事例865「杭の位置ずれ」

どこか行楽に行きたくなるくらいの
いい天気が続いています。

基礎の検査をするにはいい時期です。

 

■(1)今回の事例______________

「杭の位置ずれ」
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杭芯ずれ

◆写真解説

杭の位置を間違えた。直さずにそのまま施工したため、
建物から外れた位置に杭がある。

 

◆内容説明

杭を施工する前に、杭の位置を出す。
位置出しを間違え、やり直しせずにそのまま完成させた。
全体的に約90CMずれていて外周部の基礎下に杭がない。

現状、建物の沈下はないが、基礎の耐力次第では
大地震時に傾く恐れがある。

杭の施工報告書は偽装され、正しい位置に施工したようになっている。

杭工事に検査で立ち会い、杭芯の位置間違いを
何度か指摘したことがある。

過去には、隣の土地に杭を打ったという例もあった。

 

◆対策

杭芯の確認は最低でも2重チェックを行う。

 

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■(2)編集後記

瑕疵検査書類に対する業者からの反論に
私の指摘が間違っていて、知識がないなどと書いてあった。

実際、相手の主張こそが間違っている。
省令準耐火構造と準耐火建築物の違いが分かっていない。

外部に出ない書類なので、何でも書けます。
正しいことを真っ向から否定し、
間違った主張を言い通す神経が理解できないが
裁判は毎度こんな感じ。

アホらしくても
反論しないと主張が通ったと思われてしまう。

反論書面を書けば、また依頼者に費用負担がかかる。

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