欠陥工事写真集– archive –
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1387、間仕切り壁上、気流止め未施工。小屋裏の熱気、冷気が出入りし、省エネ性能を落とす。
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1386、鉄筋が露出し、ジャンカもある。品質が良いはずの大手ハウスメーカーの家。社内検査をしていない証拠。
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1385、和室天井板の表面にカビがびっしり付いている(写真ではやや分かりにくい)。新築時から室内のカビ被害に悩まされているが、ハウスメーカーは原因を特定できていない。
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1384、夏場の湿った外気が天井裏に侵入。石膏ボードが湿り、カビが繁殖した。ここまでカビが生えると、室内もカビ臭がする。
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1383、新築1年目の夏に家中カビが発生。特に1階床の湿気がひどく、フローリングが波打ってしまった。
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1382、ユニットバス天井裏に、夏場の湿気た外気が入り込み、湿気でカビだらけになった。築2年目の家、その他、室内、床下もカビだらけ。
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1381、石膏ボードの湿り。ほぼ上限に近い水分を含んだ状態。外壁通気層からの水蒸気を吸い込んでいる。壁裏は結露が発生し、カビが生えている可能性が高い。
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1380、土間コンクリート仕上げのひび割れ。幅の広いひび割れが、引き渡し当初から無数に発生、美観を著しく損傷している。原因はひび割れ対策をしていない。
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1379、赤外線サーモグラフィーカメラ画像。最も温度が高い黄色の部分は壁と天井の取り合い。最上階の間仕切壁上、気流止めの施工がなく、小屋裏の熱が壁内に入り込んでいる。鉄骨造。断熱材はグラスウール。
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1378、エアコン周りのカビ。夏場、天井裏に湿った外気が入り込むことが主な原因。この状態になると、エアコン内部はもっとカビだらけで、部屋中にカビが拡散する。
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1377、10年の保険、保証が切れるため、雨漏りがないか確認する検査依頼を受けた。非破壊で怪しい箇所を探し、雨漏りしている可能性が高いと判断した箇所の外壁をはがすと、通柱がひどく腐朽していた。
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1376、給気口ガラリのカビ付着。わざわざ、床下の湿った空気を室内へ取り込んでいるのが原因。
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1375、サイデイングの割れ。熱射による収縮を繰り返すうち、端部が割れた。サイデイングのひび割れは、軽微なものを含めると多く。メーカーの対応も悪い。
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1374、ベタ基礎スラブ、厚さ不足。設計は厚さ15CM。打設予定の印は約12CMで3CM不足。上側のかぶりも不足する。
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1373、構造用面材に大量の配管を集中的に貫通させている。補強もなく、所定の耐力が確保できない。
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1372、外壁上部に設けられた壁内通気層出口の温湿度を計測した写真。5月の空気が乾燥している日でも、出てくる空気はかなり湿っている。1371とは別の現場(実害がなければ欠陥ではありません)。
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1371、5月の外気が乾燥している時期に、小屋裏が猛烈に湿気ている。小屋裏の換気が不十分なことと、外壁通気の空気が入り込んでいることが原因だと思われる。水蒸気量36g/㎥。この日の外気より約4倍、水蒸気量が多い。
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1370、築10年超の家。点検で屋根裏に入ったところ、雨漏りしていた。天井断熱材の上に水滴が落ち、室内側が濡れていないため、発見が遅れた。
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1369、紫色(温度が低い、4月撮影)の箇所、壁断熱材未施工。室内を撮影した赤外線サーモグラフィーカメラ画像。
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1368、吹付け硬質ウレタンフォーム、内部の空洞。施工時の充填不足が原因。
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1367、不同沈下が原因で発生した基礎のひび割れ。傾斜角が急になる境で、幅の広いひびが入っていた。
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1366、1階天井に黒ずみが発生。原因は2階ユニットバスからの漏水でした。少量ですが、長期間漏れていたため、石膏ボードに穴が開いている。
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1365、準耐火建築物の天井石膏ボード、厚さ12.5mmを施工している。本来15mmの厚さが必要。配線貫通部の隙間処理も未施工など、全般的に防火施工の不備が多い。
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1364、巾木破損。原因は壁下から外気が入り、巾木が湿気て、結露を起こしたため。
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1363、外壁通気層の上部に空気の出口がなく、夏場、猛烈に通気層内が湿気て結露が発生。夏型の壁内結露。
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1362、サイディングのシーリング切れ。築5年程度でこの状態。サイディングが7,8mmも縮み、シーリングが切れた。
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1361、フローリングの損傷。入居後すぐから表面の木目シートが縁からめくれ、ひどい箇所は基材だけになった。
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1360、基礎の位置を間違え、正規の位置へ施工した基礎が、あまりに雑すぎて、構造的な役割が期待できない。
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1359、耐力壁の構造用面材。よく見ると切り欠きがある。換気ダクトを先に施工したため、切り込みを入れないと、面材が張れなかった。耐力が落ちるため、切り込みをしてはいけない。
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1358、床のたわみを調整するため、合板下に鋼製束を追加したが、高さ調整が雑で、床が過度に盛り上がっている。施工の際に下げたり、切り取った断熱材の補修もなし。
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1357、鋼製束の固定不良。脚が浮いている。床がたわむ原因になる。
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1356、キッチン内に大量繁殖したカビ。シンクやガス台下の収納内にも被害が及んだ。ハウスメーカーは、こまめにふき取ってというだけで対応しない。
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1355、フローリングに青カビが大量繁殖。程度はかなりひどく、カビ臭くて住めない状態。
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1354、1階床合板裏、カビが大量に繁殖。室内がカビ臭く、人体に影響が出ている。設計仕様の不具合が原因。
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1353、防火区画の壁に配管が半分ほど埋め込まれている。石膏ボードが欠損する分、必要な防耐火性能が確保できない。
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1352、基礎断熱仕様の床下。エアコン配管、ドレン管の結露。空気が猛烈に湿気ているため、管を断熱材で覆っても結露する。赤丸部は基礎スラブに落ちた結露水。
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1351、屋根の通気部材に隙間があり、通気層の空気が小屋裏に漏れていた。その影響で小屋裏は湿気て、結露やカビ、金物に錆が発生した。野地板も湿気で黒ずんでいる。
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1350、新築住宅の壁クロスに発生したカビ。外気を壁内に取り込み、石膏ボードが湿気たことが原因。
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1349、夏場、天井が結露で濡れる被害があり、石膏ボードをめくったところ、裏側はカビで黒くなっていた。
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1348、ブロック塀の基礎。基礎や配筋が、基準や打ち合わせどおりでなく、発注者が工事を中断した。
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1347、防水層を突き破り、建物内に浸入してきた地下水。防水層の施工が不十分なことが原因。
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1346、壁下地。外壁防火基準で石膏ボードとするところ、合板が張られている。基準法違反。
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1345、エアコン配管貫通スリーブからの外気侵入。隙間がきちんと埋められていない例が多い。気密性能も悪くなる。
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1344、防気カバーの大きな破れ。電気屋さんが防気カバーの意味を理解していないため、配線貫通部で横幅一杯に切り目が入れられている。
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1343、壁のクロスにカビが発生。原因を特定するため壁を開口したところ、断熱材の施工に不備があった。隙間に小さな材料を詰め込み、防湿材が連続していない。
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1342、ベタ基礎底の土の沈下。大雨で土が流れ出し、基礎下に空洞ができた。範囲が広くなると、基礎が沈下したり、ひび割れたりする。
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1341、排水管の行き場がなく、職人の判断で梁に穴をあけて配管を通した。大きな欠損で構造的に影響がある。
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1340、シャワールームから下階へ漏水。原因は防水施工を省略した。写真は床仕上げを撤去したら、防水施工は見当たらず、合板だけでした。
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1339、バルコニー排水管、壁貫通部の横引き管が逆勾配。つまりの原因になる。
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1338、基礎断熱材、配管貫通部の欠損。現場監督が指示をしないと、職人は補修を怠る。
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1337、ベタ基礎立ち上がり、かぶり不足。基礎幅が150mmでも、フック(縦の鉄筋上部の折り曲げ)があると、かぶり不足になりやすい。
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1336、ユニットバス基礎断熱部の断熱気密点検口。上部に隙間があり、気密部材としての役割を果たしていない。
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1335、天井に施工した断熱材(グラスウール)の向きが逆。本来は文字の記載がある防湿材側を室内へ向ける。
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1334、厚さ120mmの壁に155mmのロックウールを施工。厚ければよいというものではなく、壁厚に適した厚みの選択が必要。
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1333、グラスウール壁断熱材の天井から上の部分、気流止めが未施工。本来、石膏ボードを貼り上げるか、気密テープを貼るなどして、防湿材の端部をおさえる。
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1332、24H換気の給気口から外気が入っていない。原因は、換気扇までの距離がある、家の気密が低いなど。社内検査で確認しないため、知らずに住んでいるケースが多い。
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1331、長期優良住宅の家。地面からの基礎の高さが低い。本来、劣化対策の規定で400mm以上必要(基準法は300mm以上)。
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1330、鋼製束の変形。工事中、重量物を落としたことが原因。曲がった分、床が下がり、そのまま完成した。
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1329、省令準耐火構造仕様の家。ユニットバス部の天井石膏ボードが張られていない。施工者の知識不足。
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1328、あと張りの先張りシート。雨漏りしやすい取り合い部の防水補強のためのシートで、文字通り、屋根組より先に施工する。施工手順が違うため、必要な箇所(赤丸部)がカバーされていない。