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出戻り

久しぶりに検査で出戻りました。
2日ほど予定を遅らせたにも関わらず、
予定変更の連絡がなかったためです。

ここの監督に限ったことではありませんが、
最近、現場監督の質の低下を感じます。

昨日も、検査の是正写真が足らない連絡を入れたところ、
書類を見ていないので指摘箇所が分からないと言ってきた。
書類を見ているからこそ、一部是正写真を送ってきたわけで、
嘘をついているとしか思えない。

その他、パソコンを使えない20代、30代の監督もいる。
教育しない会社も悪いが、自分自身に向上心がないのだと思う。

また、職人さんが監督をバカにしている現場も多いです。

あまりにレベルの低下を感じるため、新築検査依頼を受けた際、
こちらがダメだと認識している会社と監督の場合、
検査をお断りすることを今後、考えています。

元々のレベルが低いため、平均以上のレベルに引き上げるには
数回の検査だけでは無理です。
出来れば、業者を決める前から相談していただけると
良い家づくりのお手伝いができると思います。

この仕事は人手不足で、向き不向き関係なく採用してしまうことも
現場監督の質の低下原因だと思います。

 

 

工事途中の家、壊してやり直し

今日は、遠方の建築途中の検査予定でしたが、
先週末、解体して一からやり直すことを施工業者が決断したため、
検査予定は、なくなりました。

最初は、不具合に対し問題がないと強気だったはず。
私が検査に行き、徹底的に調べられるとまずいと思ったのかもしれません。
お金がかかるため、やりかえの決断をする業者は、少ないです。
逃げ切ろうとする会社が大半のため、依頼者にとっては良い結果になりました。

昨日も遠方の欠陥検査に行っていたため、2日連続で
別々の場所への出張予定でした。
今月はスケジュールの空きが少ないため、割と無理な予定を組んでいます。

 

 

 

 

現場監督が現場に来る頻度

住宅の現場に現場監督は常駐しません。
週に1、2回、顔を出せばよい方だと思います。

それを契約後に知って、不安になる方も見えますが、
現場に来る頻度は、それほど重要ではありません。

先日、完成した現場は、ほとんど監督さんは来ませんが
家に問題はなく、仕上げもきれいでした。
今、検査をしている別の現場も、監督さんは現場に来ませんが
基礎まで問題なく終わりました。

反対に、ほぼ毎日現場監督さんが来ているのに、
大工さんが手を抜いていて、注意をした現場もあります。

重要なのは、職人が誰かに見られてなくても、手を抜かない。
そのためには、悪い職人を排除し、良い職人だけの体制を作る必要があります。
この体制ができているのは、中堅のメーカーや地元工務店が多いです。

大手は下請けに丸投げするケースが多く、元請けが職人の質まで確認できない。
その分、元請け、下請けのダブルで監督がいたりします。

 

 

 

事例1206 「スラブ筋、かぶり不足」

先月から忙しさが続いております。

昨日、50ページ超の裁判書類と雑誌原稿を書き上げ、
ホッとしましたが、まだ、たくさん書く仕事があります。

来月に入ると現場予定なども比較的余裕がでてきます。

 

■(1)今回の事例______________

「スラブ筋、かぶり不足」
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◆写真解説

ベタ基礎の鉄筋を探査した電磁波レーダーの画像。
鉄筋(赤丸)がスラブの底(表面から150mm)の位置にあり、
下のかぶりがない。縦軸が深さ。

 

◆内容説明

施主さんの撮影した生コン打設中の写真から想像すると、
原因は作業員が鉄筋を踏み、サイコロがずれた。

スラブ筋はD10@200mm。
人が鉄筋を踏めば、サイコロがずれる可能性が高い。

スラブ筋下の最低かぶり厚さは、60mm必要。
基礎の下部分のため、修理は基礎をやり替えるしかない。

コンクリートを打たれてしまえば、分からなくなる事例、
今回は、欠陥検査で実施している鉄筋探査で発覚した。

 

◆対策

上を歩いても、弱く感じないスラブ配筋はD13@200mm以下。
@150mmだとかなり頑丈に感じる。
そもそも、瑕疵保険基準のベタ基礎配筋にD10の選択はない。
構造計算でOKであっても、スラブ筋はD13にする。

 

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■(2)編集後記

新築検査の完成検査で、いろいろ指摘を出したら
現場監督の顔色が変わった。

当初は普通な感じでしたが、見るからに苛立っている。
修理の段取りが面倒だからでしょう。

社内検査をきちんとしておけば、指摘はそれほどでないはず。
自分の怠慢が原因なのに苛立ってどうすると思います。

指摘を出しても、その内容が理解できない現場監督が増えています。
日常業務に余裕がなく、自分自身レベルアップを図ろうとしない、
会社の方も勉強する機会を与えないのが原因だと思います。

建築の学校を出てきても、現場では即戦力にはなりません。
社会人になってからの勉強が大事なのに、会社に入れば、
段取りや雑用ばかりやらされている印象しかありません。

 

 

 

 

 

遠方への欠陥検査

ここ最近は、週1のペースで遠方への欠陥検査を組んでおります。

朝早起きして出発するのは慣れておりますが、
この時期、日の出が遅いため、数時間は暗い中での運転になります。

欠陥検査はかなり集中を要する検査のため、
早起きしても途中で眠くなることはありません。

検査が終わった後も、頭が冴えているためか、
帰りの運転で眠くなることも、ほぼありません。

疲れが出てくるのは翌日です。

 

 

 

 

 

無知な業者とのやりとり

トラブルの種類を分類すると
大手ハウスメーカー~中堅の地元工務店は、
腕の悪い職人が入ったことによる施工不良のトラブルが多い。

小さな工務店の場合、無知が原因の施工不良によるトラブルが多い。

一時、無知な工務店を新築検査の対象から外そうかと考えたことがあります。
図面は少なく、数回の検査だけで現場を正すのは無理があるからです。

実際にあった無知な工務店との、あきれたやり取りを紹介します。
新築の構造検査で重大な指摘をしたところ、設計担当の役員から
長井の指摘が間違っていると反論してきた。

他でも何度か指摘している内容、間違うはずはないと思いつつ
根拠を出すように言うと、すぐに資料がメールで送られてきた。
役員は資料を示して、弊社は正しいと主張。

送られてきた資料は私の指摘の正しさを示す内容だった。
役員はおそらく、文字を読むのが苦手で、内容が理解できない。
たったA4 1枚の資料を見れば、私の指摘が正しいことが分かるものでした。

検査をしないと余計に欠陥住宅になるため、
業者が無知だからといって、新築検査を断るつもりはございません。

出来ましたら業者を決める前に相談していただきたいと思います。

 

 

 

 

建て替え要求2

依頼者は、契約から完成まで、いろいろ業者に騙され、
納得ができない家に住んでいる。可能であれば壊したい、また、
地元密着の業者が地元の人を騙すのは許さないと、徹底的に戦うことを決意。
何か自分では気づかない大きな手抜きがあると確信し、私に検査を依頼してきた。

検査に伺い、小屋裏などで不備は出てくるものの
依頼者の期待する重度ものはない。

検査の最後に床下に潜り、基礎にレーダーを当てると
今まで見たことがないような映像が出てきた。
(近く、公開します)
ベタ基礎のスラブ筋が、かぶりゼロで地面についている映像。

これを直すには建て替え以外にはない。
過去の判例において、かぶりゼロの場合で建て替えの判決も出ている。

RCレーダーを自前で持っている住宅検査の会社はほとんどない。
今回、RCレーダーを持っていない人へ依頼をすれば、かぶりの問題は
発覚しなかった。依頼者はあちこち行政などに相談してく中で、私のこと
を勧める人がいて、他は検討せず、弊社のHPも見ることなく私に決めたようです。

重大な問題が出ることは普通、マイナスですが、依頼者にとっては
とりあえず一つ、願いが叶ったと思います。
依頼者の強い思いがこの結果を引き寄せたのかもしれません。

 

 

 

隠蔽

先回、建て替え要求のことを書きました。

書類作成中に重大な問題だと思ったことは2つ。
1、建築は隠蔽が容易
2、隠蔽を見つける国のシステムが機能しないケースがある

隠蔽といえば、建築ではありませんが
最近、高速道路耐震補強工事での手抜きのニュースがあります。

NEXCOの管理下、施工管理などは徹底されている印象がありますが、
かなりの鉄筋量を意図的に抜くことができたのは驚きです。
検査や写真提出は厳しいはずですが、全てスルーし、
内部告発がなければ隠し通せた。

今回検査した住宅も重大な構造材を複数未施工。全ての検査をスルー、
施主からの指摘で発覚したという点で似ています。

内容は、工事中に施主から、複数の耐力壁未施工を指摘されたのにも関わらず、
2ケ所だけ施工し、他は施工したように装い耐力壁未施工のまま隠蔽。
完成、引き渡しをした。

なぜか確認申請の中間検査、瑕疵保険の構造検査は合格している。
重大な欠陥を防ぐのが目的であるこれら2つのダブルチェックが
この家では全く機能していない。
無償ならともかく、2つとも施主がお金を負担している検査です。

検査の結果、隠蔽箇所全ての証拠を確保。
現状、この家の構造耐力は、基準法の必要耐力を満たさないことも判明した。
施主はハウスメーカーが信用できず検査を依頼。施主が途中で気づくことなく、
また、指摘後にハウスメーカーを信用していたら発覚できなかった事例です。

未だに無くならない隠蔽問題。
マンション耐震偽装事件後、建築士法改正等、いろいろ強化はされましたが、
抜け道はいくらでもあるようです。

 

 

建て替え要求

欠陥住宅検査を実施した家。
重大な施工不良がいくつかあり、その中で修理に莫大な費用を要するものがある。

それぞれ修理するよりは、いっそのこと建て替えしたほうが
確実でお互い手間がないと判断、建て替えを要求する予定です。

ただ、裁判所に判断を任せれば、建て替えが認められる可能性は低く、
業者は建て替えを拒否するでしょう。

今回は発覚した不具合は、相当ひどい内容。
施工業者はある程度名前が知られている会社のため、
一番困るのは、世間にこの内容が知れること。
また、レオパレスのように、他の現場へ波及することも恐れるでしょう。

今年は、新型コロナの影響でテレビのロケを止めております。
相手の出方によっては、予定を変更するかもしれません。

事例1205 「下屋との取り合い部、断熱欠損」

愛知県で渋滞のひどい箇所といえば、一宮IC。
今朝、一宮方面の現場を入れていて、
接続する名古屋高速にかけて大渋滞でした。

ただ、3連休初日としては、そこまで渋滞は長くなく、
外出を控えている方も多くいると思いました。

 

■(1)今回の事例______________

「下屋との取り合い部、断熱欠損」
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◆写真解説

平屋天井と2階建て部の境。赤丸印部の断熱材が未施工。
ここを開放すると気密が大幅に下がると共に、
小屋裏の空気が2階建て部の1階天井裏へ入る。(天井断熱のケース)

 

◆内容説明

断熱材の施工。大きく分けると専門業者が施工するケースと
大工さん施工の2つ。

専門業者は、現場監督が指示しなくても、必要な箇所を判断し施工してくれる。
一方大工さんは、断熱材を入れる仕事がメインでないためか、施工忘れが出やすい。

断熱材は必要な箇所に隙間なく入れるのが原則。
建物の形が複雑になるほど、ミスが出やすい。

家を包み込むよう、外部に対し、隙間なく連続で施工することが重要です。

 

◆対策

断熱専門業者による施工(ウレタン、セルロールファイバー)を選ぶと
ミスはかなり起きにくい。グラスウールなどで大工さん施工の場合は、
石膏ボードを貼る前にチェックをする。

 

 

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■(2)編集後記

今月は、欠陥検査を多く実施したためもあり、書く仕事が溜まっています。

パソコンはパナソニックレッツノートを使用。
購入して1年以内に、キーボードの文字が薄くなるくらい
文字を打っています。

音声入力も何度かチャレンジしましたが、専門用語などが
正しく表示されないなどで修正が多く、打ち込んだ方が
今のところ手間がないです。

書く仕事の一部は、いずれ動画提出に変わるのではないかと
思っております。

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