事例709『床を受ける材への集中穴あけ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
準防火地域の木造3階建て。
上場企業が国から防火施工不備の指導を受け
皆が気を付けるようになるはずが、
中小工務店は何も気にしてないようです。
間違った施工。それでも検査済証がおりて
引渡しされています。
■(1)今回の事例__________
「床を受ける材への集中穴あけ」
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材料欠損
◆写真解説
1階の床を支える木材(大引き)に集中して
穴があけられ、補強もされていない。
◆内容説明
どんなに重大な欠陥でも、写真で分かりにくいものが多い。
今回は、とても分かりやすい写真です。
配管を通したい箇所と木材の位置が重なった。
他に方法がなく、このようになっています。
多少の欠損なら、部材寸法に余裕があれば
耐力は十分持ちます。
また、人間の重さくらいなら耐えるでしょう。
今回は1ヶ所に集中し、欠損自体も大。
やりっぱなしでなく、安全のため、何らかの補強をすべきです。
◆対策
住宅の現場では配管の位置は、現場任せが多い。
構造体への穴あけを職人任せにしない。
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■(2)編集後記
ある住宅メーカー。
過去、評判が悪く、ネットでの書き込みを見た方からの
弊社への新築検査依頼が、この会社だけで年30件ほどありました。
その後、この会社の品質が向上。それに伴い検査数は減り。
現在は年2,3件くらいの依頼で推移しています。
この会社、職人の賃金が安すぎることで有名。
消費税UPの駆け込みで、職人不足が起きると
定着していた職人がたくさん他の会社へ移りました。
その影響で、最近また、品質が落ちているような気がします。
家は職人の腕次第。
品質を安定させることは、難しいようです。

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