事例545『基礎断熱材の寸法不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日検査に行った現場の大工さんが
この現場が終わったら、しばらく暇だと言っていました。
住宅メーカーは今、忙しいはずですが
いつもと変わらないか、暇な業者もいるようです。
お値打ち感がある。省エネに優れている。
そして宣伝を上手に行っている会社が
忙しくしているように感じます。
■(1)今回の事例______________
「基礎断熱材の寸法不足」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-基礎断熱
 
 
◆写真解説
基礎の断熱材が寸足らずで、コンクリートが一部露出している。
写真592、593で紹介したような結露を起こしやすい。
◆内容説明
基礎断熱にする場合、外側に断熱材を張り付けることが理想です。
それなのになぜ、内側の施工が多いかといえば、
 外側に施工をすると、シロアリが土の中から断熱材の内部を経由し
 躯体に上がるからです。
シロアリが食わない断熱材やシロアリ対策の部材は
コストが高いため、内側の施工が多いようです。
内側に張る場合は、結露を防止する意味で、
コンクリートがきちんと隠れるように施工しないとダメです。
天端の処理も忘れやすいので、気をつけましょう。
◆対策
大工さんは、結露のことまで考えて施工しません。
図面に施工詳細を明記しておくと良いです。
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■(2)編集後記
結露を業者に相談すると、
「きちんと換気してください」と言われることが多いようです。
ただし、すでに付いている24H換気を動かすだけで
結露が解消したという話は聞いたことがない。
実は、プロでも結露のことはよく分かっていない。
空気のことですし、いろんな要因が複雑に絡むからです。
私は結露の書類を書くとき
難しくならないように気をつけます。
室温が◆◆、湿度が○○で、水蒸気量が△△などと
記載していくと、何が何だか分からない書類になります。
頭の中でイメージしやすいように書くことを心がけますが、
それでも、やや難しくなってしまいます。

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