事例1350「コンセントの錆」
連休明け、現場予定はさほど混んでいませんが、
書類作成に追われています。最近はまた、ひどい
欠陥の現場が多く、書類作成にかかる時間が長く
なっています。
🔳1 今回の事例____________
「コンセントの錆」
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◆写真解説
壁内結露によりコンセント内部が錆びた。湿った
外気が壁内を通じ、コンセント部から室内へ侵入。
冷えた鉄部で結露する。
◆内容説明
コンセントで結露が起きれば、漏電の恐れがあり
危険。コンセント以外、床や壁にも結露が発生。
カビだらけになっていますが、ハウスメーカーは
住まい方に問題があると言って、対応しません。
一部屋だけ、通常とは違う使用形態ですが、それ
は、契約時に申し出ている。本来、使用形態に沿っ
た設計をすべきですが、設計者の技量が低いため、
特別な配慮はされていません。
また、家全体に結露、カビが発生しているため、
住まい方の問題というよりは、建物の設計、施工の
問題です。
◆対策
壁内結露を防ぐには、壁内で空気が動かないように
する。湿気を壁内に供給しない。
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🔳2 編集後記
いろいろな住宅紛争の情報が弊社に寄せられます。
その中で、大手ハウスメーカーが対応しないという
話も多いです。
大手の場合は、紛争慣れしているため、普通に対応
すれば、建て主が苦戦することが多いです。
どう闘えば、有利に運べるか、メーカーによって
違います。複数回、相手にすると、メーカーの
パターンが分かり、戦術を立てやすくなります。