事例732『防水紙が溶けた』

今日も欠陥検査後の修理工事の確認に行ってきました。

住みながらの工事のため、家具の移動が大変。
また、生活に制限も出てきます。
本来、工事中に不備を発見できると良いです。

 
■(1)今回の事例__________

「防水紙が溶けた」
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防水紙溶けた
◆写真解説

モルタル下地に使い、アルカリで溶けた防水紙。
これが原因で雨漏りが発生。

 
◆内容説明

防水紙は合成樹脂などでつくられている。
普通の防水紙は耐薬品性がなく、モルタル用の「耐アルカリ」
防水紙以外は、モルタル下地には使えない。

そんな注意書きが、梱包にないため
現場で知らずに使ってしまうことがあります。

写真のように溶け出し、穴だらけになれば防水性はありません。
モルタルにクラックが入れば、雨漏りする可能性が高い。

 
◆対策

耐久性の面などから、防水紙の質にこだわる
お客さんも増えてきました。

何を使うか、メーカー、品番まで設計段階で指定をする。

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■(2)編集後記
手抜きで多いのは「材料をケチる施工」
塗料を減らす、モルタルを減らす、接着剤を減らすなど。
特に外壁は面積が広いため、材料を半分にすると
お金がかなり浮く。

モルタルを2回塗るところ、1回塗りで厚さを半分にする。
外壁塗装、2回塗りのところ、1回塗りで薄く塗るなどは
よくある事例です。

あとからでは分かりにくいケースがあり、
工事中に搬入された材料の量、厚さ、工程を確認することが
手抜きを防ぐ策です。

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