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シロアリ駆除剤
木造住宅で心配事の一つ、シロアリ。
今は5年ごとに薬剤散布を勧められる。
家が完成してしまうと作業が困難なため、薬剤散布を依頼すると
意外と高額な金額になる。そのため5年ごとの薬剤散布を行わない家が多いです。
最近、少しづつ注目されているのは「ホウ酸」によるシロアリ予防。
ホウ酸は揮発や分解によって滅失することがなく、効果が目減りしないと言われています。
つまり、5年ごとの散布が必要ない。ただし、雨漏りなどして濡れた場合は、効果が無くなります。
直接業者へ依頼すれば、ハウスメーカーを通してシロアリ駆除を頼むのと同じくらいの
金額で施工できるようです。5年ごとの再施工がないことを考えますとかなり得です。
また、ホウ酸は昆虫に対し強い毒性がある一方、
人間、犬、猫にとっては食塩と同程度に無毒なので安心な材料です。
今現在、施工を行う業者は限られています。見つけるのが大変かもしれません。
愛知県では春日井市の株式会社ヴィックライン 0568-93-6700 などが施工しています。
事例438『隠蔽された シロアリ被害』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
仕事は明日までですが、
午前中、大掃除を済ませました。
今日は天気がいいので、窓ふきも寒くなかったです。
■(1)今回の事例___________
「隠蔽された シロアリ被害」
___________________
◆写真解説
中古住宅検査で発見した床下のシロアリ被害。
売主は不動産業者。
表面だけ綺麗にリフォームし、見えない箇所は隠蔽したようです。
◆内容説明
写真の上の矢印は、床根太の被害。
下の矢印は、蟻道。
床下のことですから、業者も知らなかったかもしれない。
しかし、内部をほとんどリフォームするついでに
床下の確認は容易にできたはずです。
本例のように、不動産業者が中古住宅を買取り、
きれいにリフォームして売るケースが多い。
見た目がきれいな方が、売りやすいし
高く売れるんでしょう。
、
あとで隠れた瑕疵が発覚する事があります。
見た目だけで購入を決めてしまうのは危険です。
◆対策
床下に入ることが出来れば、
本例のようなシロアリ被害を見つけることは容易です。
購入に際し、細部を検査する事が重要です。
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■(2)編集後記
昨日は、雪で高速道路が大渋滞。
そのため、電車で移動しましたが、特急の指定席は満席。
気温も低く、大変な日でした。
これだけ寒いと、結露がひどくなると思います。
水蒸気は人の息からも出ます。部屋を締め切って寝ると、
表面温度が低いガラスやサッシ枠で結露しやすい。
結露対策は以下の2つ
・室内の水蒸気量を減らす。
・結露する面の温度を高くする。
その理由は、温度によって空気中に含まれる
水蒸気量が決まっていて、(高いほど多い)
飽和量を超えると水になるからです。
水蒸気量を減らすには、換気(換気扇)、除湿(エアコン、
排湿機能付き換気扇、除湿機)、吸湿(エコカラット、天然木など)。
窓、壁の温度を高めるには、高断熱化や、2重窓などが有効です。
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事例436『表面上分からない シロアリ被害』
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の予定3件は、全て自宅付近の現場。
家から直行予定で、出発前に自宅で書いています。
年末の休みまであと1週間ほど。
明日は、大規模の建物調査があり、
まだまだ気が抜けません。
■(1)今回の事例___________
「表面上分からない シロアリ被害」
__________________
◆写真解説
木造住宅の床束。表面上は分からないが、
内部はシロアリに喰われ空洞化している。
◆内容説明
叩くと軽い音がしたので、マイナスドライバーを刺したら
中が空洞だった。
床下は、換気孔から光が入るため、
光を嫌うシロアリは、表面を喰わないようです。
床下で、シロアリの有無を調べる時は、
木材を叩いてみることも重要です。
◆対策
シロアリ被害を防ぐには、
定期的に検査をして、早期発見すること。
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■(2)編集後記
11、12月は、完成現場が多かったです。
忙しくなると、仕上げ工事も雑になる?
実際はそうでもなく、先週あたりは1年を通じ、
きれいに仕上がっている現場が多かったです。
「傷や汚れは、仕方がない」
過去、建築業界では当たり前の考えでした。
今でも、そう思っている人、
実際に口に出して言う人は、未だにいます。
断熱や構造など、建物の性能の向上に伴い、
細部の施工精度も重要になっています。
仕上げをおろそかにする姿勢は、見えない壁内など、
他の部分もきちんとしていない可能性が高く、注意が必要です。
業者の見極め方の一つ、
「完成時、私が傷、汚れを検査する機会はあるか」と聞く。
「ありません」とか
「30分でお願いします」
などの回答は、品質を重要視していない事が分かります。
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