事例529『ますの沈下 2』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
耐震補強計画の相談を受けた。(セカンドオピニオン)
知人の建築士に相談したら、仕事欲しさが見え見えで
安易な事をばかり言うので、真実を確かめたかったようです。
工事してからおかしいと思っても手遅れな場合がほとんど。
事前に気がつくことが大事です。
■(1)今回の事例________
「ますの沈下 2」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-ます沈下2
 
 
◆写真解説
先回同様、ます内部の沈下(別の現場)。
勾配が逆になり、水が溜まっている。
◆内容説明
沈下によって配管の勾配が変わるため、水は滞留する。
工事初期に配管し、完成時にすでに沈下していたが
そのまま周囲をコンクリートで舗装してしまった。
完成時の社内検査では蓋をあけてチェックしなかったようです。
(社内検査自体を行ってないのかもしれません)
◆対策
先回と同様です。一応、同じことを記載します。
造成時に土を、しっかり締固めさせることが大事です。
また、新築初期に蓋を開けて点検してみることも重要です。
業者が無償補修してくれるのは、通常1,2年だと思います。
(保証内容による)
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■(2)編集後記
このところ業者からよく相談が来る。
当社へ相談するくらいだから、欠陥の修補を逃れたいという話ではなく、
瑕疵に対する適切な修補方法や、原因追及などの話が多い。
このように真面目に対応する業者ばかりならいいですが
そうでない業者もいる。
先日も、当社が検査した報告書を送りつけると、
「今更何だ」とか、「直さないといけないのか」と
私に直接文句を言ってきた上場企業の社員がいた。
この担当者は「当社はローコスト。基準法に違反していても修理はお金がかかり
利益が減る。安く売ってやったから我慢しろ」と言いたいようだ。
彼らは日々、いかに自分が楽するかだけ考えて仕事しているようです。
与えられた仕事をこなすだけで、自分が得すること以外は心がこもらない。
大手ほどその傾向は多い気がします。
経営コンサルタント藤村正宏さんの昨日のブログにこんな事が書いてありました。
↓↓↓
商売っていうのは、どんな商売でも、お客さまに「愛情」を届けている。
お客さまが喜んでもらえると、あなたはうれしいですよね。
儲かったからうれしいわけじゃないでしょ。
でも、このことを忘れている商売人がたくさんいます。
まず、売上、利益ありき。
愛情を届けていることを忘れている。
・・全くそのとおりですね。

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