こんにちは住宅検査カノムの長井です。
シルバーウィーク前
この連休の影響で前後の予定が詰まっています。
当社の休みは20日~23日です。
■(1)今回の事例_________________
・「筋交い端部の隙間 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
筋交い端部、柱との接合部の隙間。
筋交いは端部の固定が重要、
これでは十分緊結されたとは言えない。
(ブログ181に同様事例掲載)
◆内容説明
問題が発覚するのは大地震時。
大きな力に耐える部分に隙間があれば
影響は想像できると思います。
このようになる原因は大工さんの腕の問題
つまり材料のカットミスです。
本来ならカットミスが許されない場所なのに
写真の箇所は2ヶ所ともミスしています。
このように地震などの耐力に
重要な部分のミスが放置されてしまうのは
壁の中などに隠れ見えなくなるからです。
最近感じることなんですが
家の広告を見ると住宅瑕疵保証検査を目立つよう
に表示している会社が多いです。
消費者からすればこのような事例も検査で
指摘してくれるだろうと思うでしょう。
しかし、それは間違いです。
このような事例は私が知る限り指摘しません。
◆対策
現場での全数検査。
もしくは工場での材料カットがよいです。
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■(2)編集後記
横浜、仙台・青森に続き
来月、当社のパートナー企業として
大阪がオープンします。
パートナー企業とは
「のれん分け」みたいな形態です。
検査会社が地方展開していく場合、
設計事務所に下請けをさせ
広げていくケースが多いと思います。
私がそれをやらない理由は
お客さんから支払われたお金は
ロイヤリティーなど取らず
全て直接検査する人、会社のお金となり
責任を100%受け止めてきちんと検査させたいからです。
元が経費を抜けば当然、実際に検査する人の報酬が減る。
当然報酬によって検査の質もかわるでしょう。
設計事務所の副業的な感じで検査を行わせると
責任感が欠けやすい。
何故か?
自分より組織名を前に出し行動することは
責任、自信をもって行動できない。
どっちがお客さんにとっていいことかわかりますね。
当社の地方への広がりの目的は
会社を大きくすることではありません。
仲間を増やし、技術の共有、向上と
情報発信の広がりを意図しています。