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相当ひどい欠陥住宅

これは相当ひどい、素人が施工したのでは、という欠陥住宅に
今までは1年に1件くらいのペースで遭遇している。

昨年は2件。今年はすでに2件もそのような現場に関わった。
1件は、確認検査機関が図面のミスを気づかず確認を通している。

確率からすると、10万件に1、2件程度くらい(私の予想)で、
宝くじの高額当選に比べれば、掴む確率は高いです。

こういう現場は、相手に責任を取る能力がないケースが90%以上。
経営的にぎりぎりで、品質のことは気にしていない。
そのあたりを契約前に見極めれば、大外れを引く確率は下がります。

 

 

事例1175 「ベタ基礎の構造クラック」

今週は完成検査のピーク。検査スケジュールだけでなく
打ち合わせ枠も一杯です。

今週を過ぎると、新築検査の手持ち数が一気に減ります。

 

■(1)今回の事例______________

「ベタ基礎の構造クラック」
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◆写真解説

ベタ基礎スラブの割れ。不同沈下が原因で中央部が真っ二つに割れた。

 

◆内容説明

ベタ基礎のスラブに入るひび割れで一番多い原因は「沈下ひび」。
コンクリートが固まる過程で下がり、ひびが入る。

写真は、隣地造成の影響により家が不同沈下、
ベタ基礎の耐力が持たず、ひび割れが入ったもの。

沈下ひびは、補修すれば問題はないが、
沈下を伴う場合は、家を持ち上げる必要がある。

 

◆対策

鉄筋量を増やせば、基礎にひび割れは入らず、一体で傾斜する。
ただし、経済的な設計は、支持地盤に適した鉄筋量の設計。
不同沈下が起きた場合は、適切な方法で修理を行う。

 

 

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■(2)編集後記

毎年4月、5月は、新築検査が一段落するため
1年で最も時間に余裕ができます。
会社を3月決算にしているのも、決算処理をする時間が取れるためです。

今年は、欠陥住宅検査の依頼を多くいただいております。
紛争処理の忙しさが続くかもしれません。

 

 

 

名古屋地元の隠蔽企業

この仕事を始めた頃(約20年前)に依頼を受けたお客様の家の隣で、
分譲住宅会社が大規模な造成を行った。

工事中、大きな振動を伴い、外壁などにひび割れが発生。
業者の対応も悪いため、弊社に現場調査の依頼。
本日現場に行ってきました。

分譲住宅の会社は、自分の外注先に家屋調査をさせ、
家に影響はなく、境界ブロックと一部外壁のひび割れの補修案を出した。

補修工事に着手するのを止めて、本日私が現場調査したところ
家の不同沈下が発覚。ベタ基礎も真ん中から折れていた。

プロが見れば不同沈下していることが分かるレベル。
おそらく分譲住宅の会社は、沈下を認識していながら
何もなかったようにするつもりだったと思われる。

外注先が家屋調査した検査報告書は、
家の中を歩けば気づく傾斜があるにも関わらず、家の不同沈下には一切触れていない。
おそらく、担当者が改ざんを指示したと思われる。

この会社、一昨年、問題を起こた際の謝罪内容の中に
嘘があったことも、今回の件で発覚。
隠蔽体質が染みついている会社のようです。

今後の対応が悪ければ、TVカメラを入れる予定。

 

事例1174 「柱脚の錆 2」

今現在は、主に4月初めのスケジュール調整を行っております。

3月までに比べ、かなりスケジュールに余裕が出そうです。
今月は検査依頼が多く、休みはゼロ。
もう少し平準化されるとよいと思います。

 

■(1)今回の事例______________

「柱脚の錆 2」
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◆写真解説

錆による鉄骨柱の断面欠損の様子。
水まわりからの漏水が錆を進行させた。

 

◆内容説明

先回と同じテーマ。
鉄骨が錆びる状況が分かりやすいため選びました。

錆の進行は、粉状に錆が落ちて、欠損していくイメージですが
写真のように塊となってゴソッと剥がれる状態を何度も目にしています。

鉄はシロアリの心配はありませんが、錆の影響を受けやすいため
濡らさない施工が大事です。

 

◆対策

錆の原因となる雨漏り、水漏れを早期に発見し、修理をする。

 

 

 

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■(2)編集後記

普段、夕方に相談、打ち合わせを入れます。
夕方は現場の疲れが出やすく、また、いろいろな書類処理のあとで
頭が疲れていますが、否が応でも集中する場のため、問題はありません。

自分のペースで仕事をする場合、夕方以降にルーティンワーク。
欠陥住宅検査の書類などの最後のチェックは朝の時間を使います。

現場への早出があると、朝、移動で時間がつぶれます。
早出は結構多いので、朝の時間を事務所で取れるのは
数日しかありません。

 

隙間風

強風の中、午前中は東方面、160KM先の現場で検査。
そのあと名古屋を通り越し、正反対の西側の現場へ200KM移動。
帰りの距離を入れて計400KMの車移動。千葉県くらいまで移動した気分です。

風が強い日は、隙間風(漏気)がより強く感じられます。
これが瑕疵になるかは、契約内容(設計仕様)によります。

気密が高い家でも、風が強い日は、コンセントなどから
多少、風を感じることがあります。

完成してから気密を高めることは難しいため
どこまで対策を講じるか、設計の段階で決めておくことが重要です。

大手の営業、設計者は気密のことに疎い人が多いため
自分で調べて、指示をした方が良いです。

 

 

書類作成

今日は現場予定を入れず、朝から欠陥検査の書類作成。
他の業務は一切行わず集中を続け、何とか90%くらい書きあがりました。
今日以前にも10時間弱書いているので、延べ20時間くらい掛かっています。
量もあり、難しい内容が多いため、読むほうも大変だと思います。

おそらく裁判に移行する現場。
建て替えに近いくらいの内容を主張するため、裁判になれば長期化しそうです。

一番手離れが悪く、時間を取られる業務ですが、
トラブル事例に関わり、原因の分析などをしないと
予防業務(新築検査)の質が上がりません。

車移動

今日は不具合を実際に見るため、やや遠い現場へ行ってきました。
新東名はそれほど混んでなく、安全運転支援システムを90%以上使用。
足がアクセルとブレーキから解放され、手もハンドルを軽く触っているだけ。
居眠りや他事はできませんが、気持ちは楽です。

便利な装置ですが、自分で運転している意識が少ないため、
車の運転が好きな方は、不要な装備だと思います。

来週からの3月後半は、完成検査ラッシュ。
プラス欠陥検査も数件あるため、かなりスケジュールが混んでます。
4月に入るとスケジュールの空が多くなる予定です。

 

 

 

事例1173 「柱脚の錆」

いろいろな事が延期、中止になっています。
私の仕事では、セミナー類に影響が出ています。
来月に予定していた一般向けのセミナーも延期。

セミナーがメインの仕事ではないため、
空いた時間は別のことにまわせます。

 

■(1)今回の事例______________

「柱脚の錆」
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◆写真解説

雨漏りが原因で柱脚が濡れ、錆が発生。
すでに表面が剥離し、断面欠損が起きている。

 

◆内容説明

雨漏りしている壁を解体したところ
鉄骨の柱脚がひどく錆びていた。

わずか3年ほどで1mm以上の断面欠損。
鉄骨柱の内部は空洞。
鋼管の厚さは5mm程度のため、同じように進行が続けば
15年で厚みゼロになる。

 

◆対策

錆の原因となる雨漏りを早期に発見し、修理をする。

 

 

 

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■(2)編集後記

雑誌の原稿は、ページ数が決まっているため
文字数を意識しながら書いています。
多めに書いて、最後に削り、
編集者がさらに削るため、多少文字数オーバー気味で原稿を送ります。

住宅の瑕疵検査の書類は、文字制限がありません。
原稿を書く癖で、削りそうになる時もありますが、
できるだけ無駄だと思える部分も残すようにしています。

今記載している書類は、瑕疵が多いため、かなりのページ数になりそうです。
これを書き終えるまで、時間の余裕がありません。

中国製の建材

以前、アンカーボルトの件が争点になった裁判で
アンカーボルトの製造元を調べると、ほとんどが中国製だった。

現場にアンカーボルトの梱包があり、
表示を確認すると、やはりmade in chinaと書かれていた。

基礎屋さんの話では、品切れを懸念し、
多くの業者が大量に注文しているそうです。

生活必需品ではなく、ニュースにはなりませんが、
いろいろなものに影響が出ています。

 

現場のきれいさ

あるハウスメーカーの現場。
どこへ行っても、職人が違っても、現場内が共通して汚い。

社員の方々にとって、汚い状態が当たり前で
だれも改善しようとしないのでしょう。

汚い状態が気になり掃除、片付けをする職人さんは、
その性格が仕事にも表れる。
現場がきれいなケースでは、品質、仕上がりもよい。

工事中の粉じんが入居後でも無くならず、
掃除をしても、すぐに床に埃がたまる、
空気清浄機の埃センサーのランプが消えないという家もある。

材料の切断屑は、そこら中に行き渡り、床の掃除だけでは取り切れない。
今では集塵機で吸いながら切断する職人さんが増えていますが、
それでも割合としては少なく、半分以下だと思います。

 

 

 

 

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