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事例491『かぶり厚不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日午後からは紛争の打ち合わせ。
相手は最小限の責任しか取らないような文章を送ってきたので
今後の方針を施主、弁護士と検討しないといけません。
■(1)今回の事例________
「かぶり厚不足」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-かぶり
 
 
◆写真解説
かぶり厚不足。掘る範囲を間違い、鉄筋が土にあたり、
所定のコンクリート厚が確保できない。
◆内容説明
このようになった経緯を想像します。
土を掘り、鉄筋を組んでみると、やや掘る位置がずれていた。
修正しようにも鉄筋が邪魔して土が掘りにくい。
コンクリートを流してしまえば、分からなくなるので
かぶり厚は足らないが、検査で指摘を受けたら直せばいい
と言う考えで、そのままにした。
◆対策
基礎の耐久性などに影響がある、かぶり厚さ。
あとから見えなくなる箇所であり、厳しい検査が必要です。
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■(2)編集後記
欠陥検査で、図面との相違を指摘したことに対する業者の言い訳で多いのが
「設計変更した」
施主が変更内容を知っていれば、あとからもめてない。
つまり、責任を逃れるため変更したと言っているケースが大半です。
建築工事の瑕疵入門 大森文彦著 大成出版社に
「設計変更の権限は、原則として、(工事)監理者にはなく、
建築主にあると考えるべきである」との記載がある。
また、このあとの記載を簡単にまとめると、
業者側が変更の権限を持つには、あらかじめ合意が必要。
いい方向への変更だと思っても、追加料金が発生し、
かつ権限や事前の合意がなければ債務不履行になる。
施主にとって格別不利益ではなく、追加代金が発生しないような変更は
合意がなくても認められる。
いくらプロの建築士であっても
人の家のことは勝手に決めれない。
契約時に変更の権限について、取り決めをすると良いでしょう。

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