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事例202(筋交い端部の隙間)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 シルバーウィーク前
 この連休の影響で前後の予定が詰まっています。
 
 当社の休みは20日~23日です。
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「筋交い端部の隙間 」
 ________________________
 
 202
  
 

 ◆写真解説  ↑クリックすると拡大します
 
 筋交い端部、柱との接合部の隙間。
 筋交いは端部の固定が重要、
 これでは十分緊結されたとは言えない。
 (ブログ181に同様事例掲載)
 
 
 ◆内容説明
 
 問題が発覚するのは大地震時。
 大きな力に耐える部分に隙間があれば
 影響は想像できると思います。
 
 このようになる原因は大工さんの腕の問題
 
 つまり材料のカットミスです。
 
 本来ならカットミスが許されない場所なのに
 写真の箇所は2ヶ所ともミスしています。
 
 
 このように地震などの耐力に
 重要な部分のミスが放置されてしまうのは
 壁の中などに隠れ見えなくなるからです。
 
 
 最近感じることなんですが
 家の広告を見ると住宅瑕疵保証検査を目立つよう
 に表示している会社が多いです。
 
 消費者からすればこのような事例も検査で
 指摘してくれるだろうと思うでしょう。
 
 しかし、それは間違いです。
 
 このような事例は私が知る限り指摘しません。
 
 
 ◆対策
 
 現場での全数検査。
 もしくは工場での材料カットがよいです。
 
 
 
==========================

■(2)編集後記

 
 横浜、仙台・青森に続き
 来月、当社のパートナー企業として
 大阪がオープンします。
 
 パートナー企業とは
 「のれん分け」みたいな形態です。
 
 
 検査会社が地方展開していく場合、
 設計事務所に下請けをさせ
 広げていくケースが多いと思います。
 
 私がそれをやらない理由は
 
 お客さんから支払われたお金は
 ロイヤリティーなど取らず
 全て直接検査する人、会社のお金となり
 責任を100%受け止めてきちんと検査させたいからです。
 
  元が経費を抜けば当然、実際に検査する人の報酬が減る。
  当然報酬によって検査の質もかわるでしょう。
 
  設計事務所の副業的な感じで検査を行わせると
  責任感が欠けやすい。
  
  何故か?
  自分より組織名を前に出し行動することは
  責任、自信をもって行動できない。
  
 
 どっちがお客さんにとっていいことかわかりますね。
 
 
 当社の地方への広がりの目的は
 会社を大きくすることではありません。
 
 仲間を増やし、技術の共有、向上と
 情報発信の広がりを意図しています。

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