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裁判の相談

今日は現場3件と裁判の打ち合わせ。
さらに月末で事務仕事も膨大にあり、余裕がない1日でした。

打ち合わせをした裁判は、重大な瑕疵がゼロ。
建物が危険で住めないと主張している割には、ひとつも根拠をしめしていない。
また、瑕疵の現象が大げさにねつ造されているか、測定ミスをしている。
こんなことでは今後、苦戦が予想される。

ちょっとした食い違いなどから裁判まで発展したと思われます。
慎重に業者や物件を選び、契約することが重要です。

 

 

質の悪い建築業者

このところスケジュールが過密で、写真更新頻度が減っています。
明日はまたTV撮影。放送日は分かり次第、告知いたします。

瑕疵検査に行った家の80代の建築主から聞いた話。
工事中、打ち合わせどおりでない施工を指摘したところ
業者の代表から「先が短いから長くは住めない、何でもいいだろう。
黙って任せておけ」と言われた。

建築業者は減っているとはいえ、こんな連中が淘汰されずたくさんいる。

これから裁判が始まるが、裁判をやっている間にも次の被害者が出る。
建築士だけでなく、建築業者への指導、懲罰も強化すべきだと思う。

 

業者から警戒される

今日2件目の現場、検査が終わり車に乗ろうとした時、
自転車を引き、ふらついたおじいさんが、こっちへ歩いてきた。

「大丈夫ですか」と声をかけると、「もう歩けない」と言う返事。
現場横に座らせたら、ぐったりしはじめた。
熱中症を疑い、他の職人さんたちと共に、救急車を呼ぼうか様子を伺っていたら
ただの酔っ払いであることが判明。

それでも、暑い屋外に放置できないので、300M位先の家まで車で送りました。
あまりの暑さに午前中からコンビニの前でビールを何本か飲んでいたようです。
場所は名古屋の下町的な所です。

 

瑕疵が発覚し、業者と話し合い。
では第三者検査を入れようという方向で合意。

建築主が私を選んだあと
「別の検査会社にしてくれ」
「やはりこちらで探す」

と業者側が言い出すことが続いている。

検査会社としてはありがたい反応です。
あそこは検査が甘い、圧力をかければ黙る
などと思われていない証拠です。

この盆休みも悪徳業者に対する厳しい書類をいくつか書かないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

高裁、完全勝訴

高裁判決で完全勝訴。
1審でも勝訴、高裁でも同じ結果でした。

いい結果で裁判に勝ったとはいえ、ご本人は
費やした時間、経費を考えると手放しでは喜べません。
争いが無い方が一番良いです。

これから家を買う人は、買う前に依頼をしてください。

この裁判、非常にシンプルに立証を重ねました。
こちらの主張も正直に、大げさでもなく。
そのため、裁判官からの信頼も厚かったように感じました。

今手持ちの数多くの裁判も、良い結果で終われるよう
努力していきます。

 

 

こんな家は危ない

先月出演したジョブチューンの台本に
「デザイナーズ住宅は危ない」というセリフが書いてあった。
事前打ち合わせを行ったが、それは私が提案したものではない。

TV局の情報では、世間はそう思っているようです。

同じ建築士を責めたくないですが、それは間違いではありません。
先日瑕疵検査に行った家は、まさにデザイナーズ住宅。
検査の結果、TV局が即、食いつくようなひどい欠陥住宅でした。

建築家として名前が売れ、仕事の依頼がじゃんじゃん来るようになるためには
とにかくいい作品をたくさん造るしかありません。
そのため、耐震性、断熱性を無視してまで、デザインを優先する人もいます。

建築家を選ぶなら、安全性、快適性も大事にした上で、デザインがよい人を選んでください。

 

 

 

 

安易な紹介を受けない

家を建てるのが目的で土地を買った人に
仲介した不動産業者が建築屋を紹介するケースがある。

紹介してもらえば、業者を探す手間は省けますが、
自分の希望に合った業者に知り合えるとは限りません。

不動産は紹介に関するトラブルも多い。
業者を何社か紹介してもらい、最終的に自分で探した業者と契約した方が、
あっせん業者から高額な手数料を請求された。
あっせん業者の目的は紹介料収入。紹介できなければ報酬はないため
腹いせで手数料を請求したのでしょう。

最初に料金の説明はなく、好意でやっていることで無料だと思わせておいて、
あとで高額な請求が来る。悪徳商法だと言ってもよいでしょう。

紹介してもらうのもよいですが、紹介する側が情報が少なかったり、
確かな知識がなければ、いい家が建つことはありません。

住宅紛争の基本

欠陥住宅の相談を受けた家で、雨漏り、カビ、契約違反など
一つの現象だけで紛争を行っているケースがある。

そのような現場にあとで行く機会があり、構造瑕疵などを見つけることがある。
裁判などの紛争の場で、途中から瑕疵を追加することもできますが、
タイミングによっては、受け付けてもらえないこともあります。

過去に、小さな瑕疵で紛争になり、和解したあとに
大きな瑕疵が発覚した家がありました。
和解条件で、今後、別の瑕疵が発見されても修理や損害賠償請求しない
旨の約束をさせられていました。

耐震性に関する瑕疵などは、素人が見つけることは困難です。
業者と争う時は、他に問題がないか家全体を調べることが非常に重要です。

 

重要事項説明

建築士の説明不足によるトラブルが増えています。

建築主の要望を図面や絵にして、確認することが重要なのに
自分の頭の中だけで想像し、建築主の確認を取らず、職人に指示、
出来たものが違うというケース。

建築主が一つの部屋のインテリアを和風で希望しているのに、
出来たのは南欧風のものという事件もありました。
建築家気取りで、自分の好きなように造る人もたまにいます。

 

現在、設計契約をするとき、建築士は重要事項説明を行わないといけません。
面談にて説明を受け、どこまで図面を書くのかなど設計業務に関する質問をすれば
こういったミスも防げるのかもしれません。

注文住宅を依頼し、契約前に重要事項説明がない場合、
その建築士は、建築士法に違反しています。(平成20年以降)

欠陥相談

午後の検査が急に延期になり、書類を書こうとしていたら
相談の電話がありました。

話を先に話をひと通り聞きますが、内容が重複したり、時系列でなかったり
たいてい話がまとまっていない。
そのため、あとでこちらからたくさん聞くことがあり、時間が長くなります。

建物に関する話は、現地や写真を見ないと話しがずれる可能性が高い。
面倒でも電話する前に、紙に内容をまとめ、写真を事前に送るか、
電話でなく面談で話をした方が確実です。

今日の方もいろんな所に相談したみたいです。
ほとんどの方は、まずは無料のところへ相談へ行くようです。
無料のところは、相談者がおかしいと思うような回答が出ることが多く、
最終的に我々のような、専門で紛争処理をしているところへ行き着くようです。

探り合い

紛争になれば、相手方も言いたいことを言ってくるため、腹が立ち、
どうしても自分中心に物事を考えがちです。それは仕方ありません。

頭に血が上り、私の意見を聞いてもらえないことも多いです。
先に攻撃する。手数を多く出した方が有利だとは限りません。
相手にうまくかわされ、反撃を受けることを注意しないといけません。

いいと思って出した意見が、相手にヒントを与えるきっかけになるなど
自分の足を引っ張るケースもあります。
格闘技でいうならフェイントをかけるなど、相手側の反応を予想しながら、
考えを探ることも大事です。

今日も1つ、それは言ってはダメだと意見させていただきました。

 

 

 

 

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