利の人気が高まっているようです。

かなりの長期間、低金利が続いているため、低金利に
慣れてしまい金利が高くなることを想像できません。

ガソリンもさらに上がるようで、為替などの動きを
毎日チェックしております。

 

また地盤沈下発覚

先週末に欠陥検査を実施した家も地盤沈下してました。
地盤沈下について、先回のブログで書いたばかりで、
今年3件目です。

今回も、検査で水平を測るまでは、施主さんは
傾斜を認識していませんでした。
数字は大きくありませんが、施工誤差としては
ありえない数字です。

ここまで多いと、何らかの対策が必要になると
思います。

今月は、過去最高数の欠陥検査依頼を受けております。
新築検査が減少傾向のため、対応できております。

新築検査が減っていくことは、住宅業界の現状から
予想をしており、予想どおりになってきました。




地盤沈下

欠陥検査に伺い、地盤沈下が発覚するケースが多いです。
今年はすでに2件発覚、その他、過去に発覚し、裁判中の
家もあります。

最近は、地盤調査をしているので、大きく沈下しません。
2CM以内の沈下が大半です。そのため、保証基準を持ち出し
問題ないという会社が多いです。
(地盤保証の基準は3M以上の距離で5~6/1000が多い。)

2CM程度の沈下は、住んでいて気づかない方がほとんどです。
ただし、基礎が折れている、壁に大きな亀裂などが生じている
こともあります。

保証しないから諦めてくれと言われても、地盤のことですし
家の価値なども考えると、分かりましたと言う人はいません。

地盤沈下の原因は、地盤調査結果の判断ミス。
安易に考え、簡単に判断しているケースが多い。

また、杭や地盤改良が必要になると、追加代金がかかるため
言い出しにくく、判断を甘くしてしまうケースもあります。

地盤や基礎は家の重要な部分。依頼先の技術力、知識に不安が
ある場合は、地盤のセカンドオピニオンをしている会社に相談
するか、近所の家に杭施工の有無などを聞いてみるのも良いです。

家を持ちあげる工事は、多額の費用を要します。また、傾斜の
程度によっては、いくら相手に過失があっても、裁判で負ける
こともあり、工事前の対策が重要です。

事例1255 「工事中の濡れによるカビ繁殖」

太陽光発電の設置義務化が、東京都から将来的には
他の都市部へも広がると思います。

数は少ないですが、太陽光発電に関するトラブルも
出ていて、条例などで義務化になるとトラブルは
急増すると思います。

 

■(1)今回の事例_____________

「工事中の濡れによるカビ繁殖」
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床下のカビ

◆写真解説

土台のカビ。工事中、雨に濡れ、乾燥が遅いと木部に
カビが繁殖しやすい。床下が一番乾きにくく、屋根や
2階床などは乾燥が早い。
1階床を濡らさないことが重要。

 

◆内容説明

基礎断熱仕様の家。工事中、1階床が雨に濡れ、床下の
乾燥が悪いためにカビが発生した。

カビが繁殖した場合は、放置しておくと、カビの胞子が、
室内まで上がってくることが多く、適切な除カビ処理が
必要。

 

◆対策

雨に濡れた場合は、合板をめくるか換気扇で風を送るなど
木部を乾燥させる。

 

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■(2)編集後記

設計途中で、契約解除となって裁判をしている家の設計料
算定をしました。
建物が特殊、業務が中途半端、設計図が基準法などの規定に
違反する部分がいくつかあり、結構難題でした。

こういった設計に対するトラブルは多く、いろいろ提案して
もらったあと、正式な契約に至らないと、設計料を請求される
ケースがあります。

今回の例は、設計業務は全て完了しているという相手の主張で
役に立たない図面に満額の設計料を請求されています。

過去の判例などを見ても、契約書の有無はあまり関係がなく
最低、実働時間分は支払いする判断が多いです。

役に立たない図面なのに、相手の請求額の1/10くらいは、
支払うことになると思います。

 

事例1254 「多数のボルト締め未施工」

裁判所に出す意見書作成がいくつか重なり、
書く仕事が忙しかったです。

意見書と言っても、私見を述べるだけでは
効果がなく、裏付けデータが重要になります。

資料を探して揃えるまでが、結構時間がかかります。

 

■(1)今回の事例_____________

「多数のボルト締め未施工」
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ボルト締め未施工

◆写真解説

鉄骨造、ボルトの締め忘れ。
小屋裏だけで8ケ程、締め忘れがあった。
検査を全くしていないと思われる。

 

◆内容説明

軽量鉄骨の家。新築ではありませんが、欠陥検査で
小屋裏に入ったところ、ボルト締めの未施工を発見。

ボルトは鉄骨を接合する重要な部品。
これが締められていない、検査されていないのは
通常ではあり得ないが、いろいろな業界で検査不正が
発覚していることを考えると、かなりの率で同じような
事があると思われる。

 

◆対策

今回のような小屋裏の部分は、高所ですが、
2階から目視で締まっているかの判断は可能。

構造が見えるうちに、目視でボルトを見るなど。

 

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■(2)編集後記

家を買う方の見積書をチェックすると、昨年に比べ
明らかに価格が高くなっていることがわかります。

上げ幅の差はあるものの、価格を据え置いている
業者は皆無だと思います。

また、最低賃金で働く外国人が増えていますが、今
でも現場は職人不足です。今後、人件費も上がって
いくのは確実で、早めに買った方が得だと営業攻勢
をかけられるケースも増えています。

その他には、名古屋市の高級住宅街の購入を検討して
いる人には、インフレ傾向が続くから、価値が下がら
ない土地を買っておくとよいと勧める営業マンもいる
ようです。
その一方で、金融、不動産バブルがはじける予想を
する専門家もいるなど、どれを信じるかは、自分で
判断するしかありません。

 

 

 

紛争数の多い会社

数年前から、ある大手ハウスメーカーの
紛争事案の仕事(検査、相談、裁判サポート)
が増えています。

私の予想ですが、施主と裁判になっている数は
大手の中ではダントツだと思います。

普通に考えれば、顧客を大事にしない会社ですが、
反対を考えると、クレーム対応から社員を開放
するために裁判数が多いかもしれません。

この会社との裁判。話の争点が、かみ合わない
ことが多いです。おそらく、実際の担当者は裁判
に関わりを持たず、弁護士と一部の紛争処理を
担当する社員で答弁などしていると思います。

住宅業界も働き方改革が進んでいます。
時間を取られ、ストレスになるクレーム対応を
初期段階で弁護士に丸投げするのが一般的に
なるかもしれません。

施主側にとっては、良い事ではありませんが、
こういった動きが進むと予想しています。



換気システム選び

住宅の高気密化で、換気計画、システム選びが
重要になっています。

今週もいくつかのタイプの換気システムを見る
機会がありました。価格、音、ダクトの多さなど
それぞれ一長一短あり、お勧めの順位を付けるのは
大変難しいと改めて思いました。

換気システム選びでの注意点は、広告、カタログを
信用しないこと。売るためにオーバーな表現をして
いるものもあります。

現在、カビの繫殖で裁判している、設計に欠陥がある
換気システムもあり、十分な実績のあるものを選んで
おくことが重要です。



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