事例169(筋かい未固定)
こんにちは住宅検査カノムの長井です。
インフルエンザの影響でマスクが売切れのようです。
私は仕事でほこりだらけの床下に入るので
60枚くらい入った箱入りのマスクを買います。
まだ、在庫ありますが次回は入手困難かもしれません。
■(1)今回の事例_________________
・「筋交いの未固定」
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◆写真解説 ↑クリックすると拡大します
筋交い未固定。
これでは何の役にもたたない。
◆内容説明
筋交いの端部が柱からはなれ
釘などで留めてもいない。
筋交いの役割は知っている人が多いと思います。
地震や風に耐えるための部材ですね。
金物などできちんと留めなければ
あっても意味はありません。
大工さんは
よほど慌てて仕事したのでしょうか?
◆対策
今回の事例は
宝くじの1等に当たるより確率的には希少でしょう。
ただ、人間にミスはつきもの
きちんと検査すれば見落とすことはない事例です。
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■(2)編集後記
中国・四川の大地震から1年。
5月11日、日経夕刊の記事に目がとまりました。
「欠陥工事 遺族の追求続く」
多くの命を奪ったのは
欠陥が原因で倒壊した小学校など。
しかし、国は揺れの大きさが原因であると言い切る。
日本でも
住宅の耐震改修が進んでいない(将来不安でますます進まないでしょう)
内在型(表に出ない)欠陥住宅は相当数ある。
このような状況で今、都市部で大地震が起きたら
多くの家屋が倒壊
↓
避難所生活
↓
新型インフルエンザが大流行
大混乱が起きそうです。
大地震が来て、避難所生活にならないために
家の安全チェックは大切です。