事例909「屋根断熱の施工不備」

事務所内の整理を行いました。
物の位置を少し変えたりして、使いやすいようにアレンジ。

大事な書類を預かったりするので
常に整理整頓を心がけています。

 

■(1)今回の事例______________

「屋根断熱の施工不備」
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屋根断熱落下
◆写真解説

屋根断熱材の落下。原因は接着不良。
野地板間に通気の施工もない。

 

◆内容説明

断熱材の知識がないまま、施工するとこのようになる。

屋根断熱にする場合、結露防止のため、
野地板間に通気を設けないといけない。

通気もなく、断熱材の固定も接着剤を少量しかつけないため落下した。

断熱材の施工は、専門業者が行うとミスが少ない。
例えば、ウレタン吹き付けやセルロースファイバーなど。

大工さんが行うとミスが出やすい。

 

◆対策

完成してから断熱材の不備を指摘すると
修理が大変で業者がやり直しを拒むケースが多い。

工事中に断熱材の施工をチェックする。

 

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■(2)編集後記

東日本大震災で東京都町田市のスーパー「コストコ多摩境店」の駐車場
スロープが崩落し、2人が死亡、6人が負傷した事故で、東京地裁立川支部
は8日、スロープの構造設計を担当し、業務上過失致死傷罪に問われた
1級建築士に禁錮8月、執行猶予2年(求刑・禁錮1年6月)の判決を
言い渡した。

震災による建物崩壊で建築士の刑事責任が問われた初のケースのようです。

今後、大きな地震が来て、建物が倒壊すれば、設計や監理をした
建築士は刑事責任を取らされるでしょう。

最近は、監理者の欄に安易に名前を書かないケースが増えています。
監理できない場合は、記載を断るようです。

ただし、監理者なしではダメなので、施工会社の建築士が
名前を記入する例が多い。

会社命令で監理者にさせられ、実際には現場へ行く暇がない。
そんな状況が多いのではないでしょうか。

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