事例699『小屋裏通気塞ぎ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
早めの夏休みを取っている方も見えるようです。
住宅業界は昨年ほどは忙しくないという人がほとんど。
今年は多少まとまった休みが取れるのではないかと
期待しています。
■(1)今回の事例________
「小屋裏通気塞ぎ」
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屋根通気
 
◆写真解説
外壁最上部。小屋裏への通気口が断熱材で塞がれている。
屋根裏の湿気、熱気などが抜けにくくなる。
◆内容説明
長期優良住宅やフラット35で基準がある小屋裏換気。
設計で換気を設けても、写真のように
断熱材で塞がってしまっているケースがある。
(特に天井断熱材が、通気口近くになる2×4でなりやすい)
このようなケースでは、通気を優先すると
断熱材が建物際で入らなくなる。
どっちを優先するか、悩んでる工務店さんが過去にいました。
小屋裏換気は、地域によってはフラットの仕様以上の
開口があった方がいいという意見もあるなど
家の耐久性において重要なものです。
◆対策
断面図などで、きちんと収まりを確認する。
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■(2)編集後記
フラット35Sの省エネルギー性をクリアしている家を検査して、
何でこれが、基準をクリアするんだろうと思うことがあります。
最近は、審査の仕組みを理解したので、疑問には思いませんが、
省エネルギーという言葉がマッチしていない感を受けます。
日経ホームビルダーの今月号。省エネ住宅についての記事は
具体的な数字があり、分かりやすかった。
改正省エネ基準(2103年基準、東京や大阪)でも
暖房負荷はドイツやスイスの6.3倍(全館空調で)
日本の戸建住宅の8割が無断熱。
92年基準でも寒くてたまらない・・など。
日本の基準で満足していても
世界的に見れば省エネ住宅でない。
本当の省エネ住宅を目指すなら、ドイツなどの基準を
参考にして家を計画すべきです。

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