事例178(基礎パッキンの不備)

こんにちは住宅検査カノムの長井です。
 
 
 梅雨に入り、雨と言うと
 雷を伴った豪雨。
 
 昨日も高速道路を走っていてこの豪雨にあい
 前があまり見えなかったです。
 
 
 
■(1)今回の事例_________________

 ・「基礎パッキンの不備」
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 178
 

 
 
 ◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
 
 基礎と土台を緊結するアンカーボルト部分に
 基礎パッキンがない。
 締め付け力のかかる箇所であり必要です。
 
 基礎パッキン↓
 http://www.joto.com/kp_a/kp_top.php
 
 ◆内容説明
 
 建築基準法第42条の2に
 「土台は、基礎に緊結しなければならない」とある。
 
 緊結の方法ですが
 アンカーボルトで締め付けます。
 
 しっかり締め付けるためには
 土台と基礎の間に空間があってはダメです。
 土台に余分な負荷がかかります。
 
 基礎パッキンの製造メーカーの施工マニュアルにも
 アンカーボルト部、柱下など力のかかる箇所は
 必ず入れることになっています。
 
 
 
 ◆対策
 
 あとから入れる施工はイレギュラーであり
 施工時に位置をきちんと確認すべきです。
 
  
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■(2)編集後記

 
 先週あったこと。
 
 完成検査でキッチン収納扉が壁に当たるので
 「涙目・・・ソフトクッション」
   参考 http://www.exseal.co.jp/product/soft-cushion.html
  
 をつけてとお願いしたら、担当者が
 
  「コストと手間がかかるのでダメです」と言った。
 
 
 だいたいこのようなことを言う社員がいる会社は
 
 家を造りその結果、利益を生み出すというよりは
 お金を造る事が一番、その手段が家を造るという会社。
 
 担当者は会社のためにいい事したと思っているでしょう。
 
 反対に、お客さんからすれば数千万の家を建てて
 1ヶ10円ほどの貼るだけの部品を断る
 嫌な会社としか思わないでしょう。
 
 
 不況ですし、利益を稼ぐことは大事ですが
 
 今の時代、消費者は安い、高いで購入先を決めるだけでなく
 その会社(担当)が好きか、嫌いかも大きな選択理由でしょう。
 
 こんなことしていると
 将来的に選ばれない会社になるでしょう。
 
 
 以前、パフォーマーの監督さんを見たことがあります。
 
 普段はとてもいい加減な人なんですが
 完成引渡し時、お客さんが来る前に家を一生懸命掃除しているんです。
 
 前日に掃除の業者が入ってきれいだったかも知れませんが、
 腕まくりをして、玄関先に水をまいたり、タイルを拭いたり
 見せ方が上手なんです。
 
 これを見たお客さんは感動してました。
 
 
 時間、コストの効率化も大事ですが
 かけないといけない時間、コストもあると思います。
 
 
 今回の「涙目」
 営業さんでも誰でもいいから
 
 「ここの扉、壁に当たるので付けておきます」
 とお客さんの前で言えば
 
 10円以上の価値を生み出すと思います。
 
 
 家は高いものだけに
 お互いが気持ちよく完成させたいですね。
 

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