除染手抜き問題がこのところ報道されている。
落ち葉を川へ流す。洗浄した水を側溝へ流すなど
最終処理で手を抜いているようです。
手抜きの理由について報道される内容を見ると
・元請けの監督の指示。
・「はやく作業を終えろ」と追い立てられ、それに抗すれば、
仕事を干されないまでも仲間うちから孤立してしまうから仕方なしに行った。
・1日6千円くらいの日当で、もらえるはずの危険手当がもらえない。
・ほとんどの作業員は「手抜きが当たり前」であり、
自分たちが「手抜きをしている」という自覚がなかった。
など、いろいろ理由はあるようです。
税金で行われている仕事であり、仕事の出来はともかく、
作業を完了させることが優先なんでしょう。
ゼネコンが元請けで、報道によると実際に作業しているのは
5次下請けくらいの作業員。
中間に入っている業者は、品質や工程、安全責任の全てを下請けに押し付け、
自分たちは金銭面しか関心がなかったと思われます。
住宅など建築現場も、下請け業者でほとんど工事が行われています。
完成すれば何でもOKみたいな風潮は昔に比べ減ってはいますが、
手抜き工事は完全に無くなっておりません。
この除染作業も今後、環境省の職員が作業を監視するようです。
規則やルールを設けるだけではダメなのは、どこの業界でも同じです。
スポーツで言えば、審判のような立場の人がいないとルールは守られません。
自ら手抜き防止が難しい建築・土木業界においては
最初から監視をするべきだったと思います。
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