事例1382「配管、大引き貫通」
このシルバーウイーク。建設業界は休みでない会社が
多く、現場も動いているため、検査予定が多く入って
います。
🔳1 今回の事例____________
「配管、大引き貫通」
_____________________

◆写真解説
大引きに2本の配管が並列で通されていて、材が切れ
ているような状態になっている。床を支える力が弱く
なってしまうため、補強が必要。
◆内容説明
先回は、2階床梁の穴あけを紹介。今回は1階の床を
支える大引きの穴あけ。
1階床は構造耐力上主要な部分から外れるものの
大引きが破損すれば、床が下がったり、落ちたりする
可能性もあり、今回のような分断してしまうような
穴あけはNGです。
梁同様、設備業者においても、大引きに配管を貫通
させることが構造上好ましくない行為であることは
認識しているはずです。しかし、設備機器の位置が
既に固定されている場合、配管経路を変更できず、
結果として大引きへの貫通が行われることがありま
す。
◆対策
設計時に配管位置を確認し、干渉する場合は、大引き
の位置を移動する。
穴をあけてしまった場合、鋼製束で補強する等。
======================
🔳2 編集後記
このところの欠陥検査では、故意に欠陥住宅を造っ
ているのではないかと疑われる事例が続いています。
本来、設計者である建築士か施工者のどちらか一方
でも、責任を持って業務を遂行していれば、大きな
ミスは防げるはずです。 しかし、両者が品質を顧み
ず、利益だけを優先すれば、危険で、財産価値のない
建物が出来上がってしまいます。
粗悪で価値のない建物を造り、代金を受け取る。しか
もそれが故意の行為であるとすれば、もはや犯罪行為
に近いと言わざるを得ません。 しかし、現状では警察
が動く可能性はありません。 そのため、業者が自ら
改心しない限り、問題行為は放置され、新たな被害者
が生まれる危険があります。
もちろん、これらの件について、私は問題解決と社会
悪の除去に向けて、協力していきます。



