放送の目的
今回の放送する建物のカビ被害。
結露と言えば、冬に起きるのが多かったのが、年々
、夏に起きる数が増えていき、ここ数年、夏場の結
露、カビ被害が急増しています。
増加の要因は気象変動による夏場の水蒸気量の増加
と、建物仕様の変化などが関係していて、設計や
施工に過失が無くても、条件が揃えば、結露、カビ
が発生します。
さらに、地球温暖化の傾向が続く限り、被害は年々
拡大すると予想していて、過去のシックハウス問題
のように社会問題化するのではないかと懸念して
おります。
個別に被害案件だけ処理していれば、被害の増加と
共に私の仕事が年々増えますが、そうではなく、
予防活動を数年前から行うようにしています。
講演に呼ばれれば必ず、カビ被害の話をしますし、
この1年、日経アーキテクチュアで夏場のカビ被害
の連載も行いました。
今回のテレビも、当初は欠陥住宅の話でオファーが
ありましたが、打ち合わせでカビの話をしたところ
興味を示していただき、この話題に変わりました。
マスコミ方もこの問題の重要性に気づいてくれたと
思います。
今回、私の時間は10分程度。内容を要約している
ため、誤認識される箇所もあると思いますが、急増
してるこの問題が、拡散されることで、被害軽減の
きっかけになればよいと願っています。
今までこの問題に相当な時間を費やし、裁判も多く
サポートしています。発信している内容は、数少な
い情報や2次情報ではないことをお伝えしておきま
す。