欠陥工事写真集– archive –
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527、基礎の連続穴あけ。ここまで連続しているケースは初めて見た。写真524同様、集中した穴あけは耐力低下につながる。 平成24年5月18日
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526、壁断熱材の隙間(約10CM)。断熱材は必要な部分に隙間なく施工するのが基本。 平成24年5月15日
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525、配管の固定不良。専用固定具を使わずに、残材を敷いただけの固定。大地震時にズレる恐れがある。 平成24年5月11日
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524、基礎配管貫通穴の間隔が狭い。耐力低下や矢印部にコンクリートがまわらないなどの弊害が出る。 平成24年5月8日
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523、1階床の荷重を受ける、床束の浮き。下部が宙ぶらりんになっていて、役目を果たしていない。 平成24年5月1日
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522、べた基礎スラブコンクリートのひび割れ。打設後の押さえを手抜きしたため、コンクリートが沈み、多数のひびが入った。 平成24年4月27日
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521、天井の雨漏り。室内へ漏っていないが、断熱材が雨を吸っている状態。 平成24年4月24日
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520、屋根裏側の結露。屋根裏空間は換気がなく密閉状態。室内から上がった湿気がこもり結露した。 平成24年4月20日
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519、床束の欠落。原因は入忘れ。上部では、床のたわみを感じた。 平成24年4月17日
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518、先回同様、鉄骨接合部の不備。丸印部の距離が近く、溶接不良である可能性が高い。 平成24年4月13日
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517、上部にあるダイアフラム(赤線部)が下部にはない。 また、交差する梁の下部の位置が15CM以上離れていない。これらの不備は大地震時に梁と柱の接合部を破壊する恐れがある。 平成24年4月10日
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516、基礎立ち上がりの鉄筋。位置がずれたため、下部を切断し、正規の位置へ穴を開けて挿していた。見た目はOKですが、構造耐力上の効果はない。 平成24年4月6日
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515、クロスの開き。少々のことはよくある事ですが、写真はかなりひどい例。この家は乾燥していない木を構造部や下地に使ったため、各所でこのような開きが出ている。 平成24年4月3日
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514、雨漏りで長期間躯体が濡れて、木が腐った。不朽菌による被害が進み、材料を取り替えるか補強をしないと危険な状態。 平成24年3月30日
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513、鉄骨プレハブメーカー。床下断熱材のない箇所が各所にある。これでも高断熱を売りにしている。 平成24年3月27日
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512、長期優良住宅。玄関土間に外気が入らないように、気密パッキンを施工している。材料不足で、一部通気パッキンが使われている。 平成24年3月23日
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511、設置ミスにより、アンカーボルトが柱のほぞ穴の位置にある。座金の押さえが十分ではない。(座金を兼用しているナットを使用) 平成24年3月20日
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510、梁の仕口、緊結のための金物がない。施工忘れであり、大地震時に簡単に外れてしまう恐れあり。 平成24年3月16日
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509、ダイライトなどの耐力壁は長さ50mmの釘で固定する。写真は入隅部の受材が薄く、釘の先が抜けている。これでは50mmの釘を打つ意味がなく、耐力低下につながる。 平成24年3月13日
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508、建具枠の開き。原因は床の沈下。建具を見ると床の傾斜の有無が分かる。 平成24年3月9日
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507、屋根裏の外壁内側。防火被覆(石膏ボード等)の施工がない。法律のグレーゾーン部で、行政判断が分かれていた箇所。最近、必要と判断をする行政が増えている。 平成24年3月6日
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506、基礎の水平を出す「レベラー」、施工不良で基礎から剥離している。基礎の一部分であり当然NG。 平成24年3月2日
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505、屋根からの雨漏り。屋根材をめくると、屋根合板が濡れていた。屋根防水工事の不備が原因。 平成24年2月28日
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504、鉄筋の間隔が狭いと、ジャンカなどコンクリート打ち込み不良が起きやすく、付着力を弱める原因となる。約31mmあきが必要なところ22mmしかない。 平成24年2月24日
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503、耐力面材、ほとんど釘が打たれていない。これでは耐力ゼロ。社内検査、瑕疵保証検査がでたらめ。 平成24年2月21日
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502、天井断熱材が広範囲で欠落している。材料の不足が原因と思われる。 平成24年2月17日
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501、鉄骨柱の錆び。1階床下が湿気ていたため、厚みの1/4が錆びに侵された。耐力的に弱くなっていることは確実です。 平成24年2月14日
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500、瑕疵検査で、断熱材をめくったら、筋かいが無かった。図面には記載があり、また、梁も筋交いが入るように切り欠かれているので、現場で入れ忘れたと思われる。 平成24年2月10日
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499、大手ハウスメーカーの家。鉄骨の錆。いくら工場で高品質の塗装をしても、雨漏りを放置すれば鉄は錆びる。 平成24年2月7日
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498、基礎のひび割れ。幅は約2mm。漏水、耐久性に十分影響が出る幅です。通常よく見かけるひび割れ幅は0.1、0.2mm程度。 平成24年2月3日
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497、釘の種類で、CN釘とNC釘がある。現在も、多くの大工さんが勘違いしている。これらの断面積比は約倍違い、性能的には別物。ちなみに写真のNC釘は、構造用ではない細い方の釘。 平成24年1月31日
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496、給水、給湯管(青とピンクの管)に干渉し、排水管の勾配が取れていない。また、固定も悪い。 平成24年1月27日
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495、基礎の表面が膨らんでいるため、断熱材が密着しない。これだけ空間があれば、断熱材の意味がない。 平成24年1月24日
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494、筋かいを固定する金物と、柱の引き抜きを押さえる金物が干渉している。弊害として、筋かい金物はビス不足。 平成24年1月20日
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493、2階の排水管。施工時に穴あけをした際、梁を一緒に切ってしまった。穴の位置は、開け替えたが、梁は未補修のまま、隠蔽。 平成24年1月17日
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492、2本の電気配線が筋交いを貫通している。類似例を何度も紹介してます。構造部材として重要な筋交いは、切り欠いたりしてもダメです。 平成24年1月13日
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491、省エネ対策等級4への対応のため、ユニットバスの洗い場床裏に断熱材が吹き付けてある。ただし、施工がいい加減なため、未施工箇所が点在する。 平成24年1月10日
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490、鋼製火打梁。おさまらない箇所へ無理やり取り付けた結果、端部が曲げられ、固定の釘3本も未施工。 平成24年1月6日
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489、ツーバーフォー工法の天井裏。天井下地が在来工法の方法で組まれ、さらに壁の石膏ボードが上枠まで届いていない。無知で施工したと思われ、構造的な影響がある。 平成24年1月3日
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488、中古住宅検査で発見した床下のシロアリ被害。売主は不動産業者。表面だけ綺麗にリフォームし、見えない箇所は隠蔽したようです。 平成23年12月27日
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487、基礎外周部、折り曲げた鉄筋が下に付いている。かぶりはゼロで、基準法に違反する。 平成23年12月23日
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486、木造住宅の床束。表面上は分からないが、内部はシロアリに喰われ空洞化している。 平成23年12月20日
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485、鉄骨造の床、コンクリートを流す前の写真。溶接金網接合部の重ね不足。本例の基準は200mm必要。 平成23年12月16日
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484、大きく不同沈下している家。最大沈下箇所から一番遠い玄関の柱が、沈下側へ引っ張られ、基礎から離れてしまった。 平成23年12月13日
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483、窓まわり、両面防水テープ(黒色)と防水紙が接着していない。サッシ部への雨漏りの原因になる。 平成23年12月9日
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482、筋かい金物のビス、施工忘れ。柱と筋かいが無固定状態。 平成23年12月6日
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481、柱頭と梁が、離れないように固定する金物の位置が間違っている。梁同士を固定している。(矢印位置に付くのが正解) 平成23年12月2日
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480、通し柱に接合する梁、固定ボルトのナット締め付け忘れ。誰かが気づかないと、固定されないまま完成し、大地震時にこの部分が抜ける恐れがある。 平成23年11月29日
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479、1本だけアンカーボルトが出過ぎている。基礎への埋込み不足+これではナットが締まらない。 平成23年11月25日
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478、玄関まわり、気密タイプの基礎パッキンに入れ替えている。図面で指示された場合は勿論、省エネルギー対策等級4仕様では、玄関の気密化が必要です。 平成23年11月22日
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477、電気配線、2階の床梁を大きく欠損している。筋交いがある、大きな力がかかる箇所。梁を傷めてはいけない。 平成23年11月18日
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476、勾配天井断熱材。施工がずさんで、隙間だらけ。夏場の暑さ、冬場の結露の懸念がある。 平成23年11月15日
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475、コンセントBOXビスのサビ。壁内が湿気ているために発生した。木が腐る恐れがある事例。 平成23年11月11日
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474、基礎スリーブの間隔が狭い。耐力低下を防ぐため、直径の3倍、離なさければならない。是正中の写真。 平成23年11月8日
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473、ホルムアルデヒド濃度0.135ppm。日本の基準値0.08ppmを大幅に超えている。ほとんどの現場は、0.02以内です。 平成23年11月4日
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472、ホールダウンボルト、先に埋め込んだが、長さの間違に気づいたため、カットすることで、ごまかそうとした。 平成23年11月1日
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471、フローリングの溝と、壁が並行でない。フローリングを斜めに貼り出したことが原因。 平成23年10月28日
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470、基礎打ち継ぎ面に、砕石が大量に乗っている。コンクリートの一体化を妨げる。 平成23年10月25日
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469、高断熱仕様の家なのに、床下点検口蓋に断熱材がない。断熱材は隙間なく施工することが基本です。 平成23年10月21日
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468、屋根パネルを固定するビスが、完全に外れている。全く固定されずに、パネルが置かれている状態。 平成23年10月18日