事例1268 「カビの大量繁殖」

昨日もカビ原因特定に行きました。
水蒸気量を測ると、空気はかなり乾燥していて
季節が変化したことがわかります。

 

■(1)今回の事例_____________

「カビの大量繁殖」
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クロスのカビ

◆写真解説

クロス表面に繁殖した大量のカビ。
建物に原因があるにも関わらず、施工者側は、
生活の仕方に問題があると主張する。

 

◆内容説明

壁の裏側に外気が入り、石膏ボードが猛烈に湿る
ことでカビが発生した。

写真のようなカビ被害が増えています。
建物仕様の変化と気象変動が原因ですが、それら
の情報が業界内でも、ほとんど知られていません。

今年は、大手ハウスメーカーのアパートにおいても
被害がたくさん出ています。

急に対策をするとは思えないため、来年夏も、この
手の被害がたくさん出てくると予想します。

 

◆対策

換気が必要なため、ある程度外気は取り込まないと
いけません。計画の中で、水蒸気をいかにコントロ
―ルするかを、考える必要があります。

 

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■(2)編集後記

最近の傾向として、耐震等級3と省エネ住宅が当たり前に
なりつつあります。

業界の広告などでは、許容応力度計算を数回のオンラインで
容易にマスターなどという講座も増えていますが、構造計算
は、自社でやらず、構造計算専門の外注に出すべきです。
または、自社でやる場合、チェックを外部へ出すべきです。
自社でやっていると、知らないうちに自己流になっていたり、
複雑なケース等で、間違う可能性が高いです。

構造計算が必要な木造3階でも、確認申請で細かなチェック
がないので、間違っていても通るケースがあります。また、
大手ハウスメーカーでも計算を間違うことがあります。

間違いがあってはいけないものだけに、ミスを未然に防ぐ
対策が重要です。

 

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