事例1372「構造用面材の施工不備」
今日から新年度。
明日の朝一番で東京の現場予定があるため、今日の
仕事先からそのまま新幹線で名古屋を通過し、前入
りしようと考えていました。
しかし、東京のホテルはどこも空きが少なく、料金
もかなり高騰しているため、前入りは断念しました。
おそらく入社式などのイベントで、多くの人が東京
に集まっているのでしょう。
🔳1 今回の事例____________
「構造用面材の施工不備」
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◆写真解説
壁構造用合板の端部が切り欠かれており、躯体へ
釘留めすべき部分に欠損が生じている。このような
固定部の欠損は、合板が本来発揮すべき耐力を低下
させる要因となる。
◆内容説明
近年は、筋交いを使わず構造用合板などの面材で
耐力壁を確保する設計が増えています。
省エネ化が進む中で、断熱材を隙間なく施工しやす
いことからの理由が多い気がします。
面材耐力壁では、構造用合板の外周部と間柱に適切
に釘を打つことが耐力確保の要になります。
そのため、外周部に切り欠きが生じることは本来
あってはならない施工です(規定あり)。
ところが今回の現場では、電気工事が先行して行わ
れたため、大工さんが合板の端部を切り欠いて取り
付けてしまっていました。
この状態では所定の耐力が確保できないため、指摘
対象で、修理が必要です。
◆対策
あとから確認が難しい箇所。構造検査時に確認
する。
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🔳2 編集後記
断熱材や塗料の大幅な値上げ、さらには出荷調整の
ニュースが続いています。
これにより、家づくりを進めている方の多くが
「契約後でも追加請求されるのではないか」と不安
を抱えています。
住宅業界では、ウッドショック以降の資材高騰を
受け、契約約款に“価格変動時の追加請求”に関する
条項を追記した会社が増えました。
そのため、契約書にその旨が明記されている場合、
契約後であっても大幅な値上げ分が追加請求される
可能性があります。
今後、戦争や国際情勢が落ち着けば原油価格は下が
るかもしれません。しかし、一度上がった建材価格
は元に戻りにくいのが業界の実情です。
原材料費・輸送費・人件費など複数の要因が絡むた
め、短期的に価格が下がる可能性は高くないと予想
します。



