事例1356「鉄骨の塗装不備」
先週末からやや気温が低く、ひと昔前の夏の空気を
感じましたが、今日からまた、気温が上がり、蒸し
暑さが戻りました。
少しの違いでも、カビの生えやすさに影響します。
🔳1 今回の事例____________
「鉄骨の塗装不備」
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◆写真解説
築数年で塗装が剥離し、鉄骨の素地が出ている。
さび止め塗装を省略するなど、塗装工事の手抜きが
原因。
◆内容説明
築年数が浅いにも関わらず、塗装が剥離してきた。
剥離した塗装は、仕上げの塗装で、その下にさび
止め塗装は施工されていない。今時、さび止めを
施工しないのは珍しい。
鉄骨はさびやすく、長期期間の防さび効果を与える
目的で本来は、さび止め塗装が必要。
◆対策
仕上げの塗装前にさび止め塗装を確認する。
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🔳2 編集後記
確認申請が予定通り下りない等の理由で、着手が
遅れ、工期を詰めている現場が最近多いです。
特に工事前半の基礎工事予定を短縮するため、
急いで鉄筋を組む、雨天でもコンクリートを打設
するなどの行為が行われています。
余裕のない工事は、ミスが出る確率が高くなります
。また、ミスをしても修理をする時間がないため、
不具合を修理せず、放置される可能性もあります。
余裕のない工期で、基礎工事をやらせないことが
重要です。