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反論2

裁判中の物件において、意見書に対する反論が返って
きました。先月、今月は数が多いです。

数回、読み返しましたが意味がよくわからない。
弁護士もわからないと言っていたので、
私の読解力の問題でもなさそうです。

非を認めてしまえば、それで終わってしまうので、
相手はいろいろ考え、主張してきます。

一見、まともな反論に見えるあたりは、さすがだと
思いますし、別の意味で勉強にはなりますが、
再反論の手間を考えますと、迷惑でしかありません。

このようなやりとりは、裁判が長引く原因の一つです。


反論

裁判中の物件。検査での指摘内容について反論が
来たため、内容を確認したところ、
全く、内容が嚙み合っていませんでした。

裁判中のため、内容は公開できませんが、例えば、
基礎で鉄筋のことを指摘しているのに、コンクリ
ートについての資料を出して、問題がないと言っ
ている。

おそらく、建築会社は裁判を全て弁護士に任せ、
技術的な協力をしていないと推測できます。

最近、労働時間短縮のために、紛争事を弁護士に
丸投げする会社が増えつつあります。
紛争処理から手離れすることで、自分たちの労働
時間やストレスは減りますが、再発防止や品質向
上面では、マイナスだと思います。

裁判所の判断

建て替え請求をしている裁判で、専門委員がおかしな
判断をしております。よくあることですが、今回のケ
ースは完全な誤り。構造に関する重大な基準法違反を
問題ないと判断してます。

この裁判、当初から、地方で行っているので、嫌な予感
がしてました。予想どおり、付いた専門委員(建築士)
がダメでした。

たまには良い判断もあるので、裁判を勧めるのをやめ
ませんが、こういった判断が続くと、裁判外で解決し
ていくしかありません。

20年くらい裁判サポートをしておりますが、
裁判所の判断は、今も昔もかわりません。

 

保証、検査をしない保証検査会社

法律の規定に基づき、国土交通大臣に指定された住宅
瑕疵担保責任保険法人。

ある会社は、検査ミスを追求すれば、
「検査していません」といい。

保険を請求すれば、「支払いできません」と拒否する。

大口の取引がある会社には、契約を打ち切られないよう
保険の支払いがよいなど、対応はいろいろ。
結局は、利益確保が第一優先になっている。

保険法人の運営自体をかえないと、現状、本来の目的で
ある消費者保護になっていません。

今回、依頼を頂いたケースは、保険の支払いを頑なに
拒否していて、その理由も疑問が多いです。
おそらく、訴えることになるでしょう。

安易に支払い拒否ができないような、先例が作れると
良いですが。


和解の連絡を頂きました

欠陥検査後、裁判サポートをしていた家。
依頼者より和解成立の連絡がありました。

ひどい欠陥住宅ですが、裁判所の反応は当初、
いま一つ。回を重ねるごとに、杜撰さを分かって
頂き、最終的に施主寄りの判断をしてくれるよう
になりました。しかしながら、よくあるパターン
で、査定は、修理金額の大きなものを切られ、
少額のものを多数、認めたような感じです。

少々の地震では壊れないだろう、大地震時に壊れる
のは仕方がない、と判断しているのかもしれません。



調停委員の判断

先週末、雨漏りを含む欠陥住宅検査を2日間かけて行いました。
天候は2日共、曇り、時々雨でしたが、帰ってきて、鏡を見ると
かなり顔が日焼けしています。曇りでも油断したらダメですね。

ベタ基礎のかぶりがほとんどなく、建て替えを請求している裁判。
調停委員が、かぶりがほとんど無くても、問題ないと
言い出しております。

最低のかぶり厚は建築基準法施行令で定めれ、明らかな違法で
あっても、ダメだと言ってしまうと、建て替えが決定してしまう
ため、立場上、こういわざる得ないと思います。

このような例は、よくあるパターンなので驚きませんが、
何も反論しないとその意見が通ります。

裁判での技術的な反論は、私の担当。過去同様な事例がいくつか
あるので、それほど難しくありません。

このように裁判所の判断は、一般の方が考えているのと、真逆な
ケースが多いです。

トラブルになって、ハウスメーカー側が裁判に持ち込みたいのは
こういった判断がまかり通っているからです。

不具合があるのに、業者が開き直ると、施主側は不利です。
建てる前、建築中に予防することが重要です。


住宅紛争解決手段

業者と争いになった場合、数年前まではネット上での書き込みが
結構、有効でした。最近は、業者の方が対応に慣れてきて、効果が
以前より減っている印象があります。また、書き込みに対する裁判
も増え、書き込みした方が訴えられる率が高くなっています。

マスコミも今現在は、欠陥住宅を取り上げるのに消極的です。
コロナ過でロケ自体を制限していましたし、
最近はウクライナの戦争で建物がたくさん壊されている状況を
目にすることが増え、欠陥住宅被害のインパクトが薄いということで
企画を通しにくくなっています。

争いの手段が減ることで、裁判を選択する比率が高まるかもしれません。

弊社は、面識がない弁護士さんからの問い合わせが年々増えております。

被害確認

カビ被害で裁判中の家。追加立証のために現場に行ってきました。

カビ被害は、6月から9月にピークを迎えます。その時期以外に現場を
確認に来た方のほとんどは、被害は大したことないと思ってしまいます。

ピーク時に確認した場合でも、臭いに鈍感な方、床下などを奥まで
見ないケースでは、同様の判断をされることがあります。

カビ被害以外に、音などの住宅の問題は、住んでいる方と、
そうでない方の被害に対する認識の差が出やすく、
解決の妨げになりやすいです。

今回の追加立証、裁判所の期日もあり、ピーク前の調査でしたが、
時期に影響されにくい、カビの専門会社による調査を実施しました。

交渉決裂

設計の不具合により、カビ被害に悩まされている家。
昨年秋に調査依頼を受け、業者に対策工事を求めました。

これをすれば改善できるという方法まで提示しましたが、
費用がかかるためか、業者は弁護士に相談したうえで、
数点の手直しと数十万円の解決金を提示してきました。

相手からの提示内容は、カビ発生の要因を潰さないため、
今年の夏に再発することは確実で、これでOKできるはずはありません。

この会社、工法を思いつくたび、お客さんの家で実験し
ダメなら次の家で改善策を試す行為の繰り返しをしているようです。
こういう会社は、案外多く、実験台になる家はいい迷惑です。

これは工務店に限った話ではなく、建材関係のメーカーでも多いです。
不具合が発覚しても、マスコミも大きな事案しか取り扱いしませんし、
また、リコール制度がないので、安心して出来ると思います。

木造住宅の構造審査

欠陥住宅の紛争で、相手業者からの反論で多いのは、
「確認申請の中間検査、完了検査に合格している」
「瑕疵保険の検査に合格している」
「メーカーが問題ないと言っている」など。

今、欠陥検査後の話し合いをしている家も、
メーカーの○○さんが問題ないと言ってくれた。
瑕疵保険会社は問題ないと言っているなどの
回答が来たため、私の方で事実確認を取った。

瑕疵保険会社の担当部署に連絡をしたところ、
対応した担当者は、マニュアルに書いてある以上のことを答えない。

今回、紛争になっている家は、マニュアル仕様に合致しない家のため、
保険会社の基準がそのまま当てはまらない。
いろいろ説明をしましたが、どうやらイレギュラーなことについて
の知識がない印象を受けました。

確認申請で構造審査が省略される2階建て以下の木造住宅。
瑕疵保険会社がもう少し、突っ込んで構造を審査してくれないと
構造安全性に欠けた家でも建てれてしまう。

お金はかかりますが、平屋や2階建てでも、
構造計算をすることを強くお勧めします。

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