こんにちは住宅検査カノムの長井です。
サーバーの容量が一杯なのか
写真アップするのに時間がかかりました。
(不要なもの削除したらできました)
もし、一杯ならサーバーの乗り換えなどで
少しの間、写真追加できないかもしれません。
■(1)今回の事例_________________
・「床下断熱材未施工 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
階段下、床下断熱材がない。
居室下以外入れなくてもいいと判断する
大工さんがまだいます。
◆内容説明
断熱材は家全体をすっぽり覆うのが基本です。
居室下だけあればいいと判断されると
今回の例のようになります。
検査で床下へ入ると
階段、廊下、押入れ下に断熱材が無いことが
たまにあります。
◆対策
全ての床下に断熱材を入れることが
前提となっているため、
通常図面で施工範囲は記載しません。
大工さんがわかっていなければ
施工前に指示すべきです。
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■(2)編集後記
先週から昨日まで
現場のミス等を多く発見しました。
どれも構造的な欠陥ですが
施工している側に悪気はなく
単なる無知からくるものばかり。
施工者側が最近、
品質で頼りにしているのは
「瑕疵担保履行法」の保険法人の検査。
これがOKであればすべてOKみたいに
思っている方が多いです。
特に細かな基準を知らない
お客さんや建築士以外の方は誤解しやすいようです。
私が実際に現場で見た経験と
保険法人の内部にいる人の話を聞くと
決して厳しい検査は行われていません。
現在、私が受け持っているいくつもの裁判中の物件は
全て役所の検査は合格していますし、
保険を掛けた物件もあります。
それでも重大な欠陥が発覚しているのは
これらの制度が欠陥防止に完全には役立っていない
ことを認識していただきたいと思います。
住宅は個人の大工さんや中小規模の会社が多い。
そのため、国の制度で厳しくすると混乱を招くため
厳しい制度が施されません。
現在、消費者の品質へ対する意識は高く、
このギャップが紛争が増えている要因でしょうか。