事例987「基礎の空洞」

事務所の目の前で、消防団の建物を新築しています。

工事を見ているとコンクリートの養生なしで
型枠を取ったり、仕事が雑な印象を受けます。

こういった建物は、自分のお金で建てているわけではないので
雑な施工でも、誰も文句を言わないでしょう。

 

■(1)今回の事例______________

「打継部の空洞」
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打継空洞

◆写真解説

ベタ基礎立ち上がり下の空洞。針金を入れると貫通していた。
打継ぎを無くす一体打ちの施工で起きた不備。

 

◆内容説明

ベタ基礎のコンクリートは、最初に水平面のスラブを打設。
その後、立ち上がりを打設する。

コンクリートの打継ぎは構造の欠点となりやすく
一体でコンクリートを打つメーカーもある。

写真は、打継部強化のための一体打ちであるのに
大きなジャンカができて、弱くなっている。

新築検査での指摘。空洞を埋める指示をしました。

 

◆対策

何となく現場を見ていると見落としてしまう。
基礎完成時にコンクリートの仕上がりを目を凝らして見る。

 

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■(2)編集後記

このところ続けてシックハウスの相談を受けました。

今現在、接着剤などは有害物質の放出が少ないものが使われていて
有害な接着剤を探す方が難しい。
そうなると、疑いをかけるところは建材以外になります。

シックハウスは原因特定が難しい。
体が何に反応しているか分かれば簡単ですが、
病院へ行っても特定は難しい。

有害物質も何種類もあり、検査も段階的に行う必要がある。

過去は患者が多かったため、国が動いて対策を講じた。
今は少ないので、原因特定を国に頼るのは難しいかもしれません。

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