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事例1059「躯体内に異物混入」

スケジュールを詰め込みすぎて、移動時間もやることが一杯です。
ブログの更新も数日できませんでした。

明日も1日欠陥検査で、現場に入りっぱなしです。

 

■(1)今回の事例______________

「躯体内に異物混入」
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◆写真解説

コンクリート躯体内に木片が混入。
大きなものになれば、構造強度に影響を与える。
(写真は除去したあと)

 

◆内容説明

型枠内に木片が落ちて、そのままコンクリートが打たれた。

新築当初は分からなかったが、経年で木材が膨張。
コンクリートの一部が剥離し、発覚した。

型枠工事の際、物が落ちることは珍しくない。
鉄筋コンクリート造の場合、壁内に落ちれば、拾うことが困難。
そのまま打たれてしまう事が多い。
(幅が狭く、高さが高い、鉄筋も組まれている。木造の基礎程度の高さであれば、
容易に異物を拾える)

 

◆対策

あとからでも非破壊試験機で調べることは可能。
ただし、機械をあてる範囲が広すぎて、費用が高くなる。
コンクリート打設前に型枠内のチェックを行う。

 

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■(2)編集後記

いくつか大きな事件を抱えています。
瑕疵の内容や違法行為、無責任ぶりは、かなりひどい。

相手業者の言い分は、是非聞かせたいです。
お笑い番組を見ているより面白いです。

近く、1つの事件をTVで放送します。
どこまで編集されるか分かりませんが、
ありのままを放送したら、不動産業界、建築業界への信頼はなくなるでしょう。

フラット35に適合させ、確認申請の中間検査を受けたにもかかわらず、
住めないような欠陥住宅が出来てしまいました。

検査をした民間検査機関を行政が処罰するかも注目です。
あきれるくらいの杜撰さに、神戸製鋼や日産の問題が小さく見えてしまうかもしれません。

 

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