こんにちは住宅検査カノムの長井です。
今日の午前中は事務所。
午後からはやや遠方へ検査。
この1週間、移動距離が多くなっています。
■(1)今回の事例_________________
・「帯金物、釘の打ち忘れ」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
2×4で1,2階の壁などを緊結する帯金物の
釘の抜け。
◆内容説明
この帯金物、2×4外壁パネルの
上下ジョイント部に引き抜き防止の役割で付きます。
躯体検査において重要な項目ですが
躯体検査時は金物が取り付いているだけで
全て釘は打ちません。
全て釘を打つタイミングは
ジョイント部が沈む可能性があり
屋根を葺いたり、中に石膏ボードを搬入し
重みをかけてからです。
そのため ↓↓
◆対策
施工のタイミング的に
帯金物の釘だけを検査することは難しいです。
当社でも躯体の次の検査では
上に防水紙が張られている事が大半です。
大工さん自身の確認、又は現場監督さんの
確認が重要です。
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■(2)編集後記
最近、既設住宅の検査時間が以前より
平均1時間は長くなっています。
2名で伺うので単純に合計2時間長くなっている。
原因は?
1、指摘が多い
2、しっかり見ている
3、床下が低いと移動に時間がかかる
など理由はいろいろだと思います。
新築の家でも床下が低い家があります。
シロアリの点検など床下のメンテナンスを考えますと
基準法の基礎高さGL+300mmでは低いです。
体の下にスケボーのような台車を使えません。
公庫基準のGL+400mmは最低欲しいです。
欲を言えばプラス50mm・・・450mmあると
かなり動きやすいです。