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事例1189 「外壁タイルが斜め」

今日は東海地方でも、大雨の影響で高速道路の通行止めや
電車の運休が出ています。

岐阜県の川が氾濫する可能性があるというニュースもあり、
いつもよりニュースを気にしています。

 

■(1)今回の事例______________

「外壁タイルが斜め」
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◆写真解説

外壁タイルが斜めに貼られている。軒天が水平。
完成時の検査で指摘。

 

◆内容説明

今回の例は、スタートの水平墨を間違えてしまったのが原因です。
職人自身が途中で気づいたと思いますが、やり替えが大変なため、
斜めのまま完成させた。

新築完成時の検査は、仕上げ不良もチェックします。
家を買うのが初めての方は、何を見るのか分からないため、
施主さんの代わりに仕上げもチェックします。

仕上げ不良は、生活に支障はありませんが、
本来、きちんとした状態で引き渡すのは当然のこと。

社内完成検査、施主完成チェックがないまま
引き渡される新築住宅が未だに多いです。

施工者側からすれば、現場で造っているので
誤差や傷などは仕方ないという考えでしょう。
(軽微であれば確かに仕方ないですが、許容を超えているものでも
そう思っている会社もある)

 

◆対策

引き渡し前に完成チェックを入れる。

 

 

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■(2)編集後記

昨年秋、たまたまですが、千曲川が氾濫して水が引いた
直後の道を通りました。
川の氾濫被害を実際に見たのは初めてで、衝撃的でした。

昨年は、台風による大雨。台風は通過していきますが、
梅雨前線は停滞もあり、動きが読みにくく、不安が大きいです。

天気予報を見るとこの先も雨続き。早く梅雨が明けることを
願いますが、梅雨が明けると台風シーズンです。

例年は空梅雨が多く、台風の直撃も少ないため、
夏場の雨を、あまり気にしていないことが多かったと思います。
今年のような雨の降り方は、この時期の工事を避ける方を増やすかもしれません。

 

 

 

 

逃げる分譲業者

大雨の被害が熊本県の方で出ております。
今年は梅雨時としても雨が多いです。

愛知県も雨がしばらく続き、その影響で検査予定の変更が多いです。
予定が空くと、書類関係の仕事を片付けるようにしております。

 

以前ブログで紹介した、隣の分譲地の造成によって家が傾き、
基礎、外壁が割れた事件。

分譲業者は修理を約束していたが、数ケ月、連絡が途絶え、
ようやく出てきた書面は金銭解決。
完全に元どおりにする費用の3分の1程度で、分譲業者に有利です。

金額査定の詳細は記載されていませんが、おそらく被害者宅の経年による
価値の下落を主に見ているようです。
未だに日本の住宅の価値下落は早く、こういったケースでも
所有者にとっては不利です。

第三者に被害を加えておいて、責任を十分に取らず、
最小限で逃げ切ろうとする分譲会社。
この会社、昨年も紛争に関わった際に、その場では調子のいいことを連発。
工事が完成し、引き渡しを終えた途端、言っていたことは実行されず。

TV局からコロナによるロケの自粛が解除になったと連絡をもらたばかり。
展開によっては、複数のマスコミを入れるかもしれません。

 

 

 

梅雨時の工事

今日からまた雨が続きます。
雨の時期の工事で影響するのは、躯体の濡れ。

木造はもちろん、グラスウールなどの断熱材を工場から入れてくる
鉄骨造も要注意です。
雨で工程を延ばすと、物流や職人の手配替えが大変。
あとの工程も狂うため、雨でも組み立てを強行する会社が多いです。

木はどれだけ濡れても問題ないという、営業や現場監督もいるみたいですが、
それは嘘です。

多少濡れる分には問題ありませんが、反りが出てくるなど、大量に長期間、
濡らしてはダメです。また、あとから乾きにくい箇所も、カビや腐朽対策の意味から
濡らさない努力が必要です。


濡れてしまった場合は、十分乾燥させることが重要です。
乾燥しないまま床合板にフローリングを貼り、あとで変色した、盛り上がりが出た
という事例が未だに多くあります。木の乾燥度合いは機械で測れます。

 

 

 

 

 

 

 

名義貸し

近年は、設計者や監理者へも責任が及ぶことが多くなり、
確認申請などの名義貸しは、あまり聞かなくなりました。

ただ、どこの業界においても、資格者の名前を借りたいという
ケースが無くなるわけではありません。

私のところにも、こういう文章を書いて欲しいなどと
依頼してくるケースがあります。

人が言ったことを、そのまま書類に書くようなことは、当然お断りします。
資格がなくても、自分の名前で書けばよいと思います。

 

 

 

 

不思議体験

この週末にお会いした方が、私の顔を見ただけで
先月、今月の私しか知らないことを言い当てました。

お会いしたのは2度目。
先回は約1年前で、当然、私のことなど気に留めておりません。

その他に家の図面を見ただけで
その家に住む夫婦のことも言い当てました。

スピリチュアルな事を信じる方ではありませんが、
この週末は、このことが頭から離れませんでした。

1週間ほど前も、別の人からこんな話を聞きました。
スピリチュアルな能力のある友人が、図面上に家の不具合箇所を記した。

疑いたくなる話ですが、複数の方が見ています。
本当の話なら、一緒に組みたいですね。

 

 

 

 

 

事例1188 「土台水切り裏に雨がまわる」

昨日、3階建ての現場で3時間ほど検査。

マスクを着用して、階段を何度か上り下りしていたら、
酸欠気味になり、事務所に戻ってからも頭が痛かったです。

夏用のマスクでも、動く時は着用しない方が良いですね。

 

■(1)今回の事例______________

「土台水切り裏に雨がまわる」
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◆写真解説

床下に入り、基礎と土台の間から外部側を撮影。
土台水切りの裏側に雨が入っている。
本来、雨が入る箇所ではない。

 

◆内容説明

土台水切りが機能を果たしていない事例が多くあります。
メーカーに事例を突きつけても、不備を認めないため、
証拠を集めている最中。

検査で床下に入っている時、雨が強く降ってきた。
注意して床下から土台水切り裏を観察したところ、
本来、雨が入る箇所ではない裏側が、かなり濡れてきた。

この水が基礎天端へ移動し、室内に入る例が多発している。
基礎パッキンがない現場では、土台が濡れ、腐朽する。

 

◆対策

不具合の出やすい材料を選ばない。

 

 

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■(2)編集後記

新型コロナウイルスの影響で、検査依頼の数は昨年より減っていますが
毎日、予定が埋まります。

自粛が解除され、裁判や話し合いが再開し、
打ち合わせや、反論意見書の作成依頼が増えているためです。

来月に入ると、夏型結露と雨漏り調査依頼が増えてくると思います。

 

SNSとの関わり

最近はフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどへの投稿を
行っておりません。閲覧は移動中等の隙間時間に見るくらいで、
閲覧の目的は主に情報取集です。業界のニュースなどを拾ってます。

理由は、業務などで時間的な余裕がないためですが、
ある本の記述を読んで、今の状態で良いと思いました。

↓↓
被験者(二〇〇〇人以上を対象)になにがしかの報酬を払って
フェイスブックへのアクセスを1カ月間遮断してもらう実験を実施。
結果は、幅広い幸福度・生活満足度に関する項目で、本人が申告する評価
が上昇した。(中略)実験後にフェイスブックを再開した人たちの多くは、
閲覧の頻度が実験前より大幅に下がり、数週間後になってもフェイスブック
で費やす時間は以前の23%減にとどまった。『絶望を希望に変える経済学』

SNSから貴重な情報を拾うこともあります。
また、情報拡散手段としては有効であるため、完全遮断するつもりもありません。
今後も自分のペースで利用していこうと思います。

 

事例1187 「かぶり不足」

先週後半は、スケジュールを詰め込み過ぎて
ブログ更新ができませんでした。

サポートしている裁判が一気に動き
打ち合わせなどに時間を割きました。

 

■(1)今回の事例______________

「かぶり不足」
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◆写真解説

基礎立ち上がり、鉄筋のかぶり不足
(写真内の線が鉄筋。数字が表面から鉄筋までの距離)。
非破壊試験で鉄筋の位置を確認。

 

◆内容説明

布基礎立ち上がり部の鉄筋かぶり。
あばら筋(縦筋)の位置と表面からの距離(かぶり)を
非破壊試験械で計測。

布基礎の土に接する箇所は、施行令の規定で40mm以上、
接しない箇所においても30mm以上のかぶりが必要。
土に接していない上部を計測しているが、
通常、鉄筋は真っすぐ。地中部もかぶりが不足している可能性が高い。

非破壊の誤差を言ってくる業者が多いが、
機械の特性としてプラス側の誤差が出るケースがほとんど。
実際は、測定結果より不足している可能性が高い。

 

◆対策

生コン打設前にかぶりを確認する。

 

 

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■(2)編集後記

ある名古屋の建築業者。
おしゃれできちんとした感じを広告などで出していますが、
社員はだらしのない人が多い。

欠陥検査に私が入った際、支払いがその業者からだったため、
遠回しに検査を甘くして欲しいと言ってきた。

もちろん聞く耳持たずで、全力で指摘を出したら、
それまで下手に出てた態度が急変した。
あとで調べると、数年前に関連会社相手の裁判サポートをしていた。

多くの業者を見てきて、だらしのない業者はトラブルも多く、
同じトラブルを繰り返す。
だらしなさは、数回のやり取りで分かります。

だらしない業者に対しては、お客さんから評判を聞かれれば、
その業者はやめた方がいいと教えます。

 

 

 

 

品質低下

欠陥住宅の書類をまとめて印刷しようとしていたところ
レーザープリンターの調子が急に悪くなりました。

プリンターは故障に備え、昔から2台体制。もう1台で印刷しました。

 

マンションの欠陥検査の下見に行きました。
そこで感じたことは、現場監督の質の低下。

現場監督がしっかりしていれば、紛争にならなかった。
(職人の腕も悪いが、現場監督がダメ出ししない)

現場監督は人手不足。新たにやりたい人もいない。
出来の良い人が残ればよいが、現場で話を聞くと、そうではないようです。

現場監督という仕事もAIに仕事を奪われる職種と言われております。
AIがどのように現場を仕切るのか、興味があります。

 

長持ちの秘訣

鉄骨系のあるメーカーは、木造住宅は30年で建て替えが必要。
また、途中のメンテナンス費もかなりかかるため、トータルで見ると、
購入価格は高くても、当社は得だという説明をしているようです。

「木造住宅は30年で建て替え」

これを聞くと、木造住宅を造っている会社は怒るでしょう。
ただ、嘘でもなく、今までは、大半がそのとおりでしたし、
軽量鉄骨でも同じでした。

今後、全体的に家の寿命は延びていくと予想します。
ただし、メンテンナンスを怠る家は、短寿命のままであり、
2極化していくでしょう。

いくらメンテナンスフリーと言えども、30年も経てば
設備機器などもかなり傷みますし、その他、調子が悪い箇所、
劣化する箇所もできています。

家を長持ちさせたければ、何もしないのではなく、
早めの手入れをしていくことが、重要です。

 

 

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