事例631『偽 2×4』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
当社が検査に入る予定があると、
業者は、どんな会社だろうと
隅々までホームページやブログを見るようです。
きちんと普段から施工していれば
検査を恐れることはありません。
検査で大きな指摘が出ない現場もあります。
■(1)今回の事例________
「偽 2×4」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-まぐさなし
 
◆写真解説
2×4の窓上に必要な構造材(まぐさ)が入っていない。
基準を無視し、業者の自己流で建てられた家。
安全性の保証はない。
◆内容説明
小屋裏、床下など、目視できる部分で
基準を無視した構造を確認。
赤外線サーモグラフィーカメラで壁の骨組みを
確認すると、やはり必要なまぐさが入っていなかった。
2×4工法(枠組壁工法)は使う材料をはじめ、
あらゆる構造の規定が告示で決められている。
しかし、2階建ては構造審査がないので
告示を無視しても家は完成する。
専門の躯体工場へ発注すれば、このような事は起きない。
コストダウンのため、自己流で組んだのでしょう。
◆対策
確認申請制度を信用しない。
複数のチェック体制が必要です。
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■(2)編集後記
今回記載した「なんちゃって2×4」を見たときは
何でこんな家を造るのか不思議でたまりませんでした。
家は仕上げてしまえば、「内部のアラ」を隠せるので
骨組はなんでもいいと思ったのでしょうか。
今回の例も、いろいろ目に見える不具合が出て
最終的に手抜きがバレました。
修理は無理なレベル。
家をぶっ壊さないと直らない事例です。

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