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事例1137 「石膏ボード開口処理 未施工」

連休の前半は、休みなく働きます。

本来は溜まった仕事を片付けるつもりでしたが、
いろいろ予定が埋まってしまいました。

 

■(1)今回の事例______________

「石膏ボード開口処理 未施工」
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◆写真解説

防耐火性能を高めた家。耐火性能が求められる天井石膏ボードに大きな開口。
隙間の防火処理が未施工。ユニットバス天井裏で発見。

 

◆内容説明

省令準耐火構造の家。
ユニットバスまわりも、石膏ボードの施工が必要。

省令準耐火構造の壁、天井は、通常の火災時の加熱に15分以上
耐える性能が求められる。
電線貫通部等による大きな開口があれば、所定の防耐火性能は確保できない。

施工ボードの端や継ぎ目は、隙間が無くても、裏にあて木を入れる。
大きな開口が出来た場合は、防火のパテなどで埋める。

 

◆対策

設備業者に指示をするとともに、施工中に確認する。

 

 

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■(2)編集後記

建築物は、形や工法、材料がさまざまなため、
建築基準法などの基準が細かなところまでカバーされていない。
10%くらいしかカバーされていないという意見もある。

木造工事仕様書や建築学会の仕様書などの基準を入れても
全てをカバーするには程遠い。

一般的には「技術慣行」で判断するケースが多くなる。
(慣行・・以前からのならわしとして通常行われること)
これはプロでも知識がないと難しい。知識を得るには勉強するしかありません。

「規基準の数字は「何でなの」を探る 第1巻 建築技術」
東京理科大学名誉教授 寺本 隆幸氏が書いた巻頭言に以下の記載がある。
「技術慣行は一般的に使用可能であり、工学的にほぼ正しい内容であることが多い。
しかし、その適用範囲を逸脱して使用すれば当然問題を生じる。技術者として
心すべきことは、技術慣行の適用範囲をいかに認識して、「適用可能であるか」、
「適用に問題がある」かを、判断することが大切である。

技術慣行の適用限界を認識するためには、その前提条件を理解することが
必要であり、どのような前提条件・仮定や理論を背景に成立しているか、
どのような実験結果を根拠としているかを理解する努力が必要である。

ある前提条件下での深い知識・洞察のうえに、ある数値が決められている
ことがあり、その前提条件をまったく理解しないで、表示された数値を
無条件で使用することは好ましくない。機会あるごとに示されている参考
文献などを参照して、どのようにこの式や数字が導かれたかを深く理解
するように努力すべきである。」

 

施主さんが調べた、間違ったネット情報に工務店側が反論できないケースが多い。
諸基準の決められた経緯や構造的な知識がないと、言われるままになる。
無駄なクレーム、お客さんの不安を取り除くためにも、施工者側も知識を得て欲しいと思います。

 

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