事例1191 「乾式タイル壁の下がり」

明日がなぜ祝日なのか、ふと疑問に思いました。

調べると「スポーツの日」
オリンピック開催のため、10月の体育の日が移動したんですね。

 

■(1)今回の事例______________

「乾式タイル壁の下がり」
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◆写真解説

木造住宅、乾式タイル壁の落下。
下地のボードが重みで下がり、目地が切れた。

 

◆内容説明

現在、木造住宅の外壁タイルは、モルタルを使わない
接着剤による乾式貼りが主流です。

今回紹介するのは、下地サイディングの下がり。
一部分だけの下がりのため、釘の本数が不足していた可能性がある。

検査でタイル下地の施工を見ると、100%釘、釘とビスの併用、100%ビス
など施工方法は会社により様々。施工マニュアル以上であれば、指摘はしません。
また、下地サイディングは胴縁に固定するため、胴縁の固定も重要です。

 

◆対策

通常のサイディングの重さに加え、タイルの重みも加算される。
下地の留め付けを施工中にチェックする。

 

 

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■(2)編集後記

一般的な外壁は、2重に防水をしていても、雨漏りをなかなか減らせません。

外壁は継ぎ目や取り合いが多く、100%雨の浸入を防げない。
下地防水も釘などの穴が開くため、100%ではない。
2重にすることで、補完し合い、100%に近づけていています。

これとは対照的に鉄骨系の大手メーカーの外壁は、防水が1重の会社が多い。

1重防水が可能なのは、外壁材の大きさの違い。
大判であるため、継目が少ない。
大判が扱えるのは、工場生産の強みです。

雨が漏りやすいのに継ぎ目が多いのは、運搬や施工性から。
外部に継ぎ目を無くせることができれば、雨漏りは激減します。

7月は雨が多かったため、雨漏り検査の依頼もいくつか来ています。

 

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