こんにちは住宅検査カノムの長井です。
10月末ですが、朝日が入る事務所は
暑くて窓を開けています。
■(1)今回の事例_________________
・「胴ぶち固定忘れ 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
外壁材を留めつける胴ぶちの固定忘れ。
外壁固定不良の原因になる。
◆内容説明
木造系の住宅の外壁裏側には
「通気層」を通常設けます。
この通気層の通気確保と
外壁材を留めつける役割を果たすのが
「胴ぶち」
留めつけの基準では500mm間隔以内で釘止めします。
今回は部分的に釘打ちを忘れた例。
家全体で約10ヶ所も固定忘れがありました。
◆対策
外壁職人さんに任せず
仕上げ外壁材を張る前に
胴ぶちの釘固定、通気確保の検査は必修です。
あと、防水紙の破れなども
このとき同時にチェックできます。
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■(2)編集後記
今週、検査で思ったこと。
現場で同じような指摘が全般にある場合、
是正を監督さん、職人さんに任せると
確認でまず100%は是正されていない。
・目立つ印をしておいてもいくつかは見落としている。
・ほんの一部分だけ是正してすぐ隣はそのまま。 とか
なぜ、印などが目に入らないのか?
慌てているためもあると思います。
私もそうですが、動く、光るものを除き
ビスや釘などの小さなものは
見る意識をしないと目に入りません。
職人さんも仕事を一旦止めて
「見る意識」で確認しないから
忘れが起きるんでしょう。
そう考えると「検査する=見る意識」は大切です。