事例618『ホールダウンボルト埋込み不足』

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
検査で基準より薄い構造材、断熱材の使用を指摘。
基準の詳細を知らない施主さんは
現場を見ても気づかない。
高い性能をうたっておきながら、ごまかす。
ずるい会社です。
■(1)今回の事例_________
「ホールダウンボルト埋込み不足」
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欠陥住宅を調査する建築士のブログ-ホールダウン
 
◆写真解説
ホールダウンボルトの埋込み不足(埋込みラインが出ている)
+端へ寄りすぎて、コンクリートにひび割れが起きている。
耐力に影響する重大な施工ミス。
◆内容説明
ベタ基礎のスラブコンクリートを打設したあと、
ホールダウンボルトを設置。
立ち上がり高さがスラブから340mm
だったため、20mm埋め込み不足になった。
引抜き力25KNまでのホールダウンボルトは
コンクリートに360mm以上埋込みが必要です。
コンクリートのひび割れは、ホールダウンボルトを
基礎の端に設置しすぎて、上部で力をかけたため割れた。
◆対策
基礎の立ち上がり高さ。
あとあとの点検なども考えますと、
スラブから360mmはあったほうが良い。
今まで何社かに指摘し、基礎の高さを変えてもらっています。
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■(2)編集後記
昨日、完成時の検査に行った現場、
クロスの出来がひどかった。
監督に聞くと、普段は腕のいい職人らしい。
今月は仕事に追われていて、
この現場は予定を5日もずれて現場入り。
遅れているので、徹夜で仕事したそうです。
この会社、工事前に業者を決め、注文書類を
発行してしまうと、途中で業者の変更は出来ないらしい。
他に暇な業者がいても変更できないため
このようになってしまうようです。
臨機応変に対応できないシステムは
問題がありますね。

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