事例1365「夏型結露」

今回紹介する例も、修理費用が膨大にかかるため
業者は逃げています。

被害は家全体におよび、泣き寝入りできるレベル
ではありません。不具合が出た時、真摯に対応し
てくれる業者を選びましょう。



🔳1 今回の事例____________

「夏型結露」
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セルロースファイバー壁のカビ


◆写真解説

壁の結露、カビ。外壁通気層の湿気が室内側まで
達している。断熱材はセルロースファイバー。夏型
結露の典型例。柱や筋交いなども構造材も大量の
水分を含んでいる。

◆内容説明

外気に加え、建材からの水蒸気の蒸発により、壁内
等が猛烈に湿気て起きる放湿型結露が急増していま
す。

今回の例は、外気と建材からの放湿でたっぷり湿気
を含んだ外壁通気層の空気がセルロースファイバー
を充填した壁内を湿気らせている。
クロスで室内側への透湿が妨げられ、たっぷり湿気
を含んだ石膏ボードがエアコンで冷やされることで
結露が発生する。

冬場は外気が乾燥するため、被害は止まりますが
夏場になると再発し、カビの量は処理を怠ると年々
被害が拡大します。

◆対策

石膏ボードの裏に気密シートを貼れば、石膏ボード
への吸湿は防げるが、柱などの構造材は湿気る。
外壁側での対策が必要。

 


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🔳2 編集後記

建築業界は人手不足です。現場監督が圧倒的に不足
し、会社によっては、希望すれば即、採用になる
状態です。

そのためか、能力不足の現場監督が増えているよう
に感じています。その中には、きちんと教育してあ
げれば伸びていく人もいますが、教育環境が整って
いない会社が多いです。

品質は職人さんの良し悪しが重要ですが、現場監
督がダメ過ぎるとよい職人の足を引っ張ります。











































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