瑕疵検査後、有名メーカーが修理の約束をした現場。
なかなか工事が始まらない。
担当者が仕事ができないタイプなので、
建て主が担当者の変更を希望したがダメでした。
地元工務店の方が比較的いい人材が多い気がします。
■(1)今回の事例______________
「断熱材の濡れ」
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◆写真解説
躯体組み立て時に断熱材が濡れた。
一度吸水すると乾きにくく、
濡れた状態では壁内が湿気たり、断熱性能も落ちる。
◆内容説明
工場で断熱材を入れてくるメーカーは
建て方時の雨に注意が必要です。
担当者は「大丈夫です」といいますが
完全防水は不可能で、強い雨にあたれば内部に雨が入ります。
過去にトヨタホームやセキスイハイムなどでも
工事中に雨に濡れ、断熱材をかえてもらったことがある。
躯体内の断熱材は濡れているかどうかの確認が難しい。
写真のように実際に触って確かめるのが確実です。
◆対策
雨天時は建て方作業をやめてもらう。
と言っても強引にやられてしまうことが多い。
濡れた場合は、内部を確認する。
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■(2)編集後記
工業化住宅は建て方予定を綿密に組み、
トラックなどの手配も事前に行うため
雨でも建て方予定をずらしにくい。
一度ずらすと建て方職人の手配などもあり
10日くらいあとになることもある。
だから台風でも何でも出荷し、組み立てるメーカーが多い。