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下請け業者へのタカリ

鹿島建設の幹部が、下請け業者に過剰な接待と
キックバックを要求していた件。

これと同じことを、私が社会に出た頃は、
堂々とやっている幹部社員が多かった。
景気が良く、公共工事の談合なども当たり前の時代。
所定の利益を出していれば会社も黙認していたと思います。

その後、バブルがはじけ、会社のチェックも厳しくなり、
急激に減っていった印象があります。

昨年、あるハウスメーカーの現場で、その会社に不満を持つ
下請けの社長が、○○課長は頻繁にキックバックを要求してくると言ってました。
検査に来た私に言うくらいなので、いろんな人に言っているのでしょう。

お金と仕事を回しあうことで、お互い関係がよくなりそうですが、
その現場は、下請けの社長がわざと手を抜き、最終、大トラブルに発展。
私が完成検査に来るのを知っていて、工事課長を困らせるために
自らシナリオを考え、手抜きを実行したようです。

お客さんにとっては、とても迷惑な話し、
その修理で引き渡しが数ケ月延びました。

 

 

 

注文住宅の建築でいろいろ騙された

欠陥検査依頼の理由は「業者を詐欺で訴えたいと弁護士に相談をしたら
まずは、建築士に家を見てもらってくださいと指示を受けた」

今時点で詳しい話は紹介できませんが、
現金で家を買う、人の良い高齢者を狙った騙しの手法。

業者への怒りと、新たな被害者が出ないように
市や県、警察、いろいろなところへ相談したが、協力は得られず
訴訟を決意された。

不動産取引は、大きなお金が動くため、
お金に関し、悪いことを考える連中が多いです。

相手を信頼して任せきりが一番危ないです。
ご本人も途中のチェックが足らなかったと後悔しています。

 

 

 

タイムチャージ報酬

先月末から今月初めにかけて、欠陥検査が集中しました。
書類作成期間を設けるため、2週間ほど欠陥検査をストップ。
(新築検査は通常どおりです)
ただ、あまり待ってもらうのは申し訳ないため、明日から再開です。

紛争などのサポートにおいて、タイムチャージで報酬を頂くことがあります。
弁護士事務所では、電話やメールの時間を含め、
きちんとタイマーで時間をカウントしているようですが、
私の場合は、端数の時間を削り、少な目に請求することが多いです。

タイムチャージでない場合は、弁護士の着手金のように
まとめて頂く形態もありますが、揉め事は、先の展開が読みにくいため
タイムチャージでお願いすることが多いです。

中には、検査を依頼したのだから、あとの対応は込みではないか
と思われる方も見えますが、対応込みにしますと、検査費用が高くなり、
すんなり解決する方にとっては損です。

検査後の対応は、一様ではないため、タイムチャージでのご請求が、
無駄がないと思います。

 

 

 

事例1204  「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」

昨日は1ケ月ぶりに新幹線に乗りました。
夕方、東京から名古屋へ帰る新幹線は、混んでました。

ようやく普通に戻りつつある状況において
新規感染者数が増えているので、今後、どうなるか気にしております。

 

■(1)今回の事例______________

「雨漏り ウレタン断熱材仕様の家」
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◆写真解説

ウレタン施工(断熱材)の家で雨漏りが起きると、
木の腐朽がひどいケースが多い。
ウレタンが雨を吸水し、壁内が乾きにくいのが原因。

(写真:ウレタンを絞ると大量の水がでる)

 

◆内容説明

以前からこの件は懸念しております。
ウレタンはスポンジのように水を吸うため、
相当な雨量でない限り、室内に水滴が落ちることはありません。

写真のお宅も、2階のバルコニーからの雨漏りでしたが、
1階への漏水はありませんでした。

晴れが続くと水分を徐々に放出、雨が降ると吸水を繰り返します。
常に水を含んでいるため、ウレタンに接する木部は水の供給を受けて、
腐朽していきます。

壁内を確認すると、柱、梁などの腐朽がかなり進行してました。
雨漏りが、構造瑕疵までに発展するケースです。

 

◆対策

できる限り、雨が漏りにくい設計を行う。

 

 

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■(2)編集後記

大手ハウスメーカーの商品改良のペースが最近、早い気がします。
検査に入るごとに、少しづつですが、改良した箇所を目にします。

商品価値を上げるのと、コストダウンをはかる努力を
常に専門部署が行っているようです。

特に構造面の改良は、よく考えていると感心します。

 

 

 

現場の人手不足

最近では、住宅の現場においても外国人の職人がいるのが
当たり前になってきました。

検査に行った現場で、てきぱきと仕事をこなす若い職人がいて、
声をかけてみると、まだ日本に来て3ケ月だと聞いて驚きました。
日本に来る前に母国で研修をしてきたそうです。

建築現場にいる多くの外国人、特に研修生は、最低賃金で雇われている。
居住費などを引かれると、手取り10万円くらいが実態のようです。
(最低賃金で1日8時間働いて、手取り10万円。単純計算しても引かれる額が
結構な額になります。家賃、光熱費以外に渡航費やビザ代行料、母国での研修費
なども引かれているのでしょうか、食事や携帯は自己負担だそうです。)

人手不足を補い、安く使える。ハウスメーカーや工務店にとっては良いことですが、
今は安く雇うことができても、将来的はどうなるか分かりません。
おそらくアジア圏の経済発展に合わせ、外国人職人の賃金も上がっていくと思います。

一部の会社では、人手不足対策で、現場の手間を減らす取り組みを進めています。
手間が減れば、その分、施工ミスが減る。

各社の取り組みに注目していきたいと思います。

 

 

 

事例1203 「隙間風、漏気」

今日は、3件、床下に入りました。

夏場は保護メガネが曇るため、メガネなしで入りますが、
11月に入り、メガネが曇らなくなりました。

埃から目を守る保護メガネ。有と無しでは、
出てからの目の痒さが違います。

 

■(1)今回の事例______________

「隙間風、漏気」
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◆写真解説

ユニットバスのスイッチから勢いよく風が出ている。
これは床下の空気流入で、1階天井裏へ達する。
冬場、風呂や室内が寒い原因となる。

 

◆内容説明

大手ハウスメーカーの家でも当たり前に起きている現象。
隙間風、漏気などと呼ばれ、家の省エネ性能を落とす。
冬場、外の冷気が入ってくる分、室内の暖かい空気は外へ出ていく。
暖房効率が非常に悪く、24H機械換気の意味が薄れます。

気密性能がゼロでない限り、完全には無くせないもの。
だが、家の省エネ性を高めるため、極力少なくすべきです。

一般的に気密性能は、自動的に適用されるものではなく、
契約で定める必要がある。
気密性能を約束しないと、写真のような隙間風、漏気が多くても
契約不適合にならない可能性が高いです。

 

◆対策

契約で気密性能(推奨1.0㎠/㎡以下)を定め、
できるだけ家の隙間を小さくする。

 

 

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■(2)編集後記

連載中の雑誌の原稿で、90%以上の住宅現場で問題となっている内容
の改善案を書いたところ、編集者より、掲載できないかもしれない
という連絡がありました。

原因は、難しい内容を分かりやすく書けず、勘違いさせてしまった
私の文章力不足。

説明したところ、重要な内容であるとご納得いただき、
文章を大幅修正し、記事として公開されることになりました。

雑誌はネットでも公開されるため(有料)、書き方によっては
炎上する可能性があります。

今までにたくさんの業者を敵に回してきたため、
他の方よりは、攻撃を受けやすいのは承知しております。

リスクを承知の上で、次号の原稿も、住宅業界の改善すべき問題を
記事にする予定です。

 

 

 

 

欠陥住宅検査

10日間で4件の欠陥住宅検査検査を行いました。
検査すれば、何かしらの不具合が出てくるものですが、
本日、欠陥住宅検査した家は、建て替えを要求できるレベル。
改めて中間検査、瑕疵保険検査の杜撰さを証明する結果です。

先々月検査した家も、ほぼ丸裸にしての修理が決定。
欠陥住宅は、なかなか減らない問題です。

これからしばらく、書類作成時間を取るため、
次の欠陥検査予定は、10日先くらいから。

現在、数件の予約を頂いているため、
今回のように続けて検査予定を組む予定です。

 

 

遠方での欠陥検査

昨日は遠方での欠陥検査。
17時過ぎにお客様宅を出て、車のナビをセットすると
帰りの高速道路は行楽帰りの大渋滞。到着予想は24時過ぎ。

普段、車のナビだけでなく、ヤフーカーナビ、グーグルマップも
参考にして、ルートを決めます。
3つが同じルートを示すことはまず、ありません。

選択を後悔することもありますが、
複数の情報を見ることで、良い選択ができることが多いです。

普段から時間優先。昨日は渋滞を回避ルートを選択。
距離が420KMから+60KMほど増えましたが、
渋滞なし、1回だけの食事、トイレ休憩で23時前には事務所に着きました。

1日検査で動きまわり、帰りは夜暗い中の運転。
前の車についていくだけでは、眠くなります。
制限速度程度で、追い越しを頻繁にしながら運転することで
脳を緊張させ、眠くなるのを防いでおります。

家購入の損得

ユーチューブなどでよくテーマになっている。
「持ち家が得か、賃貸が得か」

どちらかといえば、持ち家が損という結果のものが多いです。
確かに、家賃がもったいないから、資産になるから
という考えだけで買うのは、私もやめた方が良いと思います。
金銭の損得だけで判断すれば、損するケースも多いです。

ただ、家を買う時は、損得だけでは買わないと思います。

車を購入する場合、資産になると思って買うケースは稀だと思います。
必要な時にレンタカーを借りるのは面倒、好きな車に乗りたいなどの
理由で買われると思います。
それと同じで、賃貸より広い、グレードが高い、自分の好みにあった家に
住みたいと思うなら、金銭計画をきちんと組んだうえで、
買うのは構わないと思います。

家は金額も高く、所有期間も長いため、いろいろな要因が絡んできます。
先の予想なども付けにくいため、購入で失敗する方も多いです。

失敗しないためには、家を売る側のペースにはまらず、
自分でよく考え、購入を検討する。

知識の補足として、詳しい方へアドバイスを求めることが良いと思います。

 

 

 

 

短期で柱がひどく腐朽。原因は雨漏り

数年前より「軒ゼロ」、「ウレタン断熱材」が増えています。
「軒ゼロ」は雨が壁に当たりやすくなるため、雨漏りの確率が増えます。
また、サイディングの藻の付着も軒ゼロの家に多い。

「ウレタン断熱材」は、雨漏りした場合、
ウレタンがスポンジのように水を吸い込むため、発覚が遅れます。
壁内で保水した状態が長く続き、木の腐朽を促進する。

実際、被害にあった現場を見ました。
従来の雨漏りのように、水滴が落ちることがなく、
壁にカビやひび割れが出てきて、雨漏りではないかと疑い出した。
壁をめくると、柱がひどく腐朽。
グラスウールなどではあり得ない状況です。
(近いうちに写真を紹介できると思います)

雨漏りによる躯体の腐朽は、今後増えていくと予想します。
今主流の外装材で雨漏りを100%防ぐことは不可能。
軒を出すなど、デザイン面でも工夫していく必要があると考えます。

 

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