長井のブログ
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業者が飛ぶ
欠陥検査に入った現場の相手業者が、今年、すでに2社、倒産、廃業をしています。この2社には共通点があり、問題がある換気システムを採用しています。 私の想像ですが、もともと、受注が順調でなく、業績も右肩下がり。換気メーカーの上手い話に飛びつき採用。実際に採用してみると、効果がないどころか、実害が出てクレームになり、経営を... -
事例1352「カビシーズン突入、カビの大量発生」
いち早く、外気が湿気だす県まで、カビの原因調査に行きました。すでに外気はべたべたしていて、構造躯体の木の含水率も上がていました。私も床下作業で、大量の汗をかきました。 本州も来週から梅雨入り、空気が湿りだします。🔳1 今回の事例____________「カビシーズン突入、カビの大量発生」___________... -
事例1351「換気扇の音が大きい」
住宅着工数が減る中、人気のある会社と人気のない会社の2極化が進んでいます。今時、人気がある会社はSNSなどの運用が優れています。🔳1 今回の事例____________「換気扇の音が大きい」_____________________ ◆写真解説 24H換気、給気口からの騒音。換気扇だけでなく、給気口からの音も大きく... -
月末のバタバタ
この月末は、雑誌原稿と月末発行の一般非公開記事を書くタイミングが重なりました。明日は出張で早出、さらに帰りが深夜になるため、今日、完了させました。 書く仕事だけならよいですが、昼間は移動、現場で時間を取られ、その他、検査書類作成や、メールなどの返信も毎日、結構時間を取られるため、原稿を書く時間の確保が難しいです。 あ... -
悪質業者を廃業に追い込む
SNSで悪評が広がり、実質的に廃業した業者がいます。新規受注に影響が出たようです。 欠陥住宅検査後、訴訟相手となった建築業者で、規模の小さい会社のため、もともと数少ない仕事が、無くなったようです。 施工者が廃業しても不具合の原因を作っているメーカーも訴えているので、裁判は継続します。 業者からお金が取れなくても、悪質な... -
検査機材の点検
毎年、4月頃に検査機材の点検を実施しています。点検に出して機材の狂いを調整するというよりは、消耗部品の交換が主な目的です。機材の狂いは、使用していれば、すぐに気付き、その時に修理、調整することが多いです。 今回、予定よりかなり遅れ、明日、全ての機材が戻ります。期間が空き、お待ちいただいた分、連続で欠陥住宅検査を行って... -
事例1350「コンセントの錆」
連休明け、現場予定はさほど混んでいませんが、書類作成に追われています。最近はまた、ひどい欠陥の現場が多く、書類作成にかかる時間が長くなっています。🔳1 今回の事例____________「コンセントの錆」_____________________ ◆写真解説 壁内結露によりコンセント内部が錆びた。湿った外気が壁... -
事例1349「サイデイング材の表面損傷」
連休後半に入りました。現場も会社も休みのところがほとんどで、現場予定はありません。🔳1 今回の事例____________「サイデイング材の表面損傷」_____________________ ◆写真解説 ちらっと見ると、サィデイングの表面に「フジツボ」が付いているように見える。原因は裏側からの湿気により基材が... -
建て替え要求
先月、欠陥住宅検査を行った建物。建築士の設計、監理なしで、さらに基準法の構造規定を無視して建てられています。(構造計算が必要なのに計算を省略) 検査書類は完成し、これから裁判を行います。明らかに基本的な安全性が欠けている建物を裁判所は「問題ない」と判断しないでしょう。 -
尋問参加
先日、裁判の証人尋問を行ってきました。建物全体に及ぶ問題ではなく、建材の不具合での裁判。相手は建材メーカー、設計、施工者の3者。私への尋問は1時間くらいで終わると思っていたところ、相手が複数のため、1時間45分もかかりました。 問題自体は単純ですが、自分の責任にならないよう、話が複雑化しているように感じました。 今回... -
全館空調が効かない
ある全館空調+換気システムの問題を訴える建て主さんが増えてきています。 問題は3つ。1,当初の設計どおりのエアコン台数(1,2台)で冷暖房が全く効かない。 2,床下、空気取り入れ口の壁シャフトがカビだらけ。家中、かび臭くなる。 3,換気扇の音で夜、寝れない。 現場を見たり、裁判で販売元が出した資料を見ると、これは売った... -
事例1348「フローリングの盛り上がり」
GW中は渋滞を避けるため、遠方の仕事を入れていません。そのため、今週は出張が多く、早出、遅帰りが続きます。🔳1 今回の事例____________「フローリングの盛り上がり」_____________________ ◆写真解説 フローリング継ぎ目の盛り上がり。素足で歩くと分かるレベルで、凸部で傷がつきやすい。 ◆... -
事例1347「気密切れ」
今週前半、花粉症が悪化。昨日は裁判物件の証拠取りで東農檜(岐阜県)の産地に半日、居たためか、さらに悪化しました。 薬で症状を和らげて、仕事しています。🔳1 今回の事例____________「気密切れ」_____________________ ◆写真解説 ユニットバス基礎断熱人通口部材と気密パッキンの間に隙間が... -
不具合再発
数年前に調査した建物所有者から、不具合が再発したという連絡を頂いた。 調査で原因を特定。修理方法まで指示をしましたが、建設会社が材料、工法をかえていました。 当初、私も修繕に関わる予定でしたが、数回リモートなどで業者と打ち合わせし、その後、連絡が無くなり、自然に切られた形になりました。 おそらく、費用節約のため、私を外... -
弁護士特約
会社に弁護士さんから問い合わせがあり、証拠取りのため、現場に行ってきました。 この現場、お客さんが自動車保険の弁護士特約を付けていて、弁護士費用など裁判に関する費用は保険会社から出るようです。今回の弊社の費用も保険会社が負担します。 その他に数ケ月前、同様に弁護士さんから問い合わせがあった住宅ではない法人所有の建物。... -
事例1346「天井下地の錆」
急激に暖かくなり、朝はまだ寒いですが、服装が変わりました。6月までの数ケ月、外の検査が快適にできます。🔳1 今回の事例____________「天井下地の錆」_____________________ ◆写真解説 2階天井下地の白錆。さらに2階壁にもカビが発生。原因は外壁通気層の夏場の湿気た空気が、配線貫通部穴... -
事例1345「押入の中段が落ちた」
年度末、現場よりは書類作成に追われています。 今の関心事は、書類作成にAIがどのくらい役立つか合間時間でいろいろ調べています。🔳1 今回の事例____________「押入の中段が落ちた」_____________________ ◆写真解説 押入の中段の破損。耐荷重200kgなのに、布団を置いただけで下がってしまった... -
塗装リフォームトラブル
検査した家の塗装リフォーム会社。名前を聞いた事があると思ったら、会社の近くに事務所があり、広告もよく見ていた。 社屋や広告を見ると、一見、信頼ができそうですが、仕事は下請けに丸投げ。職人は単価が安いと仕事中に文句を言っている。 養生から高圧洗浄、材料、工事、どれも手抜きだらけ。手を抜きやすい仕事、業種のため、安易に契... -
ユーチューブ後編
動画で述べていることは、処理してきた、たくさんの現場情報をもとにしています。私たちの空想で述べていません。カビ被害の現場を見ている数は、建築士の中では圧倒的に多いと思います。カビバスターズさんもカビ処理、調査業者の中では圧倒的に数をこなしています。検査をたくさん受けてしまうため、長時間労働が日常になっています。 http... -
コメントについて
今日は県外で建築士向けの講演会。昨日から資料を整え、無事、講演を終えました。 昨日のTV放送のSNSのコメント見て、あらためてカビ被害の要因を作っているのは夏場の湿気た外気以外に、理解力の悪い建築士が多くいるためです。 換気扇の件で、給気口からあるからそうなるはずはないと言っている建築士は、素人のTV局のスタッフでも理解でき...