事例1149 「床下結露」

ここ近年は、昼間、事務所に居ることがほとんどありません。
多くの現場に呼ばれている証拠で、ありがたく思います。

お客さんに来てもらうお仕事の方から、
いろいろなところに行けていいねと言われることがありますが、
夏の暑い時期、冬の寒い時期は、室内にいたほうが良いです。

明日は現場予定を入れています。(事務所は休みです)

 

■(1)今回の事例______________

「床下結露」
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◆写真解説

床下の結露。
今年の夏は湿度が高く、床下を換気していても結露が起きている家が多い。
土台や大引きにカビが生えやすくなる。

 

◆内容説明

床下を通気している家の完成検査で、連続して床下の結露を見ています。

今年の夏は、例年より湿度が高いそうです。
湿った空気が床下へ入り込み、さらにコンクリートからの水分蒸発も加わり
床下の湿度が高くなる。

床下は日射の影響を受けないため、基礎などの表面温度は低く
結露が起きやすい。

過去、床下結露は、基礎断熱のケースが圧倒的に多かった。
今年は逆転しています。

 

◆対策

今年のような湿度が猛烈に高い夏が続けば、
床下に送風機などを設ける必要が生じます。

 

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■(2)編集後記

今回、取り上げた床下結露。
今まで無かったわけではありませんが、今年は多すぎる。

高断熱、高気密化で壁内結露も増えているというデータも出ています。
結露対策が今後、重要になっていると思います。

今から15年ほど前、住宅の結露に関する本を読んだとき
その本にこんなことが書いてありました。

住宅の実務者に結露発生のメカニズムを訪ねると、
答えられるのは1割もいない。

今でも同じだと思います。
結露に深い興味を持たないと、勉強する機会はありません。
私もその本をきっかけに、結露について勉強しました。

 

 

 

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