ブログ

リフォームトラブル多発

昼過ぎまで外にいましたが、結構な大雨です。
被害が出ていないと良いですが。

いろいろな依頼がある中で、最近はリフォームの
不具合が続きました。

昔から言えることですが、リフォーム業者のレベルは、
新築に比べると、全般的に低いです。

今回、素人集団の会社が施工した、それにお金を払う
価値はないだろうという、信じられない施工を見たり
もしました。

愛知県では外壁塗装のトラブルも多く発生しています。
リフォームは、新築以上に業者選びに注意が必要です。


よくある反論内容

裁判中の物件。初回の反論が来ました。
毎度のこと、確認申請の中間検査に合格している
。検査済証が下りている。瑕疵保険の検査が合格
しているという内容が多い。

今の時代、これらに合格していることは、当たり
前で、合格していない家の方が珍しい。
ミスは明らかで、これ以外の反論が思いつかない
と思います。

お決まりの反論なので、これに対するこちらの
反論も決まっています。

 

 

希望した家でない

完成した家が、希望した仕様や性能と違うという
揉め事が多いです。

内容は、耐震性や省エネ性、バリアフリー等。

紛争になっている例のパターンは
1,建築主の要求に対し、営業や設計者が理解を
  誤る。建築主の伝え方が悪いか、担当者が
  無知で、違う理解をする。
2,建築主の要求内容を、図面化する途中で、
  誤る。変更などに対応できていない等。
3,建築主の要求を理解し、図面は作成したが、
  希望した性能が出ない。設計者や施工者の
  技量不足。

完成してからでは、修理や解決は大変。また、
言った言わないになる例がほとんどのため、
希望する内容は、口頭ではなく、書面に書いて
渡しましょう。

図面を見ていると、情報が少ないものが多い。
家の仕様(長期優良住宅、フラット35S、
省令準耐火構造、住宅性能評価など)や床面積
などの情報も書かれていない図面も多いです。
建築主も、最終図面を確認する際は、希望した
内容が図面に書かれているか、確認すると良い
です。


住宅瑕疵担保責任保険

欠陥検査で構造瑕疵が発覚。
施工者が廃業しているため、保険会社へ弁護士から
保険適用になるか問い合わせをしたところ、
「実際に何か現象が起きていなければ対象外」との
返事が来た。

構造耐力に関しては、大地震などが来て壊れないと
保険の対象にならないようです。
それでも、大地震時に破壊した場合は、住宅瑕疵担
保責任保険ではなく、任意で契約する「地震保険」
を使うことになります。

構造でも、耐力壁が雨漏りで腐朽するなどのケース
は、雨漏り被害の現象が起きているので、保険適用
になります。

構造に関して、保険でのバックアップは期待しない
方が良いです。

紛争処理

今現在、紛争処理をサポートしている物件のうち、
一昨年、検査した現場にたくさん動きがあります。

話し合いの最中、これから裁判、裁判途中と状況
は、いろいろです。

指摘内容にもよりますが、住宅紛争は、解決までに
時間を要します。最近、話し合いに参加した現場も、
検査してから2年。未だ、合意に至っておりません。

同じく2年前に検査した現場の裁判が、延期になり
ました。
裁判所の判断がかなり偏っているため、延期を期に
状況が変われば良いと願っています。

15年ほど前も、今回と同じ理由で、裁判が延期に
なった現場があります。判決をもらう直前、家自体
に明らかな異変が生じ、それを追加主張したところ、
裁判所の判断が覆りました。
延期がなかったら、裁判で負けていた可能性が高く
依頼者の運を強く感じました。


引き渡し拒否

建物が完成(実際は内部仕上げ工事の大半が未施工)。
確認申請の検査済証も下り、請負代金も払い、登記も
完了、それでも請負業者が建物を渡さない現場があり
ます。

渡さない理由は、追加代金の未払い。

追加代金と言っても、引き渡し間際に請求されたもの
で、金額も一千万超。
自社の打ち合わせ、設計ミスによるものの補修費用と
安請負した結果、下請けからの請求を締めると、利益
が無いことに気づき、利益分を請求していると思われ、
施主にとっては納得できる内容ではない。

正式な引き渡しがなくても、建物に住んだ上で、
追加代金の争いをすれば良いですが、住めないまま
争うと、家賃と住宅ローンの2重払いが続きます。

また、登記もされているので、住まないまま、築年数
が増え、家の価値が下がります。

話が進まないまま、すでに1年半経過。相手の出方に
よっては、さらに長期化する可能性もあります。

完成時の高額な追加請求は、過去に多くありましたが、
杜撰な業者は淘汰され、最近では珍しくなっています。

それでもある一定数は存在するので注意してください。


反論2

裁判中の物件において、意見書に対する反論が返って
きました。先月、今月は数が多いです。

数回、読み返しましたが意味がよくわからない。
弁護士もわからないと言っていたので、
私の読解力の問題でもなさそうです。

非を認めてしまえば、それで終わってしまうので、
相手はいろいろ考え、主張してきます。

一見、まともな反論に見えるあたりは、さすがだと
思いますし、別の意味で勉強にはなりますが、
再反論の手間を考えますと、迷惑でしかありません。

このようなやりとりは、裁判が長引く原因の一つです。


反論

裁判中の物件。検査での指摘内容について反論が
来たため、内容を確認したところ、
全く、内容が嚙み合っていませんでした。

裁判中のため、内容は公開できませんが、例えば、
基礎で鉄筋のことを指摘しているのに、コンクリ
ートについての資料を出して、問題がないと言っ
ている。

おそらく、建築会社は裁判を全て弁護士に任せ、
技術的な協力をしていないと推測できます。

最近、労働時間短縮のために、紛争事を弁護士に
丸投げする会社が増えつつあります。
紛争処理から手離れすることで、自分たちの労働
時間やストレスは減りますが、再発防止や品質向
上面では、マイナスだと思います。

裁判所の判断

建て替え請求をしている裁判で、専門委員がおかしな
判断をしております。よくあることですが、今回のケ
ースは完全な誤り。構造に関する重大な基準法違反を
問題ないと判断してます。

この裁判、当初から、地方で行っているので、嫌な予感
がしてました。予想どおり、付いた専門委員(建築士)
がダメでした。

たまには良い判断もあるので、裁判を勧めるのをやめ
ませんが、こういった判断が続くと、裁判外で解決し
ていくしかありません。

20年くらい裁判サポートをしておりますが、
裁判所の判断は、今も昔もかわりません。

 

保証、検査をしない保証検査会社

法律の規定に基づき、国土交通大臣に指定された住宅
瑕疵担保責任保険法人。

ある会社は、検査ミスを追求すれば、
「検査していません」といい。

保険を請求すれば、「支払いできません」と拒否する。

大口の取引がある会社には、契約を打ち切られないよう
保険の支払いがよいなど、対応はいろいろ。
結局は、利益確保が第一優先になっている。

保険法人の運営自体をかえないと、現状、本来の目的で
ある消費者保護になっていません。

今回、依頼を頂いたケースは、保険の支払いを頑なに
拒否していて、その理由も疑問が多いです。
おそらく、訴えることになるでしょう。

安易に支払い拒否ができないような、先例が作れると
良いですが。


安心への第一歩!まずはお気軽にお問い合わせ下さい売り込みは一切致しません

052-739-5471 平日受付9:00〜18:00

090-6614-1376 ソフトバンク 土曜日も対応

有限会社カノム 名古屋市守山区小幡南三丁目20-28 シャトー小幡駅前 303

即対応・土日検査可

24時間受付 メールでのお問い合わせはこちらをクリック

ページ上部へ戻る