事例209(立ち上がりかぶり不足)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
このところ休みとなると高速道路が大渋滞。
昨日は渋滞時間を避けて豊川市へ検査に行きました。
■(1)今回の事例_________________
・「立ち上がりかぶり不足 」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
基礎立ち上がりかぶり
(鉄筋まわりのコンクリート厚さ)不足。
全般に規定の4CMが確保されていない。
◆内容説明
ベタ基礎 2回目のコンクリート打設前の写真。
鉄筋の位置が外側に寄りすぎていて
規定のかぶり厚さが確保できていない。
基礎の配筋検査は通常1回です。
コンクリートを2回打つ場合は、
型枠が入るごとに検査しないと、
このかぶり厚の厳密なチェックは難しいです。
当初きちんと位置決めができればよいですが
現状の施工では1~2CM程度のズレが出やすい。
◆対策
確実なのはやはり型枠が入った段階で
検査することです。
この段階でアンカーボルトの検査もできるので
必要な検査タイミングだと思います。
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■(2)編集後記
愛知県の住宅不況は深刻のようです。
そのためなのか、ここ最近現場で思うことは
現場の品質が上がっているように感じます。
仕事が少ない
=建築会社にとっては
「いい職人が使える」
=職人にとっては
「いい仕事をしないと次から使ってもらえない」
からでしょうか。
ただ、これはある程度名が通った会社であって
あいかわらずの会社もあります。
最近、週末になると個別相談が増えています。
面談ではそのあたりの実情を実名を出して
説明することができます。
事務所移転計画の目的に
・打ち合わせスペースの充実(現在 雑然としている)
・専用駐車場確保(現在共有で満車の場合とめられない)
・アクセスのしやすさ(現在最寄のICから10分以上かかる)
など相談環境改善もあります。
まだ100%決定していませんが
かなり決定に近づいています。