事例502『筋交いの割れ』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の名古屋の予想最高気温は35度。
この猛暑日の午後、屋根裏に入ります。
慣れているとはいえ、辛い作業です。
■(1)今回の事例________
「筋交いの割れ」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-筋交い割れ
 
◆写真解説
筋交いの割れ。裏側にある金物のビス施工により割れた。
これでは金物による固定が充分ではない。
◆内容説明
今回の写真は、金物施工時に割れたもの。
施工時以外に納材時からの割れや欠け、
死節による欠損などの存在も珍しくない。
これら筋交いの耐力を低下するものがあっても
自主的に交換するようなことはない。
法的に義務つけられている検査では、
これらはチェックされないし、
筋交いが壁の中に隠れ、見えなくなるからです。
◆対策
施工後に交換することは手間がかかるため、
不良材を事前にチェックする。
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■(2)編集後記
昨日検査に行った全国区のメーカー
「省令準耐火構造」の施工が間違ってました。
お客さんは追加代金を払い、この仕様を選択。
手抜きされていては、納得がいきません。
また防火性能を信じ、火災保険を割り引いている保険会社は
詐欺にあったようなもの。
防火の施工で細部が間違っている現場が多い。
関連団体などが施工マニュアルを整備するなどしないと
防火性能が不十分な現場が増えていきます。
アキュラホームの防火違反報道が、住友林業へ飛び火しましたね。
行政やマスコミが大手を見せしめに使うことも
欠陥抑制に効果があるかも知れません。

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