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事例1083 「野地板の結露」

ようやく年度末のバタバタがひと段落しました。

手つかずだった書類などの処理に追われています。

 

■(1)今回の事例______________

「野地板の腐朽」
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◆写真解説

屋根下地合板の腐朽。屋根断熱の家。
この下にある通気層に出口がなく、湿気がこもり、結露を起こした。

 

◆内容説明

省エネ化が進み、屋根断熱の比率が高くなっている。

屋根断熱にする場合、断熱材の外側に通気層を取るのが一般的。
理由は、断熱材を通過した水蒸気を逃がすため。

通気層の施工は壁でも一般的に施工されるが、
通気の入口、出口を気にしない職人が多い。
通気層のスペースだけあればOKだと思い込んでいる。

通気層内の暖かい空気は下から上へ移動する。水蒸気も同じ。
上面で抜ける箇所が無ければ、水蒸気は溜まる一方で、飽和すると結露を起こす。

今回紹介した例も、通気層の施工はあるが、隅棟部で出口がない。
空気が抜けないため、水蒸気がたまり、野地板が結露した。

 

◆対策

通気層は、空気の出入口を確保する。

 

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■(2)編集後記

今回紹介した例は、最近多い。来週からもう1件、屋根をやり替える現場があります。

工法が変わっていく過程で、不具合は出やすいです。

 

気分転換

年間、車での移動距離は約5万キロ。
プラス、飛行機や新幹線移動も多いです。

普段、移動に飽きているため、移動手段で唯一、気分転換になるのはバイク。
今日のような天気で、裁判など道具が要らない用事の時は、
バイクで移動することもあります。

10代の時、車の免許より先にバイクの中型免許を取得。
当時、大型の免許(400cc以上)は、自動車学校では取れず、試験場の一発試験。
試験はかなり厳しく、1%くらいの合格率だったと思います。
練習場に通い、元白バイ隊員の特訓を受け、何とか3回目で限定解除に合格。
苦労して大型免許を取得したので、未だにバイクに乗り続けています。

帰り道、バイクの気温計は28℃。
普段150KMくらいは休憩なしで走りますが、のどが異常に乾いたため、サービスエリアで休憩。

水分を補給し、帰ろうとしたとき、2台のドゥカティが隣に止まった。
ライダーを見てびっくり、芸人の千原せいじさんでした。

今月は、長野の裁判所へ行く用事もあります。
アップダウンの多い中央道は、パワーに余裕があるバイクが楽。
天気が良ければ、またバイク移動しようと思います。

床下の埃

今日、現場で床下に入る際、大工さんからマスクが大げさだと言われました。

床下に入る時に付けるマスクは「防塵マスク」
見た目は確かに大げさに見えます。

私が防塵マスクを付ける理由は、息苦しくないこと。
普通のマスクでは、動いて息が荒くなると酸欠気味になり、頭が痛くなります。
長いと1時間くらい入っているので、呼吸が楽な防塵マスクは必需品です。

床下は結構、埃だらけ。移動の際に埃がたくさん舞います。
通気がある基礎では、風でも埃が舞います。
埃は主にセメントの粉、木くずなど。特にセメントは吸い込むと体に悪そうです。
スポットライトを当てると、埃が大量に舞っているのが分かります。

小屋裏も結構、埃が多いです。
梁の上に溜まった埃が、歩くことで舞います。

 

メンテナンス費用

躯体が腐朽しているにも関わらず、費用がなく、修理できない事例があります。
保証期間は切れていて、施工者からは、劣化を放置したのが原因と言われてしまう。

家を売ろうにも、重大な瑕疵があれば、家の査定はゼロどころか、
解体費用まで請求される恐れがある。

 

将来のメンテナンス費用で大きなものは、外装の改修。

昔に比べ、屋根も外壁も長寿命化していますが、
施工不備などによって、案外早くダメになる例も多いです。

特に注意しなければならないのが、保証が切れたあと。
お金がないからと、メンテを先送りにすれば、家の腐朽が早まります。

分譲マンションの修繕積立金も、築年数が古くなればなるほど
値上がりして行くように、修繕にかかる費用は増え続けます。
また、天災が起きる確率も高まっています。

家を買うときに、家の予算を下げて、修繕費用を残しておくか
強制的に毎月、積み立てることをお勧めします。

 

 

 

事例1082 「ビス間隔が遠い」

昔、勤めていたハウスメーカーでは、集合住宅の部署に居ました。
どうしても移動が多い3月に完成が集中するため、
昔から3月は忙しいイメージしかありません。

検査の仕事も、1年で3月が一番忙しいため、
4月になると少しホッとします。

 

■(1)今回の事例______________

「ビス間隔が遠い」
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◆写真解説

耐力壁石膏ボードのビス間隔。規定100mmのところ150mmで施工。
耐力不足。緑のテープはビスの位置(磁石で確認)

 

◆内容説明

ビスが少なければ、その分耐力が落ちる。
石膏ボードで耐力を取るのは、主に2×4住宅。

窓などの開口がない壁は、耐力壁としているケースが多い。

石膏ボードは、合板などに比べると、耐力は小さいが、
数が多いため、ビスの不備があると、かなりの耐力減となる。

在来工法になれた大工さんが施工すると間違いが起きやすい。

 

最近、裁判で和解案が出た事件は、このビス間隔不備を認めてもらいました。

その一方で、同じ裁判所で審議している別の事件では、
認められない雰囲気になっています。
もちろん、裁判官、専門委員は同じでありません。

同じ内容の瑕疵でも、判断が真逆になることも珍しくありません。
事前の予想が難しいのは、こういった理由があります。

 

◆対策

クロスを貼る前にチェックする。

 

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■(2)編集後記

ドローンについて、少し調べてみました。

住宅の調査で使おうとすると、墜落のリスクを考え、小型が良い。
小型の一番のデメリットは、飛行時間がかなり短い。
電池が軽い分、仕方がないです。

飛行時間が飛躍的に長くなれば、実用化が進むと見ています。

電池以外にも、今時点でいろいろ問題がありますが、
将来的には解消されていくと思います。

 

下手くそな出来栄え

完成検査で伺った現場。大工さんの仕事に呆れました。
各所、素人の仕事かと思える出来栄え。
これから引き渡しまで、かなりやり替えないと、まともにはなりません。

職人不足で、需要があるため、下手でも使ってくれますが、
建て主はたまったもんではありません。

多少の腕の差は仕方がないとしても、今回見た仕事は、
お金をもらえるレベルの腕ではなかったです。

こういう例は、稀ではありません。
年に数件、見かけます。

 

怪しいチラシ

3月末は毎年、忙しいです。
今週は予定がぎっしり。あと数日、過密スケジュールをこなさないといけません。

自宅に「排水管高圧洗浄」のチラシが入っていた。
通常30,000円~50,000円が、キャンペーンで3,000円と書かれています。

チラシをよく見ると、小さく「1箇所3,000円」、さらに
4Mを超えると割り増しとあります。

つまり3,000円ではおさまらない。
排水管を隅々まで全て行えば、通常の3~5万円になるでしょう。

過去にこの手の清掃を入れて、作業完了後、漏水チェックと理由を付けて業者が床下を点検。
基礎が危ないと煽られた方も見えます。

怪しいチラシの業者には頼まない方が良いです。

明日は、リフォーム詐欺にあっているかもしれないという現場を見てきます。
詐欺が事実であれば、早めに手を打たないといけません。

 

事例1081 「かぶり不足」

昨日、今日は近くの現場ばかり。

明日からやや遠く(150KM~200)の出張が続きます。
暖かくなってきたので、車のタイヤもスタッドレスから普通タイヤに換えました。

 

■(1)今回の事例______________

「かぶり不足」
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◆写真解説

下の地盤が雨で緩み、サイコロが沈下、かぶりが無くなっている。
コンクリートを流し込まれると分からなくなる。

 

◆内容説明

基礎下の地盤はしっかり転圧しているはずですが、
雨が降っただけでぬかるんでしまう現場が多い。

写真は地盤が緩く、人が乗っただけで、サイコロが沈み、
かぶりがほぼゼロになっている状態。

コンクリートが鉄筋まわりに十分まわらず、
耐力不足、早期の劣化などが懸念される。

スラブ下のかぶりは、建築基準法施行令第79条の規定を守り6CM以上確保する。

 

◆対策

コンクリート打設前にチェックする。

 

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■(2)編集後記

今回の例、現場担当者が基礎配筋検査日を間違えて認識していた。
そのため、急遽現場へ行き検査を行った。

タイミングが悪ければ、そのままコンクリートを打たれていた事例。

ほぼかぶりゼロは、裁判所も建て替えを命じる可能性が高い瑕疵。
検査出来て良かったです。

コンクリートを打った後でも、かぶりは非破壊で確認出来ます。
ただし費用は高額になるため、前もって見ておくことが良いです。

この状態で瑕疵保険の検査は合格していた。
第三者検査を頼まなければ、重大な瑕疵が隠されるところでした。

ドローン活用

特急列車で移動中です。
検査機材をたくさん持って、欠陥修理後の是正確認に伺います。

6月にテクノロジーNEXTというイベントに登壇し、
テラドローン、徳重社長とクロストークを行います。
私が担当する内容は、最新のテクノロジーを検査や点検へどう活用するか。
※このイベントの詳細は分かり次第ご案内します。
入場料もかなり高額で、内容も個人向けではありません。

顔合わせのため、徳重社長にお会いしました。
(電動バイク、テラモータースも経営されています)
https://www.terra-drone.net/

ドローンの活用は、出来たらいいなと考えていましたが、
お話を伺い、実用化が予想以上に進んでことに驚きました。

特に外部を3D撮影し、屋根や外壁の面積が出せることには驚きました。
正確な面積が出せれば、計測、計算作業の軽減、その他、面積をごまかす事が出来なくなり
悪徳リフォーム業者の追放にもつながります。

今後、メンテナンスや検査などで急速に活用されると思います。
弊社がドローンを持つのも、早いと思います。
徳重社長には、実現して欲しい内容を伝えました。

 

 

住宅以外の検査

昨日は昼間の現場を終えたあと、夕方から2時間の相談、
そこからさらに21時からの打ち合わせをこなしました。

今日、明日は続けて出張。
朝早く出社し、出かけるまで書類を片付けました。

たまに住宅以外の検査依頼を受けます。
現在、新築検査を行っているクリニックの新築工事。
ベテランの頼りになる現場監督さんが常駐するという、
戸建てのお客さんからしてみれば、うらやましい現場。

ただ、検査に行くと、いろいろ施工忘れを指摘します。

見ていると現場監督は常に忙しいそう。
広い現場で、一人で品質チェックをするには無理かもしれません。
この監督でなければ、もっと滅茶苦茶な現場になっていると思います。

他にアパートなどの検査依頼も頂いております。

 

 

 

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