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検査員の覚悟

今日の現場予定は、先週末の時点で1件。
それが、昨日1件追加で入り、今朝になってさらに1件入った。
結局、朝から夕方まで現場へ出っぱなし。

こういうことは日常茶飯事。
予定していたことができなくなるのと、移動などで非常に忙しくなります。

明日は、朝早い時間の新幹線に乗るため、仕事を早めに切り上げました。

 

瑕疵保険と外注の社内検査が合格したあとに構造検査を行った。
普通、金物類の指摘が追加で出ることは少ないが、今回は、かなりの数の指摘を出した。

なぜ、検査員は見落としたのか考えてみた。
見落とした数から想像すると、図面と現場の照合を省いたと思われる。
たまに見かけるタイプに、構造材の一部を見てOKとする検査員がいる。
そのタイプでしょう。

なぜ手を抜くのか?

大工、監督が怖い。(指示をするのが怖い)
仕事がしんどい。
外注で費用が安く、手を抜かないと合わないと思っている。

理由はいろいろあると思います。

問題は手を抜いても、それがまかり通ってしまう現状がある。
指摘をしない人とする人、どっちが現場で好まれるか。
指摘が出るのを嫌う職人、監督が多く、手を抜いた検査をしても
現場では文句を言われることはないでしょう。
指摘をしてストレスを感じるくらいなら、黙っておこうと思うかもしれない。

嫌われる覚悟がないと検査はできません。

 

 

 

 

 

品質と現場監督

現場の品質と現場監督の技量、忙しさに関係性はあるか?

規格化された家ではその影響は少ない。
どちらかというと職人の技量、忙しさに関係がある。

現場監督があまり現場へ行かなくても、うまくいっている会社もある。
仕事の手順や納まりをマニュアル等で徹底させ、
職人に品質をチェックさせるシステムがある。

システム化がされていても、職人が手を抜けば意味がない。
職人は選べないため、予防策として、工事中の検査を依頼してくる方も多い。

AI(人工知能)がいろいろな産業で期待されています。
将来的に現場監督が要らなくなるかもしれません。
また、現場検査もロボットが実施するようになるかもしれません。

 

事例1033 「床下点検口移設による断熱材の不備」

ホームページに載せている欠陥写真を消せと、業者が言ってくるケースがある。
見ての通り、写真で会社などは特定できません。

人の目を気にしすぎるのも、余計なストレスかと思います。

「自分が思うほど、人はあなたのことを気にしていない」
私は常にそう思っております。

 

■(1)今回の事例______________

「床下点検口移設による断熱材の不備」
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◆写真解説

床下点検口の位置を変更。
元の開口部に断熱材の施工がない。塞いだ床は木で支えている。

 

◆内容説明

床下点検口の位置を工事中に変更。
一旦開けた開口をふさぎ、フローリングを仕上げた。

床下を確認すると、断熱材は未施工で、断熱欠損となっている。

床は支えの棒を入れているが、
床なりなどが起きなければ、特に是正を強要するものではない。
防蟻処理くらいはしておいたほうが良い。

 

◆対策

使い勝手などを考慮し、あらかじめ位置を確定しておく。

 

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■(2)編集後記

このところ、営業とのトラブルの話がいくつか舞い込んで来ます。

住宅、不動産は、1件あたりの金額が大きい。
また、ノルマが厳しい。契約金額に対し、歩合が付くケースが多く、
契約に対し必死になります。

契約までに、嘘をつかれたり、調子がいいこと言うのは普通だと
思っておいたほうが良いです。

・次の買い手が待っている。
・今週中に契約しないと値段が上がる。などよくあるセリフです。

アジア建築事情

出張前後、いろいろ予定を詰めすぎて、慌ただしかったです。
今日は北陸。帰ってからは今日締め切りの書類を終わらせます。

最近は、日本に不動産を持つ、外国人からの検査依頼が増えています。
また、アジアの建物品質に関するコンサル業務を請け負っています。
アジアの品質レベルは国によりさまざま。
昨年行ったフィリピンは、躯体が目で見てわかるくらい斜めでした。
仕上げで調整するようです。

今回は中国。
建設ラッシュは、予想をはるかに超えていました。
あちらこちらで、建物を建てています。
人材不足なのか、現場監督募集の広告も街中で目につきます。
これだけ忙しいと、やはり品質が不安です。

現在、テロの懸念で中断している話もあります。
今後も機会があれば、現地へ伺い、
こちらも勉強させていただこうと思います。

 

 

 

 

 

 

20日までの予定

今日から火曜日まで、連絡が取りにくくなります。
3500KM先へ今から出発します。

明日は、電話を頂いても折り返し連絡することができません。
メールは対応できると思います。
明後日は夕方に帰国予定です。

今はネットで簡単にチケット、ホテルが取れるので、気分的に国内出張と変わりません。
緊張感がない分、トラブルには気を付けたいと思います。

音漏れ調査

今日の午前中は音漏れの調査でした。

今年は、音漏れの依頼が多い。
今月発売の日経ホームビルダー7月号でも音に関する記事を書いたところです。
(事情があり、8月号へ記事が移行されたようです)

主な対策としては、隙間をつくらない。
少しの隙間が、防音性を大幅に低減します。

信州から、名古屋の現場に向かっています。

 

 

ジャンカ是正

べた基礎立ち上がり下。
コンクリートの打ち継ぎ部分はジャンカが出やすい。
型枠の隙間からセメントペーストが漏れるためです。

基礎完成検査時に、ジャンカを指摘すると予告します。
そうすると、検査までに自主検査をして、是正してくれます。

前もって指摘事項を告げると、施工者側のチェック意識が高まります。

明日は朝早くから信州へ向けて出発。
早めに寝ます。

事例1032 「釘穴からの雨漏り」

沖縄のほうは雨続きのようですが、
東海地方は、いい天気が続いております。

今週末から南のほうへ行く予定があります。
天気予報を見ると、滞在中は全て雨。

傘などの荷物が増えそうです。

 

■(1)今回の事例______________

「釘穴からの雨漏り」
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◆写真解説

サイディングをめくり、裏側をサーモグラフィーカメラで撮影した画像。
釘穴から水が入っている。金具留めでも釘打ち箇所はある。
下地防水が重要。

 

◆内容説明

「まさか、そんなところから」と思う個所が、雨漏りの原因になっていることがある。

サイディングが熱膨張などを繰り返すと、釘が浮いてくることがある。
隙間ができると、釘穴から内部へ雨が入る。

小さな穴の場合、小雨程度では入らないため、
雨漏り調査の水かけ試験で、雨漏りを再現できないケースも多い。

外壁のほとんどは、2重防水になっていて、
仕上げ材自体で、雨を100%防ぐ設計ではない。

材の裏側に水が入ると、窓部から漏水しやすい。
窓まわりなど開口部の処理を念入りに行いたい。

 

◆対策

窓まわりの防水テープなどの施工を確実に行う。

 

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■(2)編集後記

ロンドンの高層住宅火災。
外壁に施工された断熱材が火災拡大の原因だという説があります。

欧州は寒い国が多く、国によっては、ウレタン系の断熱材のシェアが高い。
燃えやすい材料だったのか、気になります。

日本でも鉄筋コンクリートの外壁に断熱パネルを張る例はあります。
また、住宅では外張り断熱工法があります。
日本で使用されるウレタン系などの断熱材は、燃えにくい加工がされています。

 

 

 

事例1031 「フローリング ボンド未施工」

現在、基礎の着工が多くなっているようです。
今後、躯体の組み立てが忙しくなり、大工不足が懸念されます。

今年も新築の着工は、比較的多い見通しです。

 

■(1)今回の事例______________

「フローリング ボンド未施工」
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◆写真解説

家全体で床なりが発生。
フローリングをめくって見ると、必要である接着剤が全く付いていなかった。

 

◆内容説明

フローリング材のクレームは頻繁に起きている。
そのため、新築検査でタイミングが合えば、細かな個所を確認している。

施工不備を指摘すると、ほとんどの大工は反発する。
自分が良いと思って施工している方法にケチをつけられるからでしょう。
「あとから不備が出たら、全て責任を取れ」と言うと、黙って従うことが多い。

建材メーカーはクレームに備え、接着剤や釘の施工を強化してきた。
ただ、その情報が施工者側に伝わっていないことが、不備が多発する原因です。

フローリングの不備については、来月発売の日経ホームビルダー8月号で
詳しく紹介します。

 

◆対策

施工中、釘の長さ、施工位置、
ボンドの種類、ボンドの施工箇所を確認する。

 

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■(2)編集後記

瑕疵の責任を下請けに擦り付ける例が多い。
不具合を理由に、支払いを止めると、下請けへの支払いも止まる。
下請けに支払いをしなければ、元請けの損害はないか、減る。

中には、直接代金を請求してきたり、資材を勝手に引き上げる下請け業者もいる。

代金決済の前にもめた場合は、注意が必要です。

 

気密確保は必要か

昨日の夕方、事務所に戻ってから激しい腹痛に襲われ、仕事が全く手つかず。
早出して、仕事しています。
今からは相手業者とその代理人である弁護士との現場立ち合い。
どんな進展になるか予想できません。

この数年、建物の省エネ化から、気密に興味を示す方が増えています。

ハウスメーカーの担当者からは、気密を高めすぎると息が詰まりますと言われるなど
本当はどっちが良いか迷われる方も多いと思います。

東京大学 准教授 前真之先生の著著「エコハウスのうそ」によると
「気密は快適・省エネ暖房の要。気密なしでは機械換気も効果が半減する」
とあります。

全くその通りです。
暖房か効かない、結露がひどい原因のほとんどが気密不足。
(漏気の影響、24H換気が機能しないなど)

今後の家とトレンドとして、省エネ化とともに気密化もしていくでしょう。
時代遅れの家にならないために、気密のことも考えた家造りをしましょう。

 

 

 

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