事例439『ツーバイフォーの基本でない施工』

 こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 明けましておめでとうございます。
 
 本年も継続して発信していきます。
 よろしくお願いいたします。
 
 
 この休みを利用し、読まずに積み上げてあった
 専門書を読みました。
 
 おかげで、仕事をしているような頭になり
 正月気分が半減したような気がします。
 
 
 6日からは3連休に関係なく予定が続くので
 5日まで休みます。
 
 残り3日、普段時間が無くて、できないことを
 やっておこうと思います。
 
 
■(1)今回の事例____________
  「ツーバイフォーの基本でない施工」
 ___________________
 
 
欠陥住宅を調査する建築士のブログ-2×4の基本外れ
 
 ◆写真解説
 
 ツーバーフォー工法の天井裏。
 天井下地が在来工法の方法で組まれ、
 さらに壁の石膏ボードが上枠まで届いていない。
 
 無知で施工したと思われ、構造的な影響がある。
 
 
 ◆内容説明
 
 ツーバイフォーは、単純な感じを受けるが、
 建築士でも、基準を覚えることは大変です。
 
 在来軸組工法と変わりないという先入観から、
 ツーバイフォーの知識がないまま
 施工されてしまう例は多い。
 
 
 ツーバーフォーは、壁の石膏ボードでも耐力を取るため、
 上まで張り上げて、規定の釘又はビスで、外周は100mm
 ピッチで留める必要がある。
 
 写真のように途中で止まっていると
 耐力換算できす、耐力低下は確実です。
 
 天井下地は、吊り天井を組む場合もあるが
 基本的には、天井裏のスペースをたくさん取らない。
 
 写真のように天井裏のスペースが高いと
 躯体の高さが無駄に高くなり、コストUPにもつながる。
 
 
 ◆対策
 
 設計図面を見ると、ツーバーフォーの知識がある
 建築士が書いているかどうかわかる。
 
 図面の段階で、専門家のチェックを入れることが重要です。
 
 
 また現場は、大工さんと設備業者さんの仕事をチェックすれば
 ツーバイフォー特有の間違いは、ほぼ起きません。
 
 
 
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■(2)編集後記
 新年早々、お金の話で恐縮ですが、
 日本の財政や消費税UPのニュースを聞いていると
 家計は、今より悪くなって行くことは確実です。
 
 ですから、不動産などの金額が大きいものは、
 きちんと考えて買うことが重要になります。
 
 
 最近読んだ本。
 「坂の上の坂」藤原和博著 ポプラ社 には、
 簡単でありますが、購入価格の中身について考えること、
 ローンについてなどが書かれています。
 
 また、「中古ワンルームは「東京23区」を買いなさい!」
 重吉 勉著 かんき出版
 こちらはマンション経営に関する内容ですが、
 物件選びや不動産所有の経費など、
 戸建住宅を買う人も参考になると思います。
 
 また、欠陥住宅をつかまないことも
 金銭損失しないという意味では重要です。
 
 
 ほとんどの人が、業者を信頼し、全てお任せで家を購入しています。
 業者も、知らないうちに欠陥住宅を売っているケースが大半で
 買ってからも、気がつかないケースが多い。
 
 防火の欠陥は火事の発生、
 構造の欠陥は大地震が来るまで、気づきません。
 
 ですから、他に気になることがあり、
 当社に検査を依頼した結果、重大な欠陥が発覚することが多いです。
 
 
 この業界では、消費者保護より業者保護の傾向にあります。
 それは、業者から提示される契約約款を見ても、よく分かります。
 
 金銭面含め、購入時に自分でよく考えて購入することが
 本当に大事です。
 
 
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